「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

認知的に、 より健康的に対処する

2016年11月17日 22時32分23秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 自分がしてしまったことについて、 さらに気分を悪くするような思考を、
 
 「誘発思考」といいます。
 
 感情的苦痛を誘発するのです。
 
 誘発思考は、 誰でも突然浮かんでくることがあります。
 
 それに対処する方法が 感情調節スキルです。
 
 これらの誘発思考の幾つかは、 子供のときに 周りの大人から言われた批判です。
 
 それ以外の誘発思考は、 自己批判です。
 
 以下に、 感情的な苦しみを引き起こす 誘発思考を幾つか挙げます。
 
 自分が使っているものに チェックを付け、
 
 下線部には 他の誘発思考を書き足してください。
 
 誘発思考は、 嫌な気分を感じたときに 持っていた思考で、
 
 さらに気分を悪化させてしまうものです。
 
□ 「私は、 馬鹿/ 嫌な奴/ 能無し/ ________ だ」
 
□ 「私は、 何もまともにできない」
 
□ 「私は、 できそこないだ」
 
□ 「私のことなど 誰も愛してくれない」
 
□ 「私には、 愛嬌がない」
 
□ 「私は、 おかしいところがある」
 
□ 「誰も私を気にかけてくれない」
 
□ 「人はいつも私を傷つける」
 
□ 「誰も信用できない」
 
□ 「私は、 永遠にひとりぼっちだ」
 
□ 「私は、 ________ の助けなければやっていけない」
 
□ 「私は、 幸せ/ 成功/ 愛情/ ________ に値しない」
 
□  その他のアイデア: __________________
 
 誘発思考は、 絶えず注意を引くものであり、 強力な否定的な力となります。
 
 しかし、 「過ちは起こるものだ。 完璧な人などいない」 という、
 
 「コーピング思考 〔*注〕」 を使って 安心することができます。
 
 コーピング思考も、 強力な力となるのです。
 
〔*注〕 http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65155912.html
     http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65157273.html
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 

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