朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

オマーンの三度豆

2020-01-21 | もろもろの事

肉じゃがに入れる緑野菜として、三度豆(サヤインゲン)を買いにスーパーに行ったところ、、

 


なんと「オマーン産」と表示されていました。
 


真冬のこの時期、99円とは安い。
 
たしかオマーンとはアラビア半島にある砂漠の国だったと思うし、しかも最近、海上自衛隊の護衛艦と偵察機を調査研究のために派遣すると決定した場所のような?・・・
 
 
自衛隊派遣の補給地としてオマーンの港をお願いしているもようです。
 
多分、このこともあって安倍首相の1月の中東3か国訪問でもサウジアラビア、UAEに加えてオマーンを訪れていました。
 
 
自衛隊の派遣は、米国が招請している有志連合によるホルムズ海峡の船舶護衛任務ではなく(本心はイランに対する軍事圧力)、その外側にあるペルシャ湾岸での調査だけだとしています。米国とイランの両者に気配りした妥協案としてはまあ良い方法でしょう。この海域は原油などを運ぶ日本関連船舶の交通が多いのでそれらの安全通行をすべて米国と有志連合だけに任せるのは関係国とその納税者の理解を得られないから。
 
さて、では、なぜオマーンから三度豆が安価に輸入されているのでしょうか。
 
不思議だったので、インターネットくんに聞いてみました。
 
”オマーンからわが国への主な輸入品目(輸入額ベース)の第1位は原油であり,第2位は液化天然ガス(LNG)・・・第5位にはいんげんまめ,第6位にはもんごういか(冷凍),第7位にはめばちまぐろ(冷凍)が入っています。特にいんげんまめは当地の冬場の温暖な気候を活かして栽培されており,冬場のわが国のいんげんまめのシェアの9割を占めています”
 
Wikipediaの記事の記事によれば:

”オマーンは湾岸協力会議(GCC)の一員ではあるが、GCC盟主であるサウジアラビアとは一線を画し、多方面との友好関係を模索している。イランと良好な関係を有し[4]、サウジアラビアなどによる対カタール断交にも参加しなかった(2017年カタール外交危機)。一方で2018年10月には、イランや多くのイスラム教徒が敵視するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の公式訪問を受け入れた[5]。

日本との関係
現国王スルタン・カーブースの祖父に当たる先々代国王スルタン・タイムールは退位後に日本人の大山清子と結婚しており、二人の間の子がブサイナ王女である(現国王スルタン・カーブースにとっては叔母にあたる)。

(首都マスカットでは「オマーン・日本友好協会[6]」が日本語教育などの活動を続けている。2001年には、マスカット近郊のナシーブ・マスカット公園の敷地にオマーン平安日本庭園が開園した。GCC諸国では最初の日本庭園である[7] ”

だとか。

急になにか親しい感覚がわいてきました。

**追記** https://open.mixi.jp/user/3472200/diary/1959935790

日本が輸入する生鮮さやいんげんの約9割がオマーン産であることが分かりました。2010年の日本の生鮮いんげん豆の輸入量は1,450トンですが、その内、
オマーンからの輸入が1,265トンでトップ、次いで、中国からの輸入が100トンを占めています。
日本へのいんげん豆の輸出は、冬場でもさやいんげんをオマーンで生産出来るとの気候の違いに目を付けて、現地の輸出業者と組んで厳しい日本の規格にあった製品を送り出すことにした日本のある商社の成功物語です。この輸出業者ターウス社は、1989年から22年間日本にインゲン豆を輸出してきた実績を誇っています。
http://<wbr />www.oma<wbr />n.emb-j<wbr />apan.go<wbr />.jp/jap<wbr />anese/5<wbr />-003-07<wbr />6_j.htm

**追記終わり**

 

 

コメント (4)
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