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Mikuのブログ

フィリピン大統領が「アメリカと決別」 中国の懐柔が成功しつつある?

2016-10-22 15:07:08 | 香港・台湾・フィリピン・アジア

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12078

フィリピンと中国が、本格的に関係改善に動き出した。 

フィリピンのドゥテルテ大統領は、中国の習近平国家主席と北京で首脳会談を20日、行った。習氏が「政治的な相互信頼を増進し、互恵的な協力を深め、摩擦を適切に処理する努力をしたい」と発言すると、ドゥテルテ氏は「積極的な両国関係の発展に尽力し、中国との協力を強化したい」と応じた(21日付朝日新聞)。 

両国は南シナ海の領有権問題で争っていたが、それを棚上げし、フィリピンは中国からの経済支援を引き出す機会にしたい考えで、約400人の財界人を伴っての訪中だ。 

ドゥテルテ氏は、首脳会談前後の演説などでも、これまで経済的・軍事的に協力してきたアメリカよりも、中国に対する期待感を表明した。 

「ハーグの仲裁裁判所が下した南シナ海での中国の主権は認められないという裁定は、自発的には取り上げない」「中国がフィリピン経済にとって唯一の希望だ」(19日の記者会見) 

「アメリカとは軍事的にも経済的にも決別する」(20日の経済フォーラム) 

ドゥテルテ氏の親中路線がはっきりと示された形だ。 

 

世界を二分する流れ

これは日本にとって好ましくない流れだ。中国によるアジア諸国への懐柔がまたひとつ成功しつつあると言えるだろう。 

背景には、ドゥテルテ氏が国内で進める「麻薬撲滅運動」がある。麻薬犯罪の捜査において、警察が容疑者を現場で殺害することを容認するなど、強硬手段をとるドゥテルテ氏に対し、国連やアメリカは非難を表明した。しかし人権問題など気にしない中国は、これを機にフィリピンを支援して、アメリカとフィリピンを引き離したい考えだ。 

ドゥテルテ氏はまた、「中国とロシア」との協力関係に言及している。これは、「アメリカをはじめとした西側陣営」と、「中露を筆頭とする反西側陣営」を意識した言葉だろう。両者の対立がエスカレートすれば、世界を二分する第二の冷戦へと突き進む危険もある。

 

フィリピンが今後、中露と接近し、3国間で連携を取り始めれば、西側と反西側の図式はますます色濃くなってしまう。

 

この流れを防ぐには、一つは、現在、悪化してしまっている米露関係を改善する必要がある。欧米は、ウクライナ問題を発端にロシアに経済制裁を科し、経済的に窮地に立たされたロシアが中国と近づかざるを得ない状況をつくり出した。しかし一方で、ロシアも中国の拡張主義に対する警戒感を持っている。欧米諸国が「ロシア悪玉論」を捨てれば、対中国でロシアと協力することはできるはずだ。 

もう一つは、日本がアジア諸国に対して強いリーダーシップを発揮することだ。もちろん、ドゥテルテ氏の麻薬犯罪取締における強硬なやり方をそのまま支持するわけにはいかないが、フィリピンが中国に経済的に依存して抜け出せなくなり、属国のようになってしまうことを見過ごすわけにはいかない。知恵を絞って、中国とも欧米とも違ったアプローチを考えていかなければならない。(片/紘)

 

【関連記事】

2016年9月9日付本欄 東アジア会議で「中国包囲網が破れている」ことが明らかにhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=11904 

2016年7月1日付本欄 フィリピン新大統領、ドゥテルテ氏ってどんな人? 中国との外交は大丈夫?http://the-liberty.com/article.php?item_id=11574

─ ─ ─ ─ ─

このニュースは昨日の夜、移動中の車の中ラジオで聞いたんですが。びっくりしました。

ネットニュースでチラっと見て気にはなっていたんです。


とにかく比大統領は、警察や政界までが絡んだ麻薬犯罪に対して、メキシコなどもそうですが、もうにっちもさっちもいかず、ああいう強硬手段に出たんだろうと、それは多少仕方ない面もあるのかなという感じは、個人的にはしていました。このことに関しては私以外にも結構理解あるコメントはありましたよ。ただ確かに禁じ手ですよね。

それで欧米なんかは、特に民主党のオバマは非難はしますよね(自分たちは棚上げして)。それで、米大統領に逆に言い返しちゃったっていうのも・・・まぁわかるよ。うん。

そういう熱い人なんだなぁって。

でも、反省していたみたいじゃないですか。


まさかね。

まさか、だからって中国側についちゃうって、もうびっくりです。


オバマ大統領に馬鹿呼ばわりしてしまったのは、麻薬取締の方法を非難されて頭にきただけじゃなく、アメリカは中国に対して何もしない癖に偉そうに言うなってことでしょ!?と、私は思ってたんですわ。私がそう思っていたもんで・・・

そうじゃなかった!?

単に非難されて ふてくされていた?


