「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

口腔ケアで肺炎防止

2012年06月19日 20時33分45秒 | 介護帳
 
 肺炎は、 がん, 心臓病, 脳卒中に次いで、 死亡原因の4番目です。

 97%が65才以上で、そのうち6割が誤嚥性肺炎です。

 注意が必要なのが、 寝ているときなど 気付かないうちに起こす

 「不顕性 (ふけんせい) 誤嚥」 です。

 寝ている間に、 細菌を含む唾液などが 気管に流れ込むことが原因です。

 予防には口腔ケアが必要で、 肺炎の発症を 4割減らせた例があります。

 食後と就寝前に、 歯ブラシや歯間ブラシで、

 歯や隙間に付着している 細菌の塊を 落とすことが大切です。

 洗口液は 細菌の付着は防げますが、 汚れは落とせません。

 歯磨き剤は 必ずしも必要ありませんが、

 歯ぐきがやせて出てきた 歯の根元部分は、

 フッ素入り歯磨きで 入念にブラッシングします。

 入れ歯洗浄剤は過信せず、

 1日1回は 入れ歯を外して、 ブラシで磨き 水洗いしましょう。

 舌やほお、 歯ぐきは、 粘膜を傷つけないよう スポンジ製などのブラシを使います。

 高齢者は ブラシで落とした汚れを 誤嚥する恐れがあります。

 口腔用のウエットティッシュで拭き取ったり、 吸引ブラシで吸引することが必要です。

〔読売新聞より〕

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 僕の勤務先のショートステイでも、 お年寄りは 食べかすが非常に残りやすいです。

 歯の隙間が大きくなって かすが入りやすく、

 感覚が鈍っているので それを感じにくく、

 舌や唾液で取ることも 難しくなっているのでしょう。

 認知症で ご自分では磨けず、 介助することに 抵抗を示す人もいるので、

 きれいにするのが 難しいこともあります。

 それがうまくいったとき、 ささやかな喜びを感じるものです。
 
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