(前の記事からの続き)
「認知症かな?」 と思ったら、 神経内科や精神科, 内科などが対応します。
「もの忘れ外来」 など 専門窓口を設けている所もあります。
国の認知症研修を受けた かかりつけ医も3万人いますが、
薬は処方できても、 生活や家族への対応には ばらつきがあります。
医療機関の情報は、 地域包括支援センターや 都道府県の認知症電話相談,
家族会の支部などで得られます。
診察は、 血液検査や 記憶力などを調べる神経心理検査などを 行ないます。
CTやMRIでは、 脳内の出血や 脳の萎縮が分かりますが、
脳の機能が低下した 場所は分かりません。
認知症のタイプが 複数重なっていることもあるので、
診断に拘りすぎず、 困っている症状をよく見て、 治療することが大切です。
アルツハイマー型などは 根治はできませんが、 薬で進行を遅らせることができます。
早期に診断を受ければ、 適切な介護など 対応を考えこともでき、
それによって 暴力などの症状が抑えられます。
早めの受診が勧められます。
〔読売新聞より〕