自分がしてしまったことについて、 さらに気分を悪くするような思考を、
「誘発思考」といいます。
感情的苦痛を誘発するのです。
誘発思考は、 誰でも突然浮かんでくることがあります。
それに対処する方法が 感情調節スキルです。
これらの誘発思考の幾つかは、 子供のときに 周りの大人から言われた批判です。
それ以外の誘発思考は、 自己批判です。
以下に、 感情的な苦しみを引き起こす 誘発思考を幾つか挙げます。
自分が使っているものに チェックを付け、
下線部には 他の誘発思考を書き足してください。
誘発思考は、 嫌な気分を感じたときに 持っていた思考で、
さらに気分を悪化させてしまうものです。
□ 「私は、 馬鹿/ 嫌な奴/ 能無し/ ________ だ」
□ 「私は、 何もまともにできない」
□ 「私は、 できそこないだ」
□ 「私のことなど 誰も愛してくれない」
□ 「私には、 愛嬌がない」
□ 「私は、 おかしいところがある」
□ 「誰も私を気にかけてくれない」
□ 「人はいつも私を傷つける」
□ 「誰も信用できない」
□ 「私は、 永遠にひとりぼっちだ」
□ 「私は、 ________ の助けなければやっていけない」
□ 「私は、 幸せ/ 成功/ 愛情/ ________ に値しない」
□ その他のアイデア: __________________
誘発思考は、 絶えず注意を引くものであり、 強力な否定的な力となります。
しかし、 「過ちは起こるものだ。 完璧な人などいない」 という、
「コーピング思考 〔*注〕」 を使って 安心することができます。
コーピング思考も、 強力な力となるのです。
〔*注〕 http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65155912.html
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65157273.html
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]
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