山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

角田山の花4・8月<まとめ>

2020-01-23 | 〇角田山の春+花のまとめ

山に行こうと思い立って、

初めて出かけたのが角田山(標高481.7m)で、

新潟市の街並みが程よい距離感で

見下ろせたので感動しました。

4月

新潟平野 

登山ルートが幾つもあって

すべてのルートを歩きたくなり

しばらく通うことになりました。

角田浜の灯台 椿 

春のカタクリの群生は見事です。

赤紫:カタクリ 

青緑:イヌノフグリ カキドオシ 

スミレ ナガハシスミレ アブラチャン 

黄色:キバナアマナ ネコノメソウ ミヤマキケマン 

白色:白花カタクリ キクザキイチゲ シャガ 

ツボスミレ トキワイカリソウ ハコベ 

ヒトリシズカ 

ミズバショウ ミチノクエンゴサク 雪割草(オオミスミソウ)

夏のキツネノカミソリの群生も有名らしく

暑いのに、海辺の山に登ってきました。

8月

キツネノカミソリ 

オオバクサフジ ツリガネニンジン ヒオドシチョウ 

山頂は広場のように平坦で

いつもたくさんの人がお弁当を広げ

それぞれに楽しんでいました。

end


角田山の春2014☆絵の具色のカタクリ

2014-04-07 | 〇角田山の春+花のまとめ
角田山のカタクリは
階段の段差でさえ咲き競い

大群落は
日当たりの違いなどにより
それぞれの場所で時間差で
登山客を魅了しています。


宿題のカタクリを探して
紫色のじゅうたんを見回していると
ありました。
遠くて見逃してしまいそうですが
登山道から5m以上離れたところに
2輪。
花用のカメラで
望遠でも小さくて
とても見れる写真にはならない
と思ったのですが
このカメラの望遠マクロは
時々恐るべき性能を発揮してくれます。
こちら向きの1輪

少し紫色がついています。
真っ白ではありませんでした。
後ろ向きの1輪

残念ながら後ろ向きですが
花は白く
茎は薄緑
葉は緑
絵の具で描いたような
カタクリでした。
この日は
何本のカタクリを見たのでしょうか
どこかで
1万本に1本だと聞きましたから
2万本以上見たかもしれません。
結局
この2本だけが
去年の宿題の答えでした。
帰り道の灯台コースからは
海が広がります。


この海岸の岩は
子供のころ夏休みに家族で遊んだ
遠い記憶が残っています。
宿題が終わり
この日はとても暑かったので
ご褒美をいただきました。
ジェラッテリア・レガーロ

岩室温泉の近く
田んぼの真ん中にある
アイスクリーム屋さんです。
たくさんの車が止まっていて
人気のお店のようです。
自販機で
カップのダブル
350円を購入し
ジェラートのディスプレーで
前の人たちの頼む品物を聞きながら
選択しました。
イチゴミルフィーユと
森の木の実の・・・・・・

ミルクが1番人気と
書いてありましたが
思い切って外してみました。
道路わきのテラス席で
いただきます。
正面に角田山を望む
最高の席でした。

イチゴミルフィーユは
甘く滑らかで
牛乳の風味が残っています。
森の木の実の・・・は
ナッツのインパクトのある
好きな味でした。
のんびり食べている間も
車が次々入ってきます。
女性と子供のお客さんが
ほとんどでした。
end

角田山の春2014☆灯台コース再発見

2014-04-05 | 〇角田山の春+花のまとめ
昨年の春は
宮前コースを入れて
角田山の8コースをすべて歩き
知る人ぞ知る花の名山を
堪能しました。
その中で
心残りとなった
昨年の宿題を終えるために
今年も
再び出かけることにしました。
昨年と週単位の違いしかないのに
花のようすがまったく違うことに
驚きながら
ショートカットで
気に入った場所を巡ってみました。
出発は
日本海の海水をなめる様な
灯台コースを選択します。

まずは灯台から
佐渡に一番近い角田浜で
青い海の向こうに白いドンデン山が見えれば
それだけでも
来た甲斐があったというものです。

急な階段を登ると小さな展望台。
お約束の角田浜です。

残念ながら
この日も
海や空の色がいまひとつでした。
この先の稜線はうねっています。

ピークを超えるたびに
違う風景が飛び込んできます。

左に黒い大きな岩が二つ見えます。
行ったことはないけど
テレビで見た
光岳の白い岩を連想します。

その下には沢が見えます。

もうじき
山全体が生き返りますが
今は
若草が緑色に染める沢が
オアシスのようです。
登山道の正面には
これから向かう登山道の核心部に
小さく人影が見えました。

高低差はさほどではありませんが
岩が露出して歩きにくく
角田山では特別な場所です。
渡り廊下のような尾根道の全貌

正面から見ると
上り勾配が小さく感じるので
足元の石に注意して
ゆっくりと進み
まわりの景色を
堪能することができます。
特に渡り廊下の中間の少し高いところが
お勧めです。
360度見渡すと
海あり山あり谷ありの
変化に富んだ自然に魅了されます。
この後
岩盤の坂道を登れば
登山道は林に囲まれ
春はお花畑の角田山です。

