自分の国は自分で守れ

Mikuのブログ

米州議会 8月15日「コリアの日」制定 アメリカの歴史認識を問う

2016-08-16 11:21:51 | 歴史・歴史問題・戦争

先の大戦における日米の戦いについて、異なる見方がそれぞれ立ちあがっているようだ。

米国北東部ロードアイランド州議会下院が、今年の8月15日を「コリアの日」として祝賀する決議を5月に採択していた。産経新聞が報じた。

これは、韓国系アメリカ人とつながりが強いと見られる下院の民主党議員が提出したもの。

韓国では日本の敗戦により、朝鮮半島の日本統治が終わったことを祝う「光復節」が祝われる。「コリアの日」はこれに合わせたものだ。

ロードアイランド州は、1948年以来、全米で唯一、8月の第2月曜日を対日戦勝記念日として、州の祝日とし続けている。アメリカ内では、先の大戦につい て、「暴走する日本を止めたアメリカ」「原爆投下により多くの命が救われた」とする論が根強く残っている。このアメリカの認識に乗じ、韓国や中国は自国の 主張を米国に浸透させようとしているようだ。

「南京大虐殺」や「慰安婦問題」など、不当な主張を終わらせるためには、最終的には、中韓の主張を助長させるアメリカの歴史認識をこそ、変えていかねばならない。

 

原爆投下の正義を問われるアメリカ

一方、アメリカ国内では、原爆投下は正しかったのか否かを問う議論も盛り上がっている。

この5月にアメリカの大統領として初めてオバマ大統領が広島を訪れた。イギリスの世論調査会社YouGovは、この訪問に合わせ、アメリカによる原爆投下が正しい決断だったと思うかどうかを問う世論調査の結果を発表している。

その結果、アメリカでは、「正しい」とする人が45%、「誤り」だとする人が25%となった。しかし、イギリスでは前者が28%、後者が41%。連合国側にあったイギリスで「原爆投下は誤りであった」とする意見が優勢となったのは注目に値する。

また、この調査に関し、同社は「アメリカでも若い人の中には原爆投下を誤りだったとする人が目立った」という、興味深い傾向を示すコメントをしている。

実際に、同社が戦後70周年となった2015年に世代別にアメリカで行った、同様の世論調査では、45歳以上では原爆を正当化する人が多かったが、18~44歳では原爆投下を誤りとする人の数が、原爆投下を正当化する数を上回っていた。

軍事歴史家のイアン・トール氏は、オバマ氏の広島訪問に先立ち、ニューヨーク・デイリー・ニュース紙(NYDN)に「原爆投下は不要であった」とする自身の論説を寄稿している。

「原爆投下」に対する認識がアメリカ国内でも揺れ始めているのが伺える。

 

今こそ歴史の検証が行われるべき

そもそも、「日本が開戦に踏み切った理由」が、まだアメリカでは正しく受け止められていない。アメリカでは「日本の軍国主義を食い止めた」とする意見が常 識的になっているが、実際には、日本の開戦目的は、「自国を守ること」、そして「アジアの植民地を解放すること」にあった。戦勝国側からの視点だけで歴史 を見ることは、公平とは言えない。

欧米で「本当に日本が悪かったのか」という声があがっている中、白紙の目で歴史を見直すことが必要だろう。(片)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『原爆投下は人類への罪か?』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=969

幸福の科学出版 『大川隆法の"大東亜戦争"論 [上巻]』 大川真輝著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1508

【関連記事】

2016年3月25日付本欄 オバマ氏が広島訪問を検討 「戦勝国史観」の反省が世界平和への第一歩http://the-liberty.com/article.php?item_id=11121

2015年8月号 アメリカの反省 - 共産主義の大国 中国を育てた3人の大統領 - 戦後70年 日本の誇りを取り戻そうhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=9819

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三原じゅん子議員の「神武天皇」発言はなぜ話題になったのか

2016-07-15 19:27:59 | 歴史・歴史問題・戦争

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11630

7月10日に投開票を迎えた参院選後、ある発言が注目を集めた。

発言者は、神奈川選挙区で当選した自民党の三原じゅん子議員。8月の内閣改造で入閣も噂されている人物だ。

10日に放送された選挙特番「池上彰の参院選ライブ」で、池上氏からインタビューを受けたときのこと。自身の「神武天皇以来の憲法をつくらないといけない」との発言を受け、池上氏に「神武天皇というのは実在の人物だったという認識なのか」と尋ねられた。

これに対して三原氏は、「私はそういうふうに思ってもいいのではと思っています」と返答している。

池上氏は驚いた様子で、「学校の教科書でも、神武天皇は神話の世界の人物で、実在したのは(神話の描写よりも)もっと後だ、ということになっています」と述べている。 

2人のやりとりの様子は、ネットで拡散されるなど、議論を呼んだ。

 

戦後になって教科書から消えた神武天皇

この議論が話題になった風潮自体に、疑問を感じる。

戦前は「神武天皇は実在した」と、学校教育で当たり前のこととして教えられていた。 

節目となったのは、日本が先の大戦で敗戦し、連合国軍総司令部(GHQ)に占領されたこと。GHQは神道指令を出し、神道を否定し、教育現場における宗教教育を禁じた。池上氏が指摘しているように、教科書から神武天皇の名前も消された。 

 

日本自体が"世界遺産"そのもの

こうした風潮について、神武天皇を祀る橿原神宮の久保田昌孝宮司は、本誌2016年8月号「日本建国の地 - 神武天皇は今も生きている」特集で、次のように訴えている。

「神話を否定する方がおられますが、日本は突然生まれたんでしょうか。神武天皇がいらっしゃったから、我々が生きているんじゃないんですか」

考古学的な根拠が見つからないからといって、日本建国の起源にもなっている存在を、なぜ易々と否定できるのだろうか。

神話に書かれていた内容が事実なら、日本は"とんでもない"国であることが分かる。大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『日本建国の原点』の中で、こう語っている。

 

日本には『統一王朝が二千数百年の長きにわたって現在まである』というのは素晴らしいことで、これ自体が"世界遺産そのもの"だと、私は思います

 

神話を学ばない日本人の多くは、日本が"世界遺産"であることにも気づかない。

もし自虐史観に基づいた教育が続けば、愛国心を持つ日本人は少なくなってしまう。侵略の意図を持った外国が攻めてきた場合、国民は国を守る気概を持てるのだろうか。

日本という"世界遺産"を守り、日本人としての誇りを取り戻す上で、正しい歴史教育が求められる。

(冨野勝寛)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『日本建国の原点』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1490

幸福の科学出版 『神武天皇は実在した』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=800

【関連記事】

2015年3月18日付本欄 三原じゅん子議員の発言は問題? 「八紘一宇」は正真正銘の人類愛http://the-liberty.com/article.php?item_id=9338

2016年8月号 日本建国の地 - 神武天皇は今も生きているhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=11517

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地獄に堕ちないヒトラーの人生もあり得た?

