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確定拠出年金への移行と投資教育

2007-09-27 12:49:57 | 確定拠出年金・企業型

適格退職年金から確定拠出年金への移行では、積立不足がある場合、
その不足額を補填しても、しなくても、確定拠出年金への移行は可能
です。詳しくは、9月24日のブログをご覧下さい。

企業の退職給付制度が退職一時金と適年により構成されている場合
は、退職一時金制度から確定拠出年金への移行もできます。
退職一時金制度からの移行で、資産の移換を伴う場合には、4年から
8年にかけて、資産を移換することになります。
適年の積立不足は補填せず、積立金だけを確定拠出年金へ移換し、
退職一時金制度からの資産の移換を組み合わせることもできます。

さて、確定拠出年金制度への移行では、「従業員に投資経験が少ない」
ことが、制度移行に当たっての最大の不安材料です。
これまで、確定拠出年金の導入コンサルを、さまざまな業種や従業員
規模が異なる中小企業で行っています。投資教育にも立ち会っていま
すが、投資教育を理解することについては、年齢、性別、職種での違い
はないように感じています。
事業主が心配するほど、従業員には投資教育への不安はありません。
むしろ、お金を払わないと聞けないセミナーが無料で聞けたというよう
に受け止めていることが多いです。

企業は、新製品を研究開発したり、新入社員を教育したりして、成長
していくわけですから、確定拠出年金制度における投資教育を、自社
の従業員が理解できないと考えるのは、取り越し苦労だと思います。




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