宿題は終わった
と言っていいかどうか?
もやもやしていますが
つづく

角田山の春 北国街道とごりんの滝

2013-04-27 | 〇角田山の春+花のまとめ
春が行ってしまう前に
急ぎで
角田山の4コースをまわるため
自転車を積んで出かけました。
車では
ゆっくり立ち止まれないから
自転車での移動は
いつもと違う新鮮さがありました。

湯の越コースの登山口付近にて
ニリンソウ

残念ながら
流れが緩やかで
水が流れる感じが出ませんでした。
ツボスミレ

スミレ科の多年草
アジア東部に広い分布を持ち
日本各地の山野や人家付近の
やや湿ったところに普通に生える
柱頭の形が
僧侶の如意に似ているところから
ニョイスミレの別名もある
カキドオシ
 
シソ科の多年草
日本から中国、シベリア東部に分布し
道路脇に普通に見られる
茎が垣根越しに長く伸びることから
この名前がついた
時計回りに
五りん石コースを目指します。
おけさ柿と角田山

ふもとには
果樹園が広がっています。
横に広がって
梨や桃のようですが
幹が太く
おけさ柿の木だと思います。
柿の木の足元に
イヌノフグリの大群落

桜と角田山

ちょうど里の春を彩る桜が
満開でした。
春の農作業が始まっていました。
林の向こうに見上げる角田山

見る角度が変わると
山容が違います。
お地蔵様と角田山

日本アルプスなどの
有名な山と違い
人々と一緒に暮らす生活密着型の山です。
庚申塔や北国街道を示す標柱があり
歴史のある街道には
ひとびとの変わりない営みが
ありました。
あるお宅の庭にミツマタを見つけ
香りを確かめたい誘惑に負けず
鮮やかな黄色い花を
見るだけにしました。
ごりんの滝

そんなに高さはないのですが
雪解け水が田んぼを潤し
水の流れが
涼しさと癒しをもたらします。
角田山の春の便りは
このくらいにしておきます。
花いっぱいの春を満喫しました。
end

角田山の春 南と北の4コース

2013-04-25 | 〇角田山の春+花のまとめ
角田山の
南斜面の3コースに共通しているのは
南斜面のため季節が早い
はっきりと見える展望がない
ということです。
今回は
春も遅い時期だったので
花の数や種類が少なくて
十分に
魅力を伝えることができません。
コースの概要だけご紹介します。

ただ
前回のカタクリの大群落の写真は
この3コースで撮ったことを
付け加えておきます。
五ケ峠コース
浦浜コースのすぐ隣のコースなので
登山道の傾斜や雰囲気が
似ています。

登山口の駐車場に至る林道のような道が
春は一方通行となり
福井ほたるの里からしか
行くことができません。
しかし
登山口が比較的高いところにあるため
距離は3km以上と長いですが
行程は楽に感じるでしょう。
<坂の途中の東屋>

マリモのような苔

落ち葉が残る道

福井ほたるの里コース
ほたるの里に大きな駐車場があり
登山口のすぐ横にも
駐車スペースがあります。

少し上にはお寺があり

泥を落とす水も使えるようでした。
距離が3km以上と長く
五りん石コースと合流してからの急坂は
そこまでがゆったりのため
グッツリきます。

登山道から
ゴルフ場や多宝山など
所々で林越しに見ることができたり

背の高いアカマツの林があったり
林には趣があります。

五りん石コース
距離が稲島コースに次いで短く
2.1kmで急坂が続き
最短時間で登頂できます。
展望が少ないので
花の季節がよいでしょう。
登山口は
土日運行のバス停のところに
標識がありますが
駐車場となるスペースの表示は
ありません。

ここから山頂まで1時間です。
五りん石や五りんの滝を見ながら

15分で
林道に面した駐車場に着きます。
そこから
45分ひたすら登ると
角田山山頂です。

稲島コースも階段が続く急登ですが
こちらはそこまで整備されてはいません。
途中で
福井ほたるの里コースに合流します。
この山は全体に
分岐点に判りやすい表示板がありますので
ほぼ道に迷うことはないでしょう。