2016-07-13 21:11:43 | 歴史・歴史問題・戦争

http://the-liberty.com/article.php?pageId=2&item_id=11615&

ヒトラーは地獄へ堕ちている。

キリスト教やユダヤ教の人なら、そりゃそうだと思うでしょう。

この記事は、そんな地獄にいるというヒトラーを話の軸にしながら、昭和天皇、東条英機、スターリン、毛沢東、フランクリン・ルーズベルト、トルーマン、チャーチルといった第二次世界大戦のリーダーたちがそれぞれ赴いているという天国・地獄のその分かれ目がわかりやすく書かれている。

これは、神の目からみた判定なのです。

映画のストーリーではなく、ノンフィクションです。

生前ヒトラーが走ったリアリズム。そしてその逆スタンスのリベラリズム。これからはこのリアリズムとリベラリズムを両立した新しい国際正義の確立が必要だとする。そしてそれは日本で戦後打ち立てた正義でもあり、日本は国際正義の確立という大役を果たす資格が十分にあるという─────。

そして、興味深いのが第二次大戦の指導者たちが赴いている世界。

東条英機やトルーマンはそれぞれ自責の念から地獄へ赴いているという。特に東条英機元首相は戦死者の霊の恨みの念や日本人の責任追及の思いが集中しているという。これは戦後、GHQの方針やその方針に沿って義務教育でなされている歴史教科書による教育によるものだと思われますが、本文には「歴史認識の見直しが進み、「日本は犯罪国家ではなく、アジア解放のために戦った。東條はそのリーダーだった」という見方が常識になれば、東條英機も"浮かばれる"ことになる。」と書かれている。

映画のストーリーではなく、ノンフィクションだ。

一方、終戦直前、民間人の犠牲を多く出した各都市への大空襲や二度の原爆を落としたルーズベルトはなんと案外天国へ赴いているという・・・・・。実際には原爆を落としたのはトルーマンだが、その計画をたてたのはルーズベルトだ。本文ではルーズベルトが天国にいる理由として「戦後、「アメリカの世紀」が訪れ、共産主義陣営と戦いながら、西側諸国に自由と繁栄をもたらしたからだろう。日本もその恩恵に浴した」とある。だが、このルーズベルトの判定は難しいものがある。

ヒトラーは地獄にいるのみならず“悪魔”の位についているそうだ。

その後、大川総裁の説かれる政治指導者の評価基準が3項目書かれている。


とにかく、ひっかかるのはルーズベルトが天国にいるということ。なぜ、人種差別でホロコーストをした人物が天国になど上がれるのか?それならヒトラーは悪魔どころか救世主の世界に行けそうだ。

どうやら、戦後、GHQにより東京裁判が行われ、全面的に日本が悪かった烙印を押され、原爆も、そうした日本だったから“仕方ない”と結論付けられれば、日本人は当時の米大統領を責める余裕などまったくなかった。そして、それは今だに継承され、ルーズベルトが間違っていたという日本人はほとんど皆無。

犠牲となった人々の“怨念”が本人に向かわなかったため、前述の仕事に対する評価のみで天国にいるらしいのだ。

そういえば、その逆の話を思い出した。マイケルジャクソンは死後、下へ落ちそうになったところを、世界中の人々の弔い、愛の思いでスゥッと天国へ上がったという。

神様の判定意外に、その人に対する人々の評価や思いが天国地獄を決める余地になるということなのね。それもそうですね人は神の子なのだから。


しかしだからといって、私は日本人に“恨め”と言って回る気はない。

正しい歴史認識から、評価対象としてきちんと彼を見てあげた方がいいと言いたい。

最近、大川隆法総裁の霊言などを基に、幸福実現党やこのザ・リバティから、日本の歴史についての真実が明かされ、信者を中心にそれが世間に広まりつつある。

そのことを「天国」から大川総裁により大悟館に呼ばれたルーズベルトはこう発言する「だからねえ、おまえらは、今、『神』を『悪魔』に変えようとする運動をやってるのだよ。神を悪魔にしようとしてるんだ」(『広島大水害と御嶽山噴火に天意はあるか』)


どうやら、ルーズベルトが立っている天国の床が危うくなってきているようなのだ・・・・。

 

憎しみを持つことはもはや捨てるべきだ。


しかし、私の個人的な思いとしては、原爆を落とした人物は自責の念で自ら地獄に赴いているというのに、それを計画した人物はのうのうと天国にいるというのでは納得がいかない。

しかもその動機はただの人種差別であり、日本に対する深い恨み心からである。実は大川総裁の霊査によりルーズベルトの前世は元寇の実行犯フビライ・ハンであることがわかっている。失敗したからと日本を恨んでいるというのだ。当時もあれだけの虐殺をしておいて、逆恨みもいいところであるし、恨む資格もないと言いたいところだ。

戦時中は当然大勢の人は死ぬものだけれど、どさくさまぎれに恨みという自分の感情を込め、あろうことかホロコーストで無意味に民間人を大勢苦しませて、それで済んでこのままで良いのだろうか?

しかも、アメリカから仕掛けられたこの“太平洋戦争”、ルーズベルトは日本が降伏することは初めからわかっていたのだ。しかし、日本もがんばり少々長期化したのだけど、まるでそれすらも想定内であったかのように、「こうしなければ日本が降伏せず、犠牲者をこれ以上増やさないため、やむなく投下する」というシナリオまで書いた(かのような)みごとなホロコースト計画には恐れ入る。

フビライといい丸腰の弱い人々を平気で虐殺するその残虐さルーズベルトも持ち合わせている。また、逆恨みもいいところだが、なにかと恨み心や妬む心を持ちやすいようだ。こうした性質と

アメリカの発展に大きく寄与しているという、発展を推し進めようとする性質。これらを踏まえると、典型的なただの無信仰レプタリアンなのだ。(これに対し信仰レプは自らの心を調整し高度な人間らしさを持つ)



「もう、あんな戦争なんて二度とごめんだ!」


戦争を経験した人たちのやり場のない悲しみは、いま、当時の日本軍や時の政府に向けられている。

でも、日本軍は私たちの祖先であり、家族であったことは間違いなく、当時の政府も軍も国や国民、ひいては自分の家族をそして子孫を、日本の未来を、守りたいという一心で戦ってくれた。太平洋戦争に好き好んでこちらから突入したのではなく自衛のために命を懸けて戦ってくださった。

日本人の常識がそうした歴史認識に立った時、自ずと、かのレプタリアンのあの世での立場も逆転してくるだろうと是非とも期待しているというのが私の率直な思いです。

そして、大川総裁の霊言が世に行きわたった時、フビライがルーズベルトであるということが日本中に知れ渡ったら、いったいこのレプタリアンはどうなるのか・・・私はそれ相応の処遇があってしかるべきではないかと強く念じる次第です。処遇と言ってもなんなのかよくわからないが、恨み心ではなく、本当の正義というものが確立されることをただただ望むものです。そして、それがこのレプタリアンのためにもなると信じています。

因みに、フビライハンでありルーズベルトであるこのレプタリアンの魂はとりあえず天国に還ったため、現代にも生まれ変わることができている。現在、中国の胡春華というポスト習近平と言われる人物。但し、見た目はかなり間の抜けたようなたぬきおやじだ。


『神』でもないけどこうした力を持つ者が、間違った国で政治的指導者となり、正義に挑戦しようとしている。

(wまさかww旧ソ連のゴルバチョフみたく民主化しちゃうなんてことないよね・・・www ないわ~)

ワールドティーチャーがいる日本が今、その挑戦を受けて立つしかないでしょう!!!

