2日目の行程は種池山荘から
鹿島槍ヶ岳山頂に登り、冷池山荘に戻ります。
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1日目の最後に見た赤爺ヶ岳のご利益か?
朝から晴天に恵まれました。
前日にすべて準備をしておいたので
5時からの朝食の後すぐ
5:20に出発しました。
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③から地図の番号通りに進みます。
種池山荘を振り返ると、その奥に
剣岳・立山がくっきりと見え
前方には、鹿島槍ヶ岳に朝陽が射して
冷池山荘の赤い屋根が大きく
テント場のテントも見えました。
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ハイマツの中の石がゴロゴロした道が
少し急になった頃
種池山荘から標準タイム1時間を
50分で、爺ヶ岳南峰に着きました。
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深田久弥さんの
日本百名山より
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魅力は何と言っても両槍とその間の吊尾根の美しさだが、
殊にこの山を真横から見るより、斜めか、或いは縦に眺めた方が、いくらか
冗漫に思われる左右の稜線が縮まって、一層引緊まった美しさになる。
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360度の展望があり
遠くには、槍や穂高も見えましたが
この日は歩行距離が長いので
写真に記録し、先に進みます。
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南峰を下ると鞍部の砂礫地に
丁度見ごろの
コマクサが咲いていました。
花は数も種類も多かったので
最後にまとめて記事にします。
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30分で、爺ヶ岳中央峰に登り返すと
種池山荘で布団が隣になった2人が
くつろいでいました。
今回は爺ヶ岳までの予定で
あまりにいい天気なので
残念がっていました。
真ん中が、爺ヶ岳南峰で
その左奥に、針の木岳、
柱の右に、立山が写っています。
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一夜の友に別れを告げて
北峰に下ります。
北峰は巻道があるだけで
山頂に行く道はありません。
更に下ると、
赤岩尾根への分岐があります。
下から雲が上がり始めたようです。
気持ちが焦り始めました。
少し上り返すと
冷池山荘に着きます。
種池山荘から標準タイム1:45のところ
2時間かかりました。
(標準タイムでは中央峰はバイパスです)
爺ヶ岳の最高峰は中央峰なんですけど。
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冷池山荘で、受付をし
泊りの荷物をデポして
鹿島槍ヶ岳南峰を目指します。
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すぐ上のテント場を通過すると
お花畑が広がるものの、
すぐに
手前の布引岳が視界いっぱいとなり
荷物が軽くなったとはいえ
厳しい上り坂に心が沈みます。
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一歩一歩足を前に出せば
いつかはたどり着くもので
後ろの爺ヶ岳の3つのピークが
横一線になると
布引岳に着きます。
冷池山荘から1:10かかりましたので
標準タイムでは鹿島槍南峰まで
残り1:10です。
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小休止をして、足取りも重く
鹿島槍南峰に向います。
最後の坂は、布引岳と同じくらい
ありそうです。
上空は、飛行機の空路になっているようで
時々、飛行機雲が北向きの白い線を書きます。
足元は石がゴロゴロです。
それでも頑張って
布引岳から1時間で
標高2889mの
鹿島槍南峰に到着です。
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剣・立山方向
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つづく