朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

月はおぼろに 東山 ♪

2008-09-15 | 京都の文化(秋)
鴨川の納涼床に行きました。満月でした。
 懸念された天候もどうにか悪くならず、少しうす雲もあったけれど、気持ちの良い川風に吹かれて、京料理を楽しみました。
 午後6時に到着。まだ明るく青い空に、しばらくすると東山、如意ヶ嶽からおぼろ月が昇ってきました。
 京野菜の炊き合わせが美味しかった。
 スパークリングワインで乾杯。
 お隣の店の床では、44年ぶりのクラス会(多分高校の)ご一行様の宴会も始まったようです。



「祇園小唄」 長田幹彦作詞・佐々紅華作曲 (昭和5年)

1.
月はおぼろに東山
霞む夜毎のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖に
祇園恋しや だらりの帯よ

2.
夏は河原の夕涼み
白い襟あしぼんぼりに
かくす涙の口紅も
燃えて身をやく大文字
祇園恋しや だらりの帯よ

3.
鴨の河原の水やせて
咽ぶ瀬音に鐘の声
枯れた柳に秋風が
泣くよ今宵も夜もすがら
祇園恋しや だらりの帯よ

4.
雪はしとしとまる窓に
つもる逢うせの差向い
灯影つめたく小夜ふけて
もやい枕に川千鳥
祇園恋しや だらりの帯よ






コメント (2)
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