 

 

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日本の偉人・杉原千畝の通りがイスラエルに誕生 ビザ発給は天皇の御心にかなっていた

2016-06-09 22:48:46 | 歴史・歴史問題・戦争

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れる数千人のユダヤ難民に対し、ビザを発給して命を救った日本の外交官、杉原千畝(ちうね)――。

没後30年を迎える今年、杉原の名前を冠した通りが7日、イスラエルのネタニヤ市に作られた。この式典には、杉原の四男である伸生(のぶき)氏も参加。伸 生氏は、「光栄です。父がこの光景を見たら喜ぶでしょう。(天国で)見ているかも知れません」と話した(8日付日テレNEWS24)。

 

"金融先物の父"を救う

先の大戦中である1940年、ナチスの迫害から逃れるユダヤ難民が、リトアニアのカウナス領事館に勤めていた杉原千畝のもとに殺到した。窮状を訴える難民 の声に心動かされた杉原は、彼らを助けるために、独断で約6000人分のビザを発給。このビザを受け取ったユダヤ難民の多くは、シベリア鉄道を経由して日本を訪れ、そこから第三国へと逃れた。

ビザで救われた難民には、米シカゴの金融先物取引所(シカゴ・マーカンタイル取引所)を、世界最大の取引量へと押し上げる礎を築いたレオ・メラメド氏がい る。メラメド氏は当時について、「日本人は全く敵意が無く、両手を広げて我々を歓迎し、食べ物と住む場所を与えてくれた」と語り、今も感謝の念を抱いているという(2014年7月13日付The New Classic)。

 

「天皇陛下の御心を忖度した」

人命救出に全力を傾けた杉原について、大川隆法・幸福の科学総裁は霊言を収録。杉原の霊は、ビザを発給した思いに関し、こう述べている。

「日本の国を代表するに当たって、(中略)畏れ多くも、天皇陛下の御心を忖度して、『天皇陛下だったら、どうされるだろうか』というようなこと、要する に、日本を代表する立場としては、そういうふうに考えねばならないかなと思います(中略)本当は、みんなの共存共栄を願っていらっしゃると思っていたので」

つまり杉原は、天皇陛下の御心をおしはかり、ビザの発給に踏み切ったというのだ。

本誌7月号では、杉原伸生氏のインタビュー記事を掲載。伸生氏は、父の功績を振り返りながら、霊言についても語っている。今回のニュースをきっかけに、日本が生んだ偉人に思いを巡らせてみてはいかがだろうか。

(山本慧)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『杉原千畝に聞く 日本外交の正義論』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1607

【関連記事】

2016年7月号 杉原千畝氏の実の息子 杉原伸生氏インタビュー - 人間として正義を貫いた父http://the-liberty.com/article.php?item_id=11364

2016年2月号 「私一人が英雄だという描き方は間違いです」 - 「杉原千畝に聞く 日本外交の正義論」 - 大川隆法総裁 法話・霊言ガイドhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10661

2014年5月号 ユダヤ人を救った東條英機は「アジアのヒトラー」か? (Webバージョン) - 編集長コラムhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=7559

2015年8月12日付本欄 中国が「ユダヤ人保護」資料を世界記憶遺産に申請準備 A級戦犯が救った歴史はどこへ?http://the-liberty.com/article.php?item_id=10025

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原爆投下が戦争を早期終結させたのではない!

2016-05-25 16:10:10 | 歴史・歴史問題・戦争

[HRPニュースファイル1636]http://hrp-newsfile.jp/2016/2773/

文/HS政経塾6期生 野村昌央

◆近づくオバマ大統領の広島訪問

いよいよ伊勢志摩サミット終了後の5月27日、オバマ米大統領が広島を訪問します。実現すれば世界で唯一の核兵器使用国の大統領が、現職大統領としては初めて被爆地を訪れることになります。

オバマ大統領は「核兵器のない世界」について言及すると見られ、世界中が広島に注目しています。

2009年4月にオバマ大統領がプラハで核兵器廃絶の演説を行ってから7年が経ちます。その間、2010年の「核体制見直し」の表明や、イランの核開発を遅らせる合意などに取り組んできました。

しかし、今年1月に行われた北朝鮮の4度目の核実験では、北朝鮮は核の小型化に成功したとみられており、東アジア地域での核の脅威はむしろ大きくなっています。

そうした中で日米だけが核のない世界を訴えても、中国や北朝鮮は応じません。むしろ喜ぶだけでしょう。

◆原爆投下の正当化は将来に禍根を残す

来日に先立ってオバマ大統領はNHKとのインタビューを行いました。

インタビューの中で「(広島訪問での)メッセージに広島への謝罪は含まれるか?」という問いに対し、「含まれない。戦争のさなかにある指導者は、あらゆる決定を下すとの認識が大切だ」と答えています。

「戦争における指導者の決定に対して疑問を呈し検証するのは歴史家の仕事である」とインタビューでは続けていますが、原爆投下による大多数の民間人に対しての無差別攻撃は当時においても国際法違反です。

これをアメリカ大統領が正当化することによる国際社会への影響は甚大です。確かに、現職の大統領が原爆投下の過ちを認めてしまえばアメリカ国内での若者の愛国心が揺らいでしまうなどの懸念はあります。

しかし、今後、広島や長崎のような被爆地をつくらないためにも、民間人への無差別な大量殺戮は正当性を持ちえないということをはっきりさせるべきです。

◆日本は和平交渉を続けていた

アメリカ国内では原爆投下は「戦争を早期終結させた」という見方が多数となっていますが、広島でも「原爆の惨禍は恐ろしいことだが、原爆投下によってそれ以上の犠牲者が出ずに済んだ」と認識している方が少なからずいます。

しかし、本当に原爆投下は戦争を早期終結させたのでしょうか。

フーバー元大統領が著した『フーバー回顧録』によると、1945年2月のヤルタ会談の時期に、既に日本は和平についての打診を中立国であるスウェーデン公使に要請していました。

そうした日本の動きを受けて、7月のポツダム会議が行われています。日本側に和平の準備があった事を連合国側も把握していたのは明らかです。

また、どんな事情にせよ長崎による二度目の原爆投下は必要ありません。

◆自虐史観を脱し、抑止力としての核配備を

核兵器の惨禍を二度と繰り返さないためには、「原爆投下は民間人に対する無差別攻撃であり、国際法違反である」という認識をしっかりと持つことが重要です。

同時に、原爆が戦争の早期終結をさせたというアメリカによる国内外の世論を説得するためのレトリックを打ち返していく必要があります。(ただし、昨年夏の米国内の調査では、若年層のうち45%が「原爆投下は間違いだった」とした。)

真に「核兵器のない世界」を目指すのであれば、日米の協力関係が不可欠です。

公正な歴史認識を持つことによって、日本は「過去に原爆を落とされても仕方ない悪行を行った国」という戦後のレッテルから解放されなければなりません。

そして主権国家として明確に自主防衛体制を築きつつ、日米同盟の片務性を解消するべきです。さらに独裁国家の核の暴発を防ぐための核抑止力を持つ必要があります。

日米が同盟国としての協力関係を堅持することで、真の平和と正義の実現を担っていく土台が整っていくものであると信じます。

 

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ユネスコ記憶遺産地域委に日本が初参加 「南京登録」の過ちを繰り返さぬため

