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確定拠出年金・企業型の「総合型」について

2007-10-16 12:51:20 | 確定拠出年金・企業型

確定拠出年金・企業型に総合型という仕組みがあります。
これは、各企業が厚生労働省に幹事会社が届け出た「規約」に
参加する制度です。
確定拠出年金の導入には、導入時費用(イニシャルコスト)と
毎年の管理手数料(ランニングコスト)が必要です。これらは
加入者となる従業員数が少ないほど割高になります。総合型で
は、イニシャルコストやランニングコストが人数が少ないほど割安
に設定されています。
例えば、加入人数が30名の場合、単独で確定拠出年金を導入
する場合と、総合型で導入する場合では、40%ほど割安になると
いった具合です。
総合型を採用する場合、最低加入人数は、運営管理機関(金融
機関)によって違いますが、一番少ないところで15名となってい
ます。
幹事会社が作った「規約」に参加するのですが、掛金の設定等
において企業の独自性を盛り込むこともできます。

総合型は、中小企業が確定拠出年金を採用しやすい制度です。
しかし、コンサルをする立場では、うなずけない点もあります。
大抵の総合型では、運営している金融機関が、自分のところの
総合型を取り扱うプロモーター(金融機関によって呼び名が違う)
制度を作っており、社労士などが主に契約しています。
私は、どこの運営管理機関の総合型とも契約しておらず、事業主
に運営管理機関を選択していただくのですが、案件を運営管理機
関に持ち込んだ際に、専属のプロモーターと比べてちょっと不便と
感じる点があります。
金融機関から紹介手数料を貰うわけでもなく、持ち込んだ案件な
のに、なぜ?と思います。
まあ、しかし、事業主と従業員に納得していただける内容をお届け
できればいい、と考えるようにしています。

☆ブログのジャンルはこれまで「報道→経済」にしていましたが、
 来週から確定拠出年金・個人型について書いていきますので、
 ジャンルを「お金→その他」に移動します。
 これからも宜しくお願い致します。



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