福田和也さんが亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
保守言論人としての福田和也さんの業績は「保守」を戦後日本の思想として確立した、そうした人物のうちの一人ということにあります。
戦後日本で保守主張は愚劣な警察行政もあって、「右翼」として反社や左翼テロと同列にすら扱われていましたが、それに思想としての普遍性を与えたと言えます。
これにより保守の主張は多くの人に受け入れられるようになった。
ただ福田さんのような保守思想、ネット言論の中で最近では埋もれがちとなっていました。
その理由ですが陰謀論のような思想モドキの横行で、保守の人たちが思想に懐疑的になっているからかもしれません。
それに福田さんのような戦後日本の保守思想が確立されたのは主に平成にかけてですが、現代の日本の状況は平成の頃よりさらに危機が高まっています。
こうした時代には高遠な思想より、野卑だがより影響力のある政治発言や主張の方が求められるからなどとも思っていますがサテどうか?