日本老年医学界は、 胃ろうなどの栄養補給について、
導入や中止, 差し控えを判断する際の 指針を示しました。
人口栄養補給を導入する際は、
「口からの摂取が可能かどうか 充分検討する」 などと指摘。
延命が期待できるとしても、 本人の意向などにそぐわない場合、
複数の医療者と 本人・家族が話し合った上で 合意すれば、
差し控えが可能としました。
一度開始したあとでも、 苦痛を長引かせるだけの 状態になったりしたら、
再度話し合って 合意すれば、 栄養の減量や 中止もできるとしました。
医療側に対しては、
患者側が適切な選択ができるよう、 情報提供することを求めています。
近年、 胃ろうが急速に普及しました。
認知症で 終末期の寝たきりの患者でも、 何年も生きられる例が 増えています。
そのような延命が 必ずしも本人のためになっていない、 との声が出ていました。
〔読売新聞より〕