2016-05-16 16:06:42 | 歴史・歴史問題・戦争

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11328

8日からベトナムのフエで開かれる、ユネスコ世界記憶遺産のアジア太平洋地域委員会(MOWCAP)の総会に、日本人専門家が初めて参加する。

 

 

MOWCAPとは、ユネスコに対して、資料の登録を申請できる組織の一つ。その申請を、登録小委員会や国際諮問委員会(IAC)が審議し、事務局長の最終 判断で登録の可否が決まる。日本がMOWCAPに正式に参加するのは、1998年に設立されて以来、一回もなかった。 

今回なぜ日本は参加を決めたのか。

昨年10月、中国の申請による「南京大虐殺文書」が、ユネスコ記憶遺産に登録されたのは記憶に新しい。だが、登録までの過程には、不透明な点が多く存在した。

まずは、今回日本人が派遣されるMOWCAPだ。現在、同地域委員会の議長を務めているのは、「南京大虐殺」の記憶遺産申請の主体となった中国・中央档案館の副館長でもある李明華氏だ。さらに、委員会のメンバー10人の内、半数を中国人と韓国人が占めている。

今回、MOWCAPへの日本の参加が決定したことは、記憶遺産の制度改革に向けての小さな一歩ではある。

しかし、まだ十分ではない。

その申請を審議するIACと、その下部組織である登録小委員会は、審議内容をすべて非公開にしている。どのような調査や議論に基づいて登録を決定したのか全く分からないのだ。「南京大虐殺文書」の登録をめぐっても、その審査過程は不透明なままだ。

制度の改革案として、審議の議事録をすべて公表したり、「南京大虐殺文書」のように、政治問題化する可能性がある事案については、当事者(国)間で議論をさせ、結論が出るまではその登録を見送るべきだ。

ただ、「南京大虐殺文書」が記憶遺産に登録された責任は、日本政府にもある。昨年、10月に行われたIACの「南京大虐殺文書」登録をめぐる最終審議にお いて、委員の中から、「日本政府は南京大虐殺を認めている」という声が上がり、この発言が、登録の決定打となったという。

本来、「河野・村山談話」を打ち消すために発表すべきだった安倍談話が、結局、自虐的なものに終わってしまったことが、「南京大虐殺はあった」という嘘の資料をユネスコ記憶遺産として登録させる原因となったとも言える。

この失敗を教訓に、政府は安倍談話を撤回し、「南京大虐殺文書」の登録取り消しを、ユネスコに強く求めるべきだ。(貴)

 

【関連記事】

2016年1月10日付本欄 中国のずさんな「南京」申請が判明 2015年は歴史戦で大敗http://the-liberty.com/article.php?item_id=10747

2015年12月8日付本欄 ユネスコ「南京」登録の決定打は「日本政府が認めているから」 歴史学者の藤岡氏、幸福党の釈党首が会見http://the-liberty.com/article.php?item_id=10592

2016年6月号 立党7周年 日本と世界をリードした幸福実現党http://the-liberty.com/article.php?item_id=11232

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「沖縄県民は日本人だ!政府には国連の先住民族勧告を撤回していただきたい!」衆議院議委員 宮崎政久

2016-04-29 09:25:36 | 歴史・歴史問題・戦争

<動画はなぜか途中で音声が低くなり、聞きづらくなります>

 

国連は“先住民族”をどう定義してるんだ?

と検索して焦った。

実はわたし人生これまで生きてきて、先住民族を「古来よりずぅっとそこに住んでいる人たち」のことだと思っていたのです。恥ずかしながら。漢字からそう思い込んでました。私のほうが間違ってた

このブログでもその勘違いのまま先住民族という言葉を使っていたかもしれない

この場をお借りして、その使い方に誤りがありましたことをお詫びして訂正申し上げます。

さて気を取り直して、

先住民族とは“言わずと知れた”一般に,ヨーロッパを起源とする〈近代化〉が世界的に展開する中で支配的集団により一方的に国家に統合されながら,民族としての存在と固有の文化を否定され,その植民地政策によって同化を強制された民族的集団をさす。(自分のお勉強として検索そのまま)

・・・・ということでございます。

国連は沖縄やアイヌにこの定義を当てはめたということです。

あらためて怒りが込み上げてきました。何も知らず、何も調査せず、よく言うわ。


国連は、中共が南京大虐殺の記憶遺産申請の際。たいした調査もせず、中国の言うとおりにその申請を許諾しました。その審査員の中には中国人もいたといいます。


国連は、従軍慰安婦問題でも韓国側の一方的な主張のみを認め、日本政府や日本有志の反論に一切耳を貸さない態度です。これは日弁連の長年に渡る従軍慰安婦ロビー活動にもよるものです。


そういう国連が一方的な中国寄りの見解を示すのはもうわかりきっていることです。

「沖縄は先住民族であるから日本人ではない。ゆえに沖縄の人々にその土地を返すべきである」として、そうなった暁には、チベット、ウィグル政策に取り掛かり民族浄化を粛々とおこなう・・・目に見えるようです。


そう、チベットやウィグルの人たちこそ先住民族なんです


中国人はどういうメンタルで国連にいられるのか不思議でしかたありません。

国連人権委員会は中共こそ糾弾すべきです。

ところが常任理事国が中共なもんで見て見ぬふり。



国連は



沖縄が日本民族じゃないというなら



どんな民族だというのだ?



そこは空白



これこそ、他の民族ではない証拠。



学術的に何も確定されていない。



それどころか、仮説もない。



着地点がな~んもない ただの否定。



これって、よく左翼がやるデモと同じですよね。





沖縄は日本にとって、とても重要な県です。


沖縄こそ日本ともいえる。


沖縄から日本神道は発祥したともいえます。沖縄は現在でもとても霊的であり信仰深いですが、その名残りであると思います。


琉球王国もウィキペディアを見るとhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%89%E7%90%83%E7%8E%8B%E5%9B%BD

「琉球王国の正史中山世鑑』や『おもろさうし』などでは、12世紀源為朝(鎮西八郎)が現在の沖縄県の地に逃れ、その子が琉球王家の始祖舜天になったとされる。」

とも記載されています。


またウィキでは九州から沖縄に人々が移住したとなってます。もちろんそうした人々の往来はあったと思います。


ただ、「日の本」の元となった大和朝廷を作った人々はもともとは沖縄にいたと思われるふしがあるのです。つまり天皇のルーツは天照大神ですが、そのずっと祖先が沖縄にいたらしいのです。ゆかりの地と思われる御嶽もありますhttp://wrd2425.ciao.jp/247kouri.html 


古事記、日本書紀ももっと研究の余地ありです。


琉球王国はそのずっと後ということになります。人々の往来もその頃かもしれません。それもまだ確定はされていませんが源家の人が渡ってそのルーツになっているというのですから、支那人の入る余地などこれっぽっちもありません。


独立国のようにしてあったのかもしれませんが、もともとは私たち日本人と同じ民族だったわけですし、むしろそ日本民族のルーツとなる人々でもあった。


現代のように「民主主義国家」が主流になり、交通網が発達して、世界も狭くなったのだけど、世界としての「正義」がまだ確立されておらず、不穏な動きを見せる国家がある今は、また「琉球王国」として独立するのは危険です。しかも、その琉球王国としての歴史観もどうも曖昧なままですから。危険極まりない。

