来る10月に韓国で行われる国際観艦式において、韓国海軍から自衛艦旗の使用自粛が要請された。
軍艦旗は、商船や公用船と区別するために掲げることが慣例とされており、軍艦旗を掲げている船舶は所属国の領土とみなされ治外法権が認められている。また、戦時にあっては軍艦旗を降ろして国旗に変えたり他国の軍艦旗を掲げたりする行為は背信行為として禁止されている。このように、軍艦旗は単なる徽章以上の意味を持つもので、韓国の要請が”一般人の目に触れる機会が多い海上パレード時に限定した一時的な処置”であるにしろ、非常識を通り越して無礼極まりない所業と云わざるを得ない。韓国の招待に応じて国際観艦式に参加するのは15か国とされているが、詳細まで調べることができなかった。軍艦旗と国旗が同じ国があるために実害が及ぶ国が何か国になるのか分からないが、要請は自衛艦旗の掲揚阻止を狙ったものであることは明白である。空母ロナルド・レーガンの参加を明らかにした韓国最大のパートナーである米海軍は、軍艦旗を停泊時の艦首旗として使用し航海中の艦尾には国旗を掲げているために、実質的は害がなく反対もされないだろうとの姑息な思惑も見て取れる。中国海軍の参加も見込めるが、中国は軍艦旗を定めているものの掲揚場所と本要請を受諾したかどうかは不明である。
韓国が自衛艦旗に使用されている旭日旗を、日本帝国主義と韓国侵略の象徴としていることも理解できない。旭日旗を掲げた帝国海軍の軍艦が韓国領土に艦砲射撃を加えたことも無ければ、韓国(李朝)海軍艦船を撃沈したことも極めて少ないと思う。海上自衛隊の艦船に掲げられた旭日旗に対して列国海軍は、果敢な日本海軍の末裔として敬意を示すのが一般的で、韓国にとっても李朝の誤謬を正し清朝中国の圧政から解放された象徴と捉えるのが至当な世界史と思う。韓国は日本軍に蹂躙された挙句に植民地化され搾取によって国民が塗炭の苦しみを味わったというのは、歴史的な事実ではなく李朝の圧政に苦しんだ朝鮮進歩人が日本による近代化を望んだ結果であり、得るものが殆んど無いために清朝さえ領土としなかった朝鮮に対して得るものに倍する投資を行なった朝鮮経営の実態を直視すべきであると思う。
自衛艦旗の使用に制限を加える韓国済州島沖国際観艦式の参加を拒否すべきであると思う。韓国にはこれ以上の地歩を与えるべきではない。