ラジオによると、若い頃、アメリカへ渡ろうとしたけど、ビザが下りなかったということでアメリカに対してあまり良い感情がないらしいということですが。当時フィリピンはアメリカの統治下。ドゥテルテ氏は当然エリートであり。なのに、なぜ、自分が?というショックは大きかったようだと。

ま、それはどうか知りませんけど、

そんなところへ中国が近寄ってきたからといってねぇ。

お金もらえば、アメリカがちょっと非難すれば、南シナ海はどうでもいいのか?それじゃ幼児ではないか。


中国に寝返るアジア・アフリカはもう自分たちの事しか頭にないという共通項があると思います。類は友を呼ぶのか・・。

日本は日本でそんな中国に強気に出られない・・・・。これだって結果寝返ってるのと同じことですよ!


知恵がないということは、能力がないという事です。結果悪に繋がるということです。

政治では致命的な欠陥ですよ!与野党共にね。



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「いじめ」は解決できる!【1】

2016-10-22 14:24:38 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1709]http://hrp-newsfile.jp/2016/2939/

幸福実現党・政務調査会 佐々木勝浩

先日のニュースファイルで、「いじめの問題」を取り上げました。

いじめは絶対に許さない!
http://hrp-newsfile.jp/2016/2924/

「いじめ」をこの世からなくすため、子供達や保護者の希望になることを願い、私がいじめ問題に取り組んだ時の体験をご紹介いたします。

◆私の苦い体験

私が、いじめ問題に取り組んだきっかけは、苦い体験があったからです。

10年前の話ですが、2006年当時、私が勤めていた会社の社長から、「中2の娘がいじめで不登校になっており、何か解決できないか」という相談を受けたことがありました。

私は大学を卒業してから中学校の常勤講師の経験があったので、社長は私に相談してきたのです。

講師の時、生徒からいじめの相談を受けたことはありましたが、その時は思うように解決することは出来ませんでした。

そのため社長には、「地域でいじめ問題に取り組んでいるところがあるでしょうから、そこに相談するのが良いと思います」と答えたのです。

結局、社長は、お嬢さんを転校させることで解決を図ろうとしましたが、不登校は改善しませんでした。

転校した学校は真摯に対応したそうですが、しばらくして大変な事件が起きました。社長の奥さんが思い余って、お嬢さんの首を絞めてしまったのです。

事件が起きてから会社の外ではマスコミが社長にインタビューしようと構えており、大変な騒ぎになってしまったのです。

私が相談を受けた時に、しっかりと対応していれば、お嬢さんが命を落とす事件にはならなかったかもしれません。

◆いじめで子供を亡くした母の悲しみ

私をいじめ問題に取り組ませたもう一つの体験があります。

私は社長のお嬢さんの事件かあってから、いじめ問題を調べるようになり、高1の男子生徒をいじめでなくしたお母さんに、群馬県まで足を運んで直接話をお聞きました。

お母さん自身はショックで外出もできない状態でしたが、母のなんともやるせない悲しみを感じました。しかし、どんなに私が話を聞いても、失われた子供の命はもう戻って来ません。これが現実です。

◆いじめの相談を受ける

しばらくして3学期が始まったころ、私のブログを見た中学生のお子さん(仮にA君とします)を持つお母さんからいじめの相談を受けました。

相談は、A君が仲良くなった2人(B君とC君)から下校時に暴行を受け「学校に来ないとなぐる」という脅しを受けているというものでした。 

お母さんの話では、A君は殴られケガをして病院にも行きましたが、リーダー格のB君を恐れ、「謝って貰わなくても良い」と先生に伝えていたのです。 

私は、お母さんに「学校にどうしてもらいたいか」を聞くと、A君は、特別クラスで自習をしているので、「普通にクラスで授業を受けられるようにしてあげたい」ということでした。 (詳しくは、次回説明)

私は、この時「絶対にいじめを解決する」と強い覚悟を決めました。

当時、私は福島県に住んでおり、相談者はA県です。足を運ぶ余裕はありません。最後の最後、学校と交渉するときは足を運ばなくてはと考えていましたが、結局すべて電話とメールで相談に応じました。

私は、いじめを解決した経験を持つ方からアドバイスをもらいながら相談に応じましたが、そうしたパイプがあったことは私にとって大変心強かったのです。

これがなければ、「解決する覚悟」だけがあっても解決することは困難です。

◆いじめを解決するために一番大切なことは何か 

いじめを解決するために一番大切なことは、「親が子供を守る覚悟を決めること」です。それが定まらなければ、こちらがいくら助けてあげようと思っても、なかなか解決できません。

実際にA君もお母さんに話をしない状況が続いていて、親子の絆が結ばれるまで1ケ月半かかりました。

とにかくお母さんには、「子供を守る覚悟を決める」ことと、子供にも「絶対にお母さんがあなたを守る」という思いを伝えることが大切だと言い続けました。 

その間、A君をいじめていたC君から自宅に電話がかかってきたり、自宅に訪ねてきたりしており、A君は外出を怖がり、家に閉じこもりの状態が続きました。 

(つづく)


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