それを証拠に沖縄県庁から延びる大通りの入り口に日本の税金で中共企業が“龍柱”を建ててしまいました。もちろん中国共産党の支持です。つまり、建造費用や建てた人たちのお給料を私たちが払ってあげたのです。しかも龍柱の龍は“属国”を意味する“爪”を持つ龍です。それを許してしまったのです。こんなあほくっさいことってあるでしょうか?信じられません。


沖縄県民は独立なんて望んでないと思います。


絶対ダメだとはいいませんよ。琉球王国も、世界正義が確立され、共産党もなくなり、独裁覇権国家もなくなり、時代も良くなれば、それも面白い、いいとは思いますけどね。ただその際の王様は?今も王様の末裔、源家の末裔がいらっしゃるのかしら。それとも“選挙”で決めるなんて言わないで下さいよ。



国連なんて先の戦争のいわゆる“戦勝国”によってつくられた偽善団体です。こうしたゆるぎない作り変えようのない過去、歴史の前に怖いものなんてあるんでしょうか。

間違っている人というのはどこか弱いものです。間違っている団体や国家もそうです。間違っているから返って強気に出て攻撃してくるのです。それにいちいちひるんでいては道理は通りません。

国連に対し、日本政府は断固ひるむことなく強い言論で正しいことは正しい間違いは間違いと主張していただきたい所存です!



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オバマ大統領広島訪問を歴史の転換点に

2016-04-28 16:30:32 | 歴史・歴史問題・戦争

[HRPニュースファイル1617]http://hrp-newsfile.jp/2016/2735/

文/HS政経塾2期卒塾生服部まさみ

◆オバマ大統領は広島訪問で何を語るのか

米国のオバマ大統領が、G7、伊勢志摩サミットが閉幕する5月27日に、広島を訪問する方針を固めました。

このニュースが流れたのと同じ4月23日に、オバマ政権でイランの核問題を担当した前国務次官(国務省のナンバー3にあたる人物)のウェンディー・シャーマン氏が、CNNテレビで、オバマ大統領の広島訪問について次のように発言しました。

「米国が過去を進んで認め、未来に焦点を当てる姿勢を地域の同盟国に示すことが米国の国益にかなう。」

また「原爆で終戦が早まり、多くの命が救われたという米国の公式見解は誤りではない」としながらも、「多くの民間人を殺害した原爆の残虐性は否定できない。」とも述べています。(4月26日読売新聞)

現在のアメリカ世論は、多くの民間人が犠牲になった広島・長崎への原爆投下を「正当化しない」という見方が60%と半数を超えています。

しかし、「正しかった」とする意見も根強い中、元政府高官として踏み込んだ発言をするのは異例のことだといいます。

広島訪問を決定する際には、ケリー国務長官が事前に、広島を訪問したように、現在、オバマ政権は大統領が広島訪問で何を語るかについて、世論の反応をみているとも考えられます。

アメリカ世論が形成される過程は、まず、研究者や評論家の書籍や論文に現れ、次に、要人の演説や発言に出てくるようになります。そして、新聞の社説やマスコミに影響してきて、世論が出来上がっていきます。

「原爆投下は間違いだった」という研究者の論文などはすでに多く発表されていますので、CNNテレビでシャーロット氏が原爆の残虐性を否定できないと発言したことは、世論を形成する大きな一歩であり、オバマ大統領が広島を訪問した際にも同じような内容を話すのではないかと予想します。

◆恐怖心によるプロパガンダと歴史の修正

国益を左右する歴史認識は難しい問題ですが、米国が行った原爆投下は非人道的な行為であり、その元にあった人種差別の考え方は誤りです。

日本は、大東亜戦争で帝国主義と植民地主義と人種差別に終止符をうつために戦いました。

日本軍の戦いによって、白人による植民地支配に苦しめられたアジアの人々が歓喜し、喜んでいるということを知った米国は、その事実を捻じ曲げて、「日本軍がアジア人に対して、ありとあらゆる『残虐行為』に及んでいる」というプロパガンダ(宣伝)を行いました。

なぜなら、日本軍が白人に対して、戦いを挑み、苦しめていると報告すると、かえって「アジア人のために戦う日本」というイメージが広がってしまうからです。

日本の戦いによって白人優位の人種差別を土台にして築いた植民地支配の構造が崩れていくことを恐れ、白人は自分たちが今まで有色人種に対して犯してきた罪によって、奴隷にされるのではないかと怯えたのです。

その恐怖心からか、米国は人種差別を行ってきた歴史を認めずに、歴史を修正して正当化し、東京裁判での南京虐殺などを作り上げ、プロパガンダで誤魔化してきました。

そして、人種差別をこの世界からなくそうとした日本を自滅させるために、100年計画でGHQ占領政策を実行し手足をもぎとってしまいました。

◆歴史に真正面から向き合う

米国の白人優位の構造が逆転する恐怖は、現代でも続いているのかもしれません。人種差別が原因の銃撃事件が相次いでいますが、それを一生懸命、銃規制の問題にすり替えています。

初の黒人大統領が誕生し、20ドル札に初の黒人女性を印刷しただけでは、国際社会にPRできても本当は何も変わっていないのかもしれません。

今こそ、米国は人種差別を行ってきた歴史に真正面から向き合うべき時です。その問題から逃げて、偽物の歴史を生きている限り、米国の発展、繁栄はありません。

黒人初の大統領であるオバマ氏だからこそ、人種差別の歴史に終止符を打つ転換点に立つべき使命があります。「米国が行った原爆投下は非人道的な行為であり、その元にあった人種差別の考え方は誤りです。

日本は、第二次世界大戦で帝国主義と植民地主義と人種差別に終止符を打つために戦いました。

その日本を誇りに思い、真の同盟国として、友人として、世界の平和のためにこれからの未来を共に歩んでいきたい」と世界に向けてメッセージを発信することができると思います。

日本政府は、オバマ大統領の広島訪問を7月の参院選挙で左翼票を増やす絶好の機会だと考えて、ここぞとばかりに謝罪を繰り返すのではなく、同盟国として、日本の方からこのようなフェアな考え方が必要ではないかと導けるようにならなければなりません。

日本も米国も勇気を持って自国の歴史認識と向き合うことで、共に、世界を平和と発展・繁栄に導くリーダー国家としての使命と責任を果たしていけると信じています。


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広島宣言の欺瞞――理想と現実

2016-04-15 13:06:31 | 歴史・歴史問題・戦争

[HRPニュースファイル1610]http://hrp-newsfile.jp/2016/2717/

文/幸福実現党・岡山県本部副代表 たなべ雄治

◆ヒロシマへの歴史的な訪問

広島で主要7カ国(G7)による外相会合が行われ、その中で核兵器なき世界を支持する「広島宣言」が採択されました。

ケリー米国務長官は、原爆を投下した米国の閣僚としては初めて広島平和記念公園を訪問し、原爆死没者慰霊碑に献花しました。「歴史的」との報道がされています。

◆文言の変遷と発言を振り返る

ここで、「広島宣言」の変遷を振り返ってみましょう。

日本は当初、核兵器による惨状について「非人道的」と表現しようとしていました。

ところが核兵器保有国が、国際法の「人道に対する罪」に当たると取られかねないと懸念したため、「非人間的な苦難」という表現に変更されました。

とすると、民間人への原爆の使用は「人道に対する罪」に当たらない、とでも言いたいのでしょうか。

次に、米国関係者の発言にも注目してみましょう。

米国務省高官が「米国務長官が謝罪のため広島に来たのかと尋ねられれば、答えはノーだ」「深い悲しみを覚えるかと言えば、答えはイエスだ」と語ったとCNNが伝えています。

