「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

皆さんが親権を持つとき

2012年06月02日 20時50分06秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 わが子をボーダーの親から 過剰に守りたくても、

 お子さんには年相応の方法で 真実を伝えてください。

 それが彼らを 思いやりのある、 優しい人間として 育てることになります。

 お子さんは 後悔や罪悪感に駆られることなく、

 ボーダーの親を 愛することができるでしょう。

 子供が、 ボーダーの行動とその人自身を 区別して考えられるよう 助けてください。

 子供の行動化などに対しては、 確固とした境界を 設定するのがいいでしょう。

 子供に、 自分の感情や行動の 責任を取ることを教えられます。

 子供が肯定的なことをしたときに 関心を示せば、 それを強化することになります。

 重要なのは、 一貫性があるということです。

 ボーダーの親に それが欠けていようと、

 皆さんが一貫性のある 愛情のこもった行動を取ることで、

 子供たちに 愛と信頼を築くことができるでしょう。

 パートナーに関わるより、 まずお子さんに 心を傾けるべきなのです。

 

 お子さんがいない場合でも、 確固たる個人的境界を 維持することが大切です。

 皆さんが去ると決意したなら、 あくまでそれを貫くことで、

 元パートナーも徐々に 手放すことができるようになるでしょう。

 ボーダーの人からの脅迫は 深刻に受け止め、 適切な機関に報告してください。

 自殺や自傷の 脅しや実行が 増えるかもしれません。

 しかし、 例え元パートナーが 自分を傷つけたり 命を絶ってしまったりしても、

 皆さんの責任ではありません。

 彼らは 誰かを責めようとしたかもしれませんが、

 責められた人の 責任ではないのです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 
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