北斜面の
越の湯コース
角田山北側にあるコースですから
季節が少し遅れています。
4月中旬にたっぷりの花を
楽しむことができました。

登山口は
周遊バスのバス停から
林道をかなり登るのですが
車を止められるスペースが少なく
林道のすれ違いが心配ですから
春の土日は
バス停近くの
駐車スペースに止めたほうが
よろしいと思います。

登山口まで歩いて20分くらいです。
距離は2.6kmと普通ですが
急な階段が何ヶ所もあります。
1段の幅が
靴の長さとあまり変わらないところもあり
下りでは階段を落ちるという感覚です。

所々で展望が開け

灯台コースに次ぎ
見晴らしがよいコースです。
新潟市や日本海がパノラマになります。

登山口から1時間くらいで山頂です。
春が行ってしまうので
駆け足のリポートになりました。
次の花の季節にまた散策したいと思います。
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北国街道
または
4コースの花
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角田山の春 紫の大群落

2013-04-21 | 〇角田山の春+花のまとめ
角田山の
この春一番の
紫の大群落をご覧ください。
といっても
自分で見た中で一番ということで

もう少し寄ってみます
紫のじゅうたんに見えますか
まだ寄ってみます

花の1本の顔がよく見えるまで
寄ってみました

気に入っていただけましたか
写真を撮った後
すれ違いの登山者が
此処
ココ
ここでしょ
カタクリの大群落
と大きな声ではしゃいでいました。
今年は
角田山の春を十分堪能しました。
時間や日にちが変われば
もっときれいに撮れるかも知れません。
それはまた次の機会に
とって置きましょう。
<4年後>
同じ場所で
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角田山残り4コース
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角田山の春 浦浜コース 花と蝶

2013-04-20 | 〇角田山の春+花のまとめ
角田山は
田中澄江さんの
著書に掲載されている
新花の百名山です。
新潟県からは
8つの山や地域が入り
中越地区で身近な山では
角田山の他に
守門岳・浅草岳があります。
花の百名山は
ヤマケイの発行したものなど
いくつかの版があるようです。
春の角田山といえば
雪割草とカタクリが
一番数が多い花です。
登山道の両脇から山全体に咲いています。
花の咲く場所は
時間とともに山頂を目指しますが、
雪割草を追いかけて
カタクリが山を登ります。

雪割草は他でたくさん撮ったので
今回は見るだけにしました。
*
結局今年は
純白のカタクリを
見つけられませんでした。
少し
ピンクがかったカタクリですが
白っぽいので我慢します。

次に多いのがスミレでしょう。
宮前コースより
南斜面で暖かいせいか
かなり数が多いようです。
この日は2種類が見られました。
一般的なスミレ
タチツボスミレというのだと思います。

* 
ナガハシスミレ

弥彦山では見たことのない
一人静(ヒトリシズカ)
センリョウ科の多年草
日本の他に東アジアの温帯に広く分布する
山地の林下に自生


タテハチョウ
鮮やかなオレンジ色に黒い紋があります。
素早く飛ぶので
なかなかカメラに収めることができません。
成虫で越冬するので、
早春から顔を見せてくれるそうです。
こんな雪国の冬を越すとは
見かけによらず
タフな生き物です。

この日は
久しぶりに観音堂まで
足を伸ばしました。

越後平野の先には
飯豊連峰が白く大きく見えます。
 
この右のすぐ横で
大きな木が
折れて倒れていました。
雪国の木が
大きく育つのは大変です。
このコースでは
他にも
たくさんの種類の花を見ました。
画像を小さくしましたので
最後までご覧いただけば
うれしい限りです。
 *
イヌノフグリ

*
ミヤマキケマン

ネコノメソウ

ハコベ

キバナアマナ

キクザキイチゲ

アブラチャン

この地方でも
そんなに
めずらしい花ではありませんが
早春に一度に
たくさんの数と種類の花が見られる
特別な山かもしれません。
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南斜面の3つのコース
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角田山の春 浦浜コース

2013-04-18 | 〇角田山の春+花のまとめ
さて角田山
今回の浦浜コース。

角田山南西の斜面ですから
北西の宮前コースより
季節が少し先に進んでいます。
他のコースより
早めに行くことにした訳といえば
やはり山野草が楽しみでした。
しかしその前に
まずは登山道の雰囲気を
お伝えいたします。
駐車場の奥から
登山道が始まります。

この山の公認コースは
登山口の駐車場のある場所が
わかりにくいコースもありますが
登山口に立てば
どこも標柱があり、この先
道に迷うことはまずありません。

5分後
 
緩やかな階段を上がると
細い竹が茂った土の道になります。

海に近い場所で湿気が多いので
ネコノメソウなどの
暗くて湿気を好む植物が見られます。
10分後
 
少し高さが増すと左側には
まだ葉のない林越しに
日本海と街並みが見下ろせて
潮騒の音と
海の香りを乗せた潮風が
通り抜けます。
15分後
再び林が濃くなり
視界はさえぎられ
里山の中の一本道に戻ります。
季節が進んでいると思ったのは
山の地面の色でした。
北側では土の色が広がる風景が
多かったのですが
ここでは
シダ類や単子葉類の緑が
地面を色づけ始めていました。
ここから先は
山野草の花の世界
60分後

木の根が網に目になった土の道に
見上げれば
まだ
葉のない林と青空。
暖かい日差しが心地よく
古びた東屋が現れました。
柱が朽ちたためか
屋根は低く
柱は真っ直ぐに立っていません。
それでも
急な雨の雨宿りには
登山者の助けになってくれるでしょう。
海の近くとはいえ
新潟の山ですから
冬の雪にあと何年耐えられるのか
いらぬ心配をしてしまいました。
これも
みんなに愛されている角田山の
なつかしい風景の一部に
なっているのでしょう。
東屋の上は
斜面が少しだけ急になりますが
たいしたことはありません。
このコースは
最初から最後まで
なだらかな斜面が続きます。
70分後

再び緩やかな道となりました。
林の中を見れば
この辺りからは
笹が勢いを増していました。
高度が上がったのと
冬の海からの西風の強さを感じます。
80分後

木道が現れました。
階段ではないのがなぜなのか
人が大勢歩いているのは
間違いありませんが
それほど
土が流出しているようには
見えませんでした。
すれ違うのに
木道が2本あれば完璧でしょうが
春以外に
どの程度の登山者がいるのかは
判りません。
そうでした。
このコースの売りは
キツネノカミソリみたいです。
8月の暑い時期に
また来ないといけません。
木道の先は山頂方向が見えました。
90分後

山頂に到着しました。
花を眺めたり
写真を撮ったりしたら
ずいぶん
ゆっくりになりました。
展望のよいところは少ないですが
それを上回る
魅力のあるコースでした。
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浦浜の花と蝶
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角田山の春 灯台コース(限定15分)

2013-04-14 | 〇角田山の春+花のまとめ
今日は
角田山で1番人気の
灯台コースを
ご紹介いたします。
山歩きを初めた頃
前に進むに連れて変わる風景に
心が躍る小さな山旅でした。
今回は
他のコースがメインなので
15分限定の山旅です。
登山口は
角田浜の浜茶屋の奥です。
灯台の真下の岩場が
出発点です。
この日は
冬のような大波ではなかったので
すんなりと上がります。


灯台までは
しっかりした階段と手すりがあり
岩場でも心配ありません。
灯台に着けば

角田浜が見渡せます。
日本海の向こうにうっすらと
佐渡も見えました。
ここが佐渡に一番近い浜辺だと
思います。
少しばかり佐渡も大きく見えます。
海水浴に来た方も
ここまでは体験されたかも
知れません。
先に進みます。
尾根伝いに風化した階段が
続いています。

今日の目的地まで15分で
180度のパノラマがあります。
この日一押しの
春の海

空や海の青さも
中ぐらいですが
波が
大きくも小さくもなく
さざなみの白が
美しいカーブを描いています。
ダイヤモンドヘッドから見た
ワイキキビーチに似ている
と思いませんか?
(実際見たことないけど)
この先はまた
来たときのお楽しみ。
戻るのに
灯台から角田浜の裏側へ
降りました。


源判官義経の舟隠し
があります。

この写真の正面です。

近くで見たい方は
ぜひ一度お出でください。新潟へ。
手彫りのような
トンネルもありますよ

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浦浜コース
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角田山の春 宮前コースの花

2013-04-13 | 〇角田山の春+花のまとめ
角田山は
公認だけで7コースあります。

浦浜コースの案内板ですので
現在地がそこになってます。
宮前コースは載っていません。
角田山の灯台コースは
登山道から
日本海や佐渡が見渡せるので
人気のコースです。
コース名の由来は
これです。

灯台の真下の
海抜0mから
登山がスタートする
めずらしいコースです。
今回は
頂上まで登りませんでしたが
海と山が両方楽しめます。
この後は次回に
宮前コースの
花が記事に入らなかったので
花の記録のみ掲載します。
水芭蕉

アブラチャン

ミチノクエンゴサク

雪割草(オオミスミソウ)

カタクリ

皆さん
1万本に1本といわれる
白いカタクリを
見つけているようですが
注意力が散漫なのか
紫のものばかりでした。
この日だけで
1万本以上見ていると
思うのですが
next
灯台コース
see you