不幸な出来事ではあったが米国が悪いわけではない、と言いたいようです。

ケリー氏はというと、今回の広島訪問について、「過去についてではなく、現在や未来についてのものだ」と岸田外相に対して語っています。

謝罪する気はさらさら無いようです。

◆米国の立場としては当然の姿勢

オバマ米大統領の「核兵器なき世界」の宣伝のために「広島宣言」を利用することはあっても、米国は戦争犯罪を認めないでしょう。

この対応は、現代の外交においては常識的です。

というのも謝罪すると、賠償が発生しかねませんし、若者の愛国心を損なうかも知れません。米国の国益に沿わないからです。

また、仮に謝罪したくてもできない、民主主義特有の事情があります。

それが世論です。ピュー・リサーチ・センターの調査によると、米国では広島・長崎の原爆投下について、過ちだったと考える人34%に対し、正しかったとする人が56%もいます。

謝罪は、野党共和党を利することになるわけです。

◆事実としての米国の戦争犯罪

とは言え、米国の行為は過ちであり、その主張には嘘があります。

まず何をおいても、非戦闘員を狙って原爆を投下したという戦争犯罪を見過ごすわけにはまいりません。これこそ「人道に対する罪」です。

「早く戦争を終結させるため」という原爆投下の正当化も嘘です。原爆投下以前にすでに日本は戦争継続能力を失っていました。

さらに、終戦後には米軍が被爆者の診察をしていましたが、実際の治療は一切行わずに実験体として観察していたという説もあります。

このような欺瞞が、正当な人類の歴史として認められて後世に伝わることを、黙って見過ごすわけにはまいりません。

「何を正義とするか」という価値観の積み上げこそ、人類の未来を築いていく基礎になるからです。

◆一方、現実を見ると

とは言え、日本の最大の同盟国は米国です。米国との協力なくして、中国の軍拡と侵略には対抗できません。

ですから、一方的に米国を断罪して日米関係を悪化させることは良策とは言えません。

さらに北朝鮮は、核実験とミサイル実験に成功しました。

日本に核ミサイルが飛んでくるかどうか、これが北朝鮮の若き独裁者、金正恩に委ねられているという悲しすぎる現実があります。

皆様は、金正恩という人物の理性を信用できますか。私にはできません。

金正恩に核攻撃を思いとどまらせる唯一の方法は、「やられたらやり返される」と判断させることです。

◆どうする日本!?

「核兵器なき世界」をめざすオバマ大統領には強く共感します。

しかしそれでも今の日本は、被爆国でありながら核武装の議論を迫られる国際情勢の中にあります。

したがって、理想と現実を整理する必要がありましょう。

まずは足元、短期的には現実的な政策を進めなければなりません。

中国・北朝鮮を抑止するには、日米同盟を堅持しながら、集団的自衛権の運用と、核武装まで視野に入れた国防の見直しが必要です。

併せて、理想に向けての長期的なプランと行動が求められます。それは、未来に残すべき価値の探求と具現化です。

上述、米国における原爆投下の是非に関する世論調査を紹介しましたが、30歳未満の若年層に限れば、逆転して原爆投下を否定する意見が上回っています。

日本の発信によっては、いずれ米国の理解が得られるのではないでしょうか。

歴史に対する適切な評価は、後世への遺産となり得るものです。

この仕事も幸福実現党の責任として担ってまいります。

 

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G7外相会合、平和記念公園で献花も 原爆投下の誤りを認める時期が来ている

2016-04-12 11:55:06 | 歴史・歴史問題・戦争

広島市で先進7カ国(G7)の外相会合が開かれた。各国の外相は、テロや難民に加え、南シナ海問題や北朝鮮の核兵器開発について議論を交わした。

11日には、各国の外相が核軍縮や不拡散問題について協議。その後、アメリカのケリー国務長官が平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑にも献花。アメリカの現職の外相が平和公園を訪れるのは初めてのことだ。

ケリー氏は、「広島は私にとっても特別な意味を持つ場所だ。平和記念公園はいかに平和が重要かを示すもの。大量破壊兵器などの絶滅のために両国がリーダーシップをとる必要がある」と語った。

 

原爆投下の誤りを認めないアメリカ

1945年、アメリカが原爆を投下したことによって、広島では約14万人、長崎では約7万人が亡くなった。北朝鮮や中国が軍拡を続ける中、広島から原爆投下の恐ろしさを世界に発信することは重要だ。

当時、日本は降伏寸前であったため、「戦争を終わらせるため」という理由で原爆を投じる必要はなかった。近年、アメリカの歴史学者の中にも、原爆投下を疑問視する意見が出始めている。

しかし、アメリカの大統領は、いまだかつて日本への原爆投下に対して謝罪をしていない。アメリカでは、退役軍人を中心に、原爆投下を正当化する世論も根強いためだ。

ただ、5月の伊勢志摩サミット後に、オバマ米大統領が平和記念公園を訪問することが検討されていると報じられた。オバマ氏は就任直後、「核なき世界」を提 唱するプラハ演説を行い、ノーベル平和賞を受賞している。10日付ワシントンポスト紙によれば、オバマ大統領が広島で、同様の演説をする可能性も出てきて いるという。

 

日本は正しい歴史観を世界に発信すべき

アメリカが原爆投下の誤りを認めることは、日本を「悪」とし、中国を守るという、戦後の歴史観を転換させることにつながる。

今年は、東京裁判から70年の節目の年。この東京裁判も、連合国側の裁判官によって行われ、日本に対して全く公正なものではなかった。

弊誌のインタビューに対し、米ウィスコンシン大学博士課程で、東京裁判や日本の近現代史を研究するジェイソン・モーガン氏は次のように語った(2015年11月号記事)。

「第一次大戦後、アメリカは新しい国際秩序を構築したばかりでした。その頃の資料を見ると、日本が大東亜共栄圏という新しい国際秩序を創ろうとしているこ とを、アメリカ政府が大変懸念していたことが分かります。このため、日本が世界を乗っ取る計画を持っているかのようなプロパガンダを行ったのです。

(中略)日本は、有色人種が人間として平等に扱われることを心から願っていたのです。もしあの時、日本が主導的に新しい国際秩序を創ろうとしなかったなら、むしろ日本は無責任だったと言えるでしょう」

日本は、第二次大戦の真実について世界に発信していく必要がある。原爆投下の真実を知らされていないアメリカの人々に対しても、真実を伝えていくべきだろう。

(山本泉)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『正義の法』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1591

【関連記事】

2016年3月25日付本欄 オバマ氏が広島訪問を検討 「戦勝国史観」の反省が世界平和への第一歩http://the-liberty.com/article.php?item_id=11121

2015年11月号 戦後70年 日本の誇りを取り戻そう - 「安倍談話」は出す必要がなかった ジェイソン・モーガン氏インタビューhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10200

