「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

脱法ハウス (1)

2013年07月01日 22時13分36秒 | Weblog
 
 最近  「脱法ハウス」 というのが ニュースなどで話題になってますね。

 極狭の賃貸住宅で、 住居としての条件を満たしていない 違法の建物です。

 2畳にも満たない部屋に ベッドとテレビ, 冷蔵庫だけが置いてあったり、

 4畳にダブルベッドの部屋を 二人でシェアしていたりし、

 プライバシーもありません。

 従来の住居を 極端に狭く分割したり、

 ネットカフェやカラオケの建物を 改築したものもあるようです。

 一部屋が7㎡以下, 部屋に窓がない, 廊下の幅が1.2m以下,

 隣室との仕切りの上部が 空いているなど、

 建築基準法や消防法, 条例を満たしていません。

 火事や地震が起きれば 逃げられず、 死傷者が出るでしょう。

 名目は 倉庫やレンタルオフィスなどとして 貸し出し、

 実は人が住んでいる というのが実態です。

 入居者は、 家賃が安い, 保証人・礼金敷金が必要ない などの条件のため、

 住みやすさを考えずに 入ってしまったという人もいます。

 お金や住む場所に困っていたり、

 他の目標があるため 今だけ辛抱して住んでいるという 人もいるようです。

(仕事の関係で 家は寝るだけでいいとか、 一部屋に4人で 修学旅行みたいで楽しい,

 家賃が安い分を 自分のスキルアップのために使うなど、

 前向きな若者もいるそうですが。)

 しかし 激安なのかと言えば、 全然そんなことはないのです。

 TVで紹介されていた 物件を見ると、 2畳で3万円前後だったりします。

 僕の新居と比べると、

 面積は6~7分の一以下、 それでいて 家賃は大きく変わりません。

 僕は苦労して 非常に好条件の物件を 見つけたわけですが、

 そこまでしなくても、 少しでも探そうとすれば、

 遥かに良い部屋は いくらでもあります。

 (もちろん地域にもよりますが。)

 脱法行為をする 貸す側の問題ではありますが、

 よく調べようとしない 借りる側の問題も 気になってしまいます。

 入居者にはそれぞれ 様々な事情があるのでしょうし、

 納得して 前向きに住んでる人はいいですが、

 礼敷や保証人が必要ない もっと良い物件はあるので、

 探して転居できたらと思います。

 (次の記事に続く)
 
コメント
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