今ではSNS(ソーシャル・ネット・ワーキング・サービス)(FB、LINEなど)を通して出会ったことも無い人なのに、知り合いになった気分になることがある。俺なんかはよくFB(フェイスブック)を利用するのだが、そこで顔の面識は無いがお互いにコメントを書き込んだりして言葉を交わしたりすることがある。ちなみに俺のブログの文体やFBに投稿する内容から、どうやら俺は相当な癒し系の人間だと思われているみたいだ。しかし、俺と出会ったことのある人ならわかっていることだが、実際の俺は渋くて、クールなキング・オブ・スーパーイケメン。なかなかその人の書く文章からだけでは人物像はわからないというのが本当のところだ。
比較的最近のニュースでも猫の首輪にSDメモリーカードを仕込み、遠隔操作を行った元IT会社の社員が逮捕される事件があったが、俺はもっと背か高く、格好良い容姿を想像していたのだが、実物をテレビで見てビックリ。ポッチャリでオタクっぽいし、年齢の割に老けているし、想像していたのとは違ってなんだかガッカリした気分になった。しかし、それ以上にガッカリしたのが、こんな奴に騙される弁護士が居るということ。日本の弁護士は本当に大丈夫なのか~。
それはさておき、今ではそれが良いのか悪いのかわからないが、多くのSNSの発達によって多くの人がつながり、そして好きな人への告白も電子メール(e-mail)を使うことによって簡単になった?しかし、昔はそんな電子メール(e-mail)なんてものが無かった時代は好きな人への告白及び呼び出す手段は文通。そんな文通手段が大いに活かされたロマンチック・コメディ映画の傑作が今回紹介する街角 桃色の店。この邦題だとなんだか怪しいお店での出来事を想像してしまいそうになるが邦題をつけるセンスが悪過ぎ。店員6人?だけの雑貨店を舞台に庶民の悲喜こもごもの様子が描かれる。
際立った個性的な人物は登場しないが、なかなか愉快な奴らが登場する。チョッと見たところ頑固そうだが実は寂しがり屋の雑貨店のボスであるマトチェック氏、ボスが現われるとついつい隠れてしまう少々年齢のいった店員、自転車で使いっパシリをさせられる生意気な若造、チョッとした根性悪な店員など脇役たちが盛り上げ、笑わせてくれる。
そして主役がジェームズ・スチュアート演じる雑貨店を仕切る責任者であるクラリク。このジェームズ・スチュアート演じるクラリクの設定だが、ボスが言うことでも間違っていると思えば反論する正義感に溢れる好人物。そんなクラリクだがマトチェック氏からの信頼は篤く、しかも店の店員で唯一人だけマトチェック氏からディナーに誘われているように非常に気に入られている。そんなクラリクだが新聞の広告で知り合った女性の文通相手とは、なかなか会う勇気が出ない。本作品は1940年制作の映画だから相当古いが、文通をメールに置き換えたら現在でも通じる設定だ。
さて、殆んどが雑貨店の中で物語が進むこじんまりとした内容だが、ところどころでは軽妙な笑いが繰り広げられるロマンチックコメディのストーリーとは如何なるものか。
ハンガリーの首都ブタペストのある街角の雑貨店において。決して大きくはない雑貨店を経営しているオーナーであるマトチェック(フランク・モーガン)は見た目は頑固そうな老人だが、実際は奥さんは居るが、子供が居らず少々寂しそう。雑貨店には店員が6人いるが、その中でも責任者であるのがこの店に働いてから9年になるクラリク(ジェームズ・スチュアート)だ。クラリク(ジェームズ・スチュアート)は見知らぬ女性と文通しているが、その文章からきっと素敵な女性に違いないと確信しているのだが、なかなか会う勇気が出ないでいた。
ある日のこと、クララ(マーガレット・サラヴァン)という名の女性が半ば強引に雇ってもらおうと押しかけてきた。店は6人の店員でも多過ぎるぐらいなのでクラリク(ジェームズ・スチュアート)は彼女の申し出を断わるのだが、そこへマトチェック(フランク・モーガン)がふらっと現われ、クララ(マーガレット・サラヴァン)は得意の売り込み及び接客業をマトチェック(フランク・モーガン)に見せつけ、見事に店員になる。
ところがクラリク(ジェームズ・スチュアート)とクララ(マーガレット・サラヴァン)はウマが合わず2人はケンカばかりしていたのだが、実は・・・
ハッキリ言ってストーリーの結末は予想通りで、斬新さなど全くない。しかし、冒頭から店の前での店員たちの会話は笑えるし、クララ(マーガレット・サラヴァン)がマダムに商品を売りつけるシーンなど爆笑できるシーンが多くある。途中からマトチェック(フランク・モーガン)とクラリク(ジェームズ・スチュアート)の仲が、ある勘違いから重苦しい雰囲気になるが、それを吹き飛ばすような顛末は非常に心地良い。そして、使いっパシリの少年の結末も観ている我々を幸福感に満たしてくれる。
もちろんクラリク(ジェームズ・スチュアート)とクララ(マーガレット・サラヴァン)の恋の結末なんて、それまでの展開が馬鹿馬鹿し過ぎて逆に胸がキュンとなってしまう。それまでは女の方に対して、早く文通の相手に気づけよ!なんてイライラするが、これも素敵なラストシーンに対する前フリだったのかと大いに納得した。
全体的に軽妙なタッチで笑わせて泣かせるし、昔の映画の方がロマンチックコメディの分野では上なんじゃないの?なんて俺なんかは思っているのだが、本作を観ればきっと多くの人が俺に賛同してくれるはず。昔の映画でロマンチックコメディと言えばローマの休日しか知らない人には、ぜひお勧めしたいし、