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慰安婦記述の教科書 灘中など30校以上 自虐史観で国は守れない

2016-03-20 11:19:26 | 歴史・歴史問題・戦争

4月から全国の中学校で使用される歴史教科書のうち、唯一慰安婦に関する記述を採用している「学び舎」の教科書が、30以上の国立・私立中学で採択されていたことを、19日付産経新聞などが報じた。

採択した学校は、筑波大付属駒場中、東京学芸大付属世田谷中、灘中、麻布中など最難関と言われる学校が多く入っていた。

 

執筆者には反・安保法制の団体に所属する人も

慰安婦の記述を含む教科書を発刊する「学び舎」は、2014年の教科書検定に新規参入した。当初申請された教科書は、慰安婦の強制連行を強くにじませ、審査で不合格となった。その後、大幅に修正したものが再申請され、合格となった。

同社の教科書は、全国の現職や元職の教員約30人が執筆。中には、安保法制の廃止を求める声明を出すなどしている「歴史教育者協議会」に所属する執筆者もいるという(19日付同紙)。

 

「強制連行」「性奴隷」はねつ造

「慰安婦の強制連行」は韓国や中国のねつ造だ。慰安婦がいたのは事実だが、日本軍が組織的に「強制連行」したり、「性奴隷」として扱った事実はない。

アメリカのクリントン政権時につくられた、「ナチスの戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班」(IWG)は、7年の歳月と約30億円の予算を投じて調査した。だが、日本軍による慰安婦の強制連行を示す証拠は、何一つ見つけられなかった。

教育現場で、「ない」ものを「あった」と教え、生徒たちが「日本は悪い国なんだ」と受け止めれば、自然と、「他国に占領されても仕方がない」という考えになるだろう。

現在、中国や北朝鮮の軍事的な脅威が迫っているが、間違った歴史が頭にあれば、「この国を守ろう」などとは誰も思わないはずだ。

 

国家間の友情は、真実の上にこそ築かれるべき

現在、核実験やミサイル発射などの挑発行為を繰り返す北朝鮮に圧力をかけるために、日本、アメリカ、韓国の3カ国が協力体制を築こうとしている。

昨年末にも日韓は、日本軍の慰安婦問題で合意して以降、関係改善の流れが続いている。しかし、本当の国家間の友情は、真実の上に築かれない限り、もろいものになる。

日本の未来を担う若者たちが自虐史観的な教育に染まらないよう、検定基準を見直すとともに、日本政府は、事実上、強制連行を認めた「河野談話」を撤回し、国際社会に広がる誤解を解く必要がある。(真)

 

【関連記事】

2015年11月23日付本欄 歴史教科書の一本化を求める韓国政府 歴史教育の意義とは何かhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10491

2015年9月5日付本欄 慰安婦問題「20人の米国人歴史家の声明」に対し日本人歴史家が反論http://the-liberty.com/article.php?item_id=10137

2015年10月号 戦後70年談話 「安倍談話」で加速する 中国・韓国のゆすりたかり - The Liberty Opinion 2http://the-liberty.com/article.php?item_id=10089

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慰安婦問題が終わらない理由はここに 国連の実態を幸福実現党の釈量子氏が報告

2016-03-08 10:45:38 | 歴史・歴史問題・戦争

釈量子を国政に送り出す会」(会長:安田永一氏)がこのほど、講演会「『幸福の革命』~愛してるから、黙ってられない~」を、東京都内の牛込箪笥区民ホール(旧称:牛込公会堂)で開催した。

 

登壇した幸福実現党の党首・釈量子氏は、2月にスイス・ジュネーブでの国連欧州本部・女子差別撤廃委員会でのスピーチや委員会の様子を報告した。

同委員会において、日本政府は日本軍の「慰安婦の強制連行説」を否定。この前日に釈氏は、NGO枠で英語スピーチを行い、「『従軍慰安婦』というのは虚偽であること」「日本では天照大神という女神が信仰されてきた。125代の天皇のうち10代が女性であり、女性の尊厳を守る国である」などと発言した。

釈氏はあまり報道されていない事実も紹介した。それは、日本の杉山晋輔外務審議官が慰安婦の強制連行を否定した後、委員の一人が昨年末の日韓合意を持ち出 し、「もし、慰安婦の問題がないのであれば、なぜ韓国との間に合意を形成する必要があったか」と指摘。「安倍首相が謝罪の意を表したのであれば、苦しまれた慰安婦の女性に謝罪の手紙を出し、さらに、加害者の訴追が必要なのではないか」とも発言したという。

国連においては20年以上も前から、「性奴隷」という言葉を日本の左翼活動家らが定着させてきた歴史がある。釈氏は、日本の主張は十分に届いていないと指摘し、「幸福実現党は、河野談話の白紙撤回をして、30何万筆を集め、何とかしようと動いている。今、私たち日本は、そろそろ目を覚まさないといけない」 と力強く訴えた。

 

当日は同党の遊説局長でありミュージシャンのトクマ氏も登壇し、マイナンバー制度に反対して作詞・作曲したという曲NO!NO!マイナンバー」などを披露 した。トクマ氏は衣料品販売の仕事をする中で、業績が上がれば、上がるほど累進課税で税率が上がっていったことに苦しめられた実体験を語り、増税政策を批 判。「累進課税と言うのは隠れた共産主義思想。要するに、努力した人からお金を取っていくということ」として、消費増税の中止、マイナンバー制度による課 税強化に警告を鳴らした。

歴史見直しを期待されていた安倍政権だが、安倍談話も「河野談話」を打ち消すものとはならず、十分な成果が出ていない。また、経済政策もつじつまが合わなくなってしまっている。安倍政権によってでは踏み込めない部分については、新しい保守政党の躍進に期待したい。

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『釈量子の守護霊霊言』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1014

幸福の科学出版  『いい国つくろう、ニッポン!』 大川紫央×釈量子著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1455

【関連記事】

2016年2月17日付本欄 日本が国連で「慰安婦強制連行説」否定 政府に先んじて主張した釈氏ら保守系の人々http://the-liberty.com/article.php?item_id=10922

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韓国が騒ぐ「竹島の日」に、ちょっと気になるシーン

2016-03-01 09:59:04 | 歴史・歴史問題・戦争

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11004

先日、2月22日の「竹島の日」に、気になるニュース映像が流れていました。今回は、その点について紹介します。

1905年2月22日に、島根県は竹島の帰属を告示しました。それから100年を記念して、2005年、県の条例で「竹島の日」を定めました。それ以来、毎年この日の前後に、島根県の松江市で式典が開かれています。

しかし、韓国の関係者や右翼の街宣車が集まるなどして、今では、警察ともめる様子が「風物詩」になってしまっています。

 

「正しい位置付け」で祀られていた神棚

でも、今年は、これまでとはちょっと違った、興味深いことがありました。

式典のステージの中央に「神棚」が祀られていたのです。しかも、国旗と島根県の旗を両脇に従えるという、「正しい位置付け」で祀られていました(上画像)。

この点について島根県に確認したところ、例年、式典は、島根県民会館という大きなホールで行うのですが、耐震補強工事中で使えず、今年は、近くの島根県立武道館で開催した、ということでした。

