公開霊言「後藤謙次の守護霊メッセージ―政局を読む―」
2017年9月26日収録
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13582
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「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力「霊言」とは何か⇒ http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3159
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「国難突破解散」と称して衆議院解散を宣言した安倍晋三首相。宣言と同時に複数のテレビ番組に出演し、解散の意図を"解説"して回った。その中でも注目を浴びたのが、テレビ朝日の報道ステーションだろう。
同番組のアナウンサー・小川彩佳氏は、安倍首相に対して「安倍首相もトランプ大統領も(北朝鮮の)危機を煽っているのでは?」と発言し、北朝鮮を擁護するような姿勢に批判が集まった。
マスコミ人の本音を聞く
2016年4月から同番組のコメンテーターを務める後藤謙次氏も、現政権に批判的な目を向けている。
後藤氏は、同社で自民党記者クラブキャップ、首相官邸記者クラブキャップ、編集局長などを歴任後、2007年からフリージャーナリストとして活動。著書に、『ドキュメント 平成政治史』(全3巻)、『日本の政治はどう動いているのか』などがある。
後藤氏は、北朝鮮情勢が緊迫する中で解散する安倍首相に対し、「解散権の私物化」だと指摘し、以下のように批判した。
「結局、今だから勝てそうだ。そして臨時国会で森友・加計問題の追及をなんとか避けたい。それくらいしか動機が見つからない」
「(安倍首相は北朝鮮への)制裁決議に向けてフロントランナーで旗振って走ってる。その人が国連総会出ました。演説をしました。北朝鮮を厳しく監視しましょうって言って帰ってきて解散ということはですね、果たして国際世論が安倍さんをどう思うのかと。その分のマイナス分は非常に大きい」
とは言っても、コメンテーターの発言は少なからず局の方針に左右され、本心を語ることは難しい。大川隆法・幸福の科学総裁は、「(後藤氏が)かなり良識とバランス感覚を兼ね備えておられる方とみて、今の政局をどう読むか、本心で伺ってみたかった」と、26日、後藤氏の守護霊を招霊した。
歴代総理で突出する「面の皮の厚さ」と「腹の黒さ」
後藤氏の守護霊は冒頭で、テレビ朝日の報道によって選挙の勝ち負けが左右されるため、歴代の自民党政権が報道ステーションに注目してきたとし、「(会食などを通して)情報操作をいちばんしたいのは、私のいる、この番組なんです」と明かした。
その上で、今回の解散についてこのように苦言を呈す。
「『下がっていた支持率が上がり始めて、逆転できそうだ』というので、党利党略から見れば、『今しかない』ということでしょう」「『国難選挙』って言うなら、やっぱり、それ(北朝鮮)をメインテーマに掲かげて、争点として選挙にもっていかなきゃいけないけど、そういう国難みたいなものは場外乱闘の部分で、国連でやったり、ほかのところで記者に答えたりして、本当の争点は違うところへもっていく。いつもの手ですよね」
他党のまとまりのなさや不祥事に国民の視点が向き、安倍政権の支持率は4カ月ぶりに5割まで回復している。まさしく、今しか勝負をかけるチャンスはないということだろう。
日本国民の生命に関わる北朝鮮問題にはあえて言及せず、社会保障を争点に掲げる安倍首相に、「議席を増やすためだけの選挙なのでは」と感じた人も多いだろう。国際社会に向けては、北朝鮮という脅威に向けた結束を訴えかけつつ、一方では、国内で"内戦"を始めるやり口は、「二枚舌」と言われても仕方がない。
後藤氏の守護霊は、安倍首相のやり口を、「『面の皮の厚さ』、『腹の黒さ』っていうのは、歴代宰相のなかでもかなり突出してきた」「お腹の皮がアコーディオンみたいにできてるんだと思う」と"評価"し、こうした腹黒い政治を続けた先には、「安倍独裁」ができあがると警鐘を鳴らした。
また、森友・加計問題で批判を受けた安倍首相は、「ドリルの刃となって、あらゆる岩盤規制を打ち破っていく」と言ってのけたが、後藤氏の守護霊はこれに対し、友人にだけ便宜を図るのではなく、「許認可行政全体の見直しについてやるべき」だと語った。
政治もメディアも「人気取り」
安倍首相に対抗し、小池百合子東京都知事が「希望の党」を立ち上げ、「原発ゼロ」や「消費増税凍結」を掲げて議席を狙っている。これについて後藤氏の守護霊は、「(小池氏は)すごく焦っているので、人気を取れるものは"何でも食いつく"っていう状態」だと指摘。安倍陣営との二大対立に見せかけることで人気を得ようとする小池氏を「あざとい」と評した。
小池氏を批判すると同時に、後藤氏の守護霊は、視聴率のみを追いかけ、政策の内容を問わないメディアの姿勢にも疑問を投げかけた。いずれ国民からの信頼を失うのではないかと、メディア業界の将来を危惧した。今のマスコミが、政治家の成果ではなくゴシップネタばかりに食いつくことについて、このように嘆いている。
「今のマスコミは、"形而上学"っていうか、頭のほうで考えるものについては弱くて、"形而下"っていうか、お腹、へそから下のことのほうには、すごい関心があって。『それを出せば、もう"錦の御旗"になっちゃう』みたいなの、これはレベルが低いな。はっきり言って、ちょっと悲しいものがあると思うな」
この霊言の後、民進党が希望の党に合流した。両党の政策はバラバラであるのに、マスコミはその違いについてはあまり論じない。「自民党」対「希望の党」という対立を煽って視聴率を稼ごうとする、マスコミ体質が表れている。
小池氏の公式サイトから日本核武装化の主張が消されたことにも( http://the-liberty.com/article.php?item_id=13574 )、政策よりも人気を優先する姿勢が表れていると言える。
多くの国民が、政策を二転三転させる政治家に嫌気がさしているようだが、それを報じるジャーナリストの中にも、理念のない人気取りの政治に危惧を持つ人が多くいるのだろう。
他にも霊言では、以下の論点が言及されている。
- 解散の大義はいかにあるべきか。
- 安倍首相は消費税上げをオリンピック景気で相殺したい。
- 安倍首相の「生きのびる力」。
- 正論を主張し続けることの意味。