1か月ほど前なのですが、ブログの読者から、「中小企業でも使えそうな
総合型401Kの話です。」として、SBI証券の「ダイレクト401Kプラン」
について、教えていただきました。
特色としては、
「かなり規模の小さい中小企業に向いている。」つまり、「企業側のコストが
安い」ということと、
運用商品に、「”新興国株式インデックス投信”も入っている。」とのことです。
興味のある方は、SBI証券のホームページをのぞいてみてください。
ところで、同じ読者の方から、
「一部地銀が企業型DC(総合型)を、中小企業に売り込み攻勢をかけている。」
という情報も頂戴いたしました。
これは、私も気になっているところです。
中小企業で、「○○銀行から、401Kを勧められている。」というお話を
お聞きすることがありますから。
銀行といっても、特に地銀です。
地銀独自の企業型DC(総合型)ならともかく、どこかの運営管理機関と提携
したプランの場合は、この読者の方も指摘しておられるように、問題です。
もっと正直にいえば、大変問題です。
事業主側の手数料が高いです。提携元の運営管理機関の手数料に地銀
の手数料がのっているわけですから。
また、運用商品の品ぞろえにも問題があります。
提携元の運営管理機関の系列の商品しか入っていない、商品数も少ない、
手数料(信託報酬)が高い、といったことがあります。
こういったプランを知らないまま、他と比べないで導入してしまうと、事業主も
割高な手数料を支払うことになり、従業員も手数料の高い、品ぞろえの悪い
運用商品と付き合うデメリットを被ることになります。
企業型DCの導入にあたっては、勧められるままのプランではなく、比較・検討
したうえで、採用してください。