東日本大震災の後
計画停電の混乱と
放射能の風評で
日本全体が自粛ムードだったので
思い切って
日本百名山を2座登ってきたのは
昨年5月でした。
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季節の訪れは例年より遅く
丹沢山には
まだ山桜が咲いていました。
標高1673m
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横浜市内で前泊し
レンタカーで向かいます。
都心の運転は久しぶりで
車が多いので緊張しました。
カーナビはついていたのですが
いつもより
案内が遅いような気がして
曲がるタイミングに苦労しました。
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登山口のある秦野戸川公園
を出発したのは
7:30
*
大倉尾根は
高低差1000m以上
塔の岳まで
登りで3時間を越えるので
早めの出発ですが
登山客は多く
人気のある山という印象を受けました。
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深田久弥さんの
日本百名山より
*
丹沢という名前が世間一般に強く印象されたのは
関東大震災だろう。その震源地として急に有名になった。
しかし登山者が押しかけるようになったのは
小田急線の開通と搭ノ岳に山小屋ができてからであろう。
(中略)
大正時代の登山者も多くは案内人を伴ったようである。
それほど未知の山であった。
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今は
登山道も整備され、広い道に
木と石でできた階段が
延々と続きます。
道の脇は植林されたような
みごとな林です。
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途中には、茶屋といわれる
有人の休憩所があり
初心者にも優しい山です。
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ただ
ひたすらに登るので
体力は必要でしょう。
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登り始めて1時間で左手に
富士山が見えました。

この後所々で、所々で
富士山を見ながら休息しました。
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2時間後、振り返って
ふもとの街並み

里山なら街並みが見えるのは
ふつうですが、
日本百名山ではどうなんでしょう?
まだ百名山の入門者です。
*
そしてまた
富士山

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2時間半後
登ってきた道を振り返り
まだ街並みが見えます。

廻りには
山桜が満開でした。

花の写真を撮る人も
花の色に合わせたような
ピンク色

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そして
何か動くものが見えたので

鹿さんでした。
あわてて逃げるでもなく
悠然とわが道をゆく
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3時間後
塔ノ岳山頂に到着しました。
立派な山小屋と
人の多さにびっくりです。
左手には富士山

手前の
凹凸のある森のような山々を見れば
つい最近まで
未知の山塊だったのは
納得します。
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ほとんどの人はここで
お別れのようで
この先は
あんまり人とすれ違わなくなりました。
*
小さなアップダウンを繰返し
1時間ほどで
丹沢山山頂に着きました。

展望は
丹沢山系最高峰の蛭ケ岳まで
進めばもっとすばらしいのでしょうが
日帰りのため
ここでUターンします。
*
スケールの大きな里山というのが
素直な感想です。
広大な森は
南関東の身近な自然として
大勢の人が訪れるのが
わかりました。
本日の歩数:33,443歩
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翌日は
天城山へ
end