昭和時代の未整理の
北アルプスの写真・ネガの中で
かなり珍しいと思われる
裏銀座コースに
手を付けることにしました。
日付の記載がなかったのですが
他のシリーズと同じころのものとして
昭和30年代とさせていただきます。
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枚数が多く大変そうなので
後回しにしていましたが
つないでできるパノラマ写真が多く
雪形がパズルを解くカギになりました。
私自身は登ったことがなく
燕岳などから遠くに眺めたことのある
あこがれの山塊です。
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線路を歩く登山者で始まります。
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<ウィキペディアより>
東信電気株式会社(東京電力の前身の一つ)によって
ダム建設の専用鉄道として開発された。
東信電気鉄道は
信濃大町駅から笹平まで12kmが電気鉄道。
笹平から七倉までは貨車を馬にひかせる馬力
七倉からコジ沢までは牛にひかせる牛力
という・のどかな運用で
市街地では住民を、奥地では登山者を
便乗させていた。
運航ダイヤなしで、
単線上で列車同士が鉢合わせすることもあったという。
1969年(昭和44年)の台風による水害で
軌道が流出し、廃線となった。
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その後は川に沿って
レールがないだけの線路のような道を
歩いていきます。
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尾根まではずいぶん上るようです。
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北アルプス3大急登の
ブナ立尾根です。
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途中の写真は1枚しかなくて
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展望は開けなかったのかもしれません。
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ということで
烏帽子小屋に到着です。
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つづく
『黒部の山賊』に昭和34年に水害で森林鉄道は不通になり、昭和35年のシーズン終わりに復旧したと記述がございます。このことからおそらく昭和35年夏シーズンの写真だと思われます。
昭和30年代の登山ブームの頃に
少しだけ、鉄道🚃の写真がありました
お目に留まって幸いです