武道館には、日頃から神棚が祀られており、柔道や剣道、なぎなたなどの試合や練習をする人々が、拝礼するといいます。

 

日本の伝統は「政教分離」でなく、「政教一致」

こういう事実を知ると、「県の施設に神棚があるのは『政教分離』に反している」と批判する人もいるかもしれません。

でも、日本は、伝統的に「政教分離」ではなく、「政教一致」の国でした。「神の心を地上に降ろすことで、人々の幸福や繁栄を実現する」ことを目指してきたのです。

その証拠が、天皇陛下の存在にあります。天皇は125代続いていると言われ、皇紀で言えば、今年は「2675年」です。少なくとも2000年近くの歴史を持つ、「世界最古・最長の王朝」なのです。

ちなみに、島根県は、縁結びのパワースポット「出雲大社」や、大国主命の「国譲り神話」で有名です。八百万の神々が留守にするので、全国的に10月のことを「神無月(かんなづき)」と呼びますが、神々が集まると言われる出雲では、「神在月(かみありづき)」と呼びます。

この島根県で行われる、領土を守ろうとする式典の会場中央に、「神棚」があることは、極めて自然なことです。

 

人間宣言、神道指令の直後に行われた「李承晩ライン」

ちなみに、「竹島」をめぐる問題は、第二次大戦で日本が負けた後の1952年、自衛隊が存在しない時代に、当時の韓国の李承晩(り・しょうばん)大統領が、勝手に「李承晩ライン」を引いて、「竹島は韓国の領土だ」と宣言したことに始まります。

でも、1951年、日本が、アメリカをはじめとする戦勝国と結んだサンフランシスコ平和条約では、「竹島は日本の領土」と考えられていました。つまり、現在、韓国は、国際法上、何の根拠もなく、島根県の竹島を「独島(ドクト)」と呼んで、不法に占拠しているのです。

敗戦後、GHQは、昭和天皇に「人間宣言」をさせたり、「神道指令」を出すなどして、日本から「神様を排除」しようとしましたが、その時期に、「李承晩ライン」が引かれたことを考えると、「神様が留守の間」に日本の伝統や領土が奪われた、と言えなくもありません。

国土や国民を守るためにも、「神の国・日本」としての誇りを取り戻すべきではないでしょうか。

(山下格史)

 

【関連記事】

2015年11月23日付本欄 歴史教科書の一本化を求める韓国政府 歴史教育の意義とは何かhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10491

2015年4月7日付本欄 中学教科書検定「竹島・尖閣は日本固有の領土」 自虐史観の払拭をhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=9452

2015年1月8日付本欄 「自虐史観」が「国防危機」につながる3つの理由【3分で学ぶリバティ日本史】http://the-liberty.com/article.php?item_id=9023

2016年2月号 野々村直通氏×釈量子党首 - 直球対談レポート in 島根http://the-liberty.com/article.php?item_id=10649

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日本とアジアの平和を守る! 若者1200人が渋谷でデモ行進

2016-02-29 09:21:50 | 歴史・歴史問題・戦争

「誤った歴史認識を改め、日本の誇りを取り戻したい」

「侵略の野望を持つ近隣国から、アジアの平和と繁栄を守りたい」

こうした愛国心に突き動かされた若者1200人(主催者発表)が28日、「愛してるから、黙ってられない。若者1000人We Love日本」デモを行った。デモには、幸福実現党の釈量子党首や、トクマ遊説局長なども参加した。

晴れわたり澄み切った空の下、日の丸を掲げたデモ隊は、「従軍慰安婦・南京大虐殺はねつ造だ」「日韓のほんとうの友情を取り戻そう」「北朝鮮の核実験に 黙ってられない」「日本政府は核装備の検討を」などのシュプレヒコールを上げながら、代々木公園から渋谷駅前や宮益坂下交差点など、渋谷の街中を練り歩い た。

 

韓国の"でっち上げ"を事実と認めた日本政府

このデモの背景の一つに、2015年末に日本と韓国の両政府によって交わされた「日韓合意」がある。

日本の安倍晋三首相が、韓国の慰安婦が「軍の関与」の下にあったことを認め、韓国政府が設立した慰安婦支援財団に、一括で10億円を拠出することを合意したものだ。

すでに外交決着している慰安婦問題を何度も蒸し返す韓国に対して、またもや謝罪してしまったのは、外交的敗北といえるだろう。

 

核を持つ北朝鮮の暴走

さらに今年に入り、北朝鮮がふたたび暴走し始めている。

1月6日には、第4回目の核実験が行われ、原爆よりもはるかに威力の大きい水爆の実験と発表された。2月7日には北朝鮮の事実上のミサイル発射実験も行われた。

北朝鮮の暴走に慣れてきている日本人も多いが、危機感を失ってはいけない。北朝鮮の行動を見ると、常識や国際法は通用しないということは明らかだ。こうした国に核を使わせないためにも、日本も正当防衛の範囲内での核装備の検討が必要になっている。

 

「この人たちや、その生活を守りたい」

デモ行進では、多くの買い物客や観光客でにぎわう渋谷の大通りで、デモ隊が「We Love Nippon! We Love Asia!」とコールすると、一緒に手拍子をしたり、声を上げる通行人もいた。40代のドイツ人男性は、「Happiness Realization(幸福の実現)」という言葉に共鳴し、デモに飛び入り参加して、最後まで一緒に声を上げて歩いた。

デモに参加した20代女性は、「先人たちが日本を守ってくれたので、これからは私たちが守らないといけないと思います。通行する人たちの反応もとても良かったので、これからも声を出して伝えていきたいです」と感想を述べた。

大阪から参加した20代男性は、「デモが始まる前までは、消費税増税やマイナンバー制度など、国民の幸福を考えない政治や、自虐史観に染まった日韓合意な どに対して『憤り』を感じていました。でも実際に渋谷を歩き、多くの家族連れや買い物客などの日常の風景を見ていると、この人たちや、その生活を守りたい と素直に感じました」と心境の変化を語った。

20歳の女子学生は、「今の状況では日本を守れないと感じています。とにかく日本を守り、発展させたいという思いで参加しました。これほどの大人数で、多 くの方に伝えることができたので、若者も政治や世論を動かすことができると感じました」と手ごたえを感じた様子だった。

 

政治を動かす若者の力

台湾では、2014年に中国との「サービス貿易協定」を強行採決したことに反発した学生たちが立法院を占拠し、国会議長の譲歩を引き出した。同年、香港でも学生が中心となって、本物の普通選挙権を得るために「雨傘革命」を起こした。

そして今回、日本の誇りを取り戻してアジアに平和をもたらすために、1000人を超える日本の若者が立ち上がった。こうした活動が、日本の政治をより良い方向に導くことを望みたい。(真)

 

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2015年9月21日付本欄 「南京」「慰安婦」をユネスコ記憶遺産にするな! 学生150人がデモhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10189

【衆院選】

2014年12月13日付本欄 若者は衆院選に無関心? 香港デモの若者が求める「投票権」を大切にhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=8894

2015年11月号 18歳からの「選活」のススメ - ちょっと政治が見えるとぐっと世界が広がる!http://the-liberty.com/article.php?item_id=10204

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3人の女性が国連委でスピーチ~「慰安婦の強制連行はない!」

2016-02-28 00:18:57 | 歴史・歴史問題・戦争




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