「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

静寂と沈黙に向かう瞑想

2016年09月07日 21時21分33秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 いつでも好きなときに、 呼吸の感覚, 音, 眺めている物体を使った瞑想,
 
 空間を認識する 練習をしましょう。
 
 思考や感情を含む空間を 認識してみるのもよいでしょう。
 
 リラックスして、 思考と感情が生じ、 変化し、
 
 それらが 現在の瞬間の空間を 去っていくのを観察し、
 
 見届けることができますか? 
 
※ 練習5-3 静寂と沈黙に向かう瞑想
 
 呼吸の感覚に マインドフルに集中することで、
 
 現在の瞬間に注意を定め、 安定させましょう。
 
 思考や音など、 注意が 他のことに移るのに気付いても、
 
 忍耐と優しさをもって、 再び 呼吸の感覚を意識しましょう。
 
 呼吸にマインドフルになる練習を するにつれて、
 
 内的な静寂に 気付き始めるかもしれません。
 
 ただ 生じるがままにさせておきましょう。
 
 経験している静寂感に 注意を当て続けましょう。
 
 静けさは、 落ち着きや安心の感覚として 認識されるかもしれません。
 
 思考が鎮まると、 静けさを心の中で 経験するのが容易になってきます。
 
 その静けさは、 よりはっきりと  「沈黙」 として現れることもあります。
 
 音と音の間, 思考と思考の間の 沈黙の感覚に気付いたら、
 
 注意をそこに 当てたままにしてください。
 
 全ての音が やってきては去っていくのを、 注意深く聴きましょう。
 
 ひとつの音に集中せず、 その音の間にある、 沈黙と空間に 焦点を当てましょう。
 
 それらの音が 沈黙から生じ、 再び沈黙に戻っていくのを 感じてください。
 
 次の音に耳を傾けながら、 その沈黙に 注意を当てたままにしておきましょう。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする