今回の観光バスによる京都観光第一日目の、続きです。
三尾地区の観光を終え、次に訪れたのが「五台山清凉寺」またの名を「嵯峨釈迦堂」と呼ばれているお寺さんです。
この寺には、「三国伝来生身釈迦如来像」と言われる国宝の如来像が安置されています。
「三国伝来生身釈迦如来像」とは、インド―中国―日本と伝えられた生身のお釈迦様、と言うことだそうです。
昭和28年に、始めてこの釈迦如来像を調査したときに、その体内から「絹製五臓模型」が発見されたそうです。
千年余前の仏像の体内に、この様な模型品が封蔵されていたと言うことは、驚くべきことで、当時の中国では人体内の臓器についての知識があった、と言うことに他ならないのです。
でも、寺院内の全てのものは撮影禁止となっています。
写真をお目にかけることはが出来ない以上、お話としてのものでしかありません。
始めに、寺院内でお坊さんからこのお寺についての説明を受けました。
最初に言われたことが、このお寺の名前には、サンズイ篇の「涼」ではなく、ニスイ篇の「凉」と言う字が使われています、と言うことです。
この「清凉寺」という寺名は、中国の「清凉寺」に由来するため、ニスイ篇の「凉」と言う字か使われることになったのだそうです。
まず初めは、この「五台山清凉寺」境内案内図です。
次は、この境内に配置されている様々な塔頭で、順に「本堂」、「仁王門」、「一切経倉」、「弁天堂」と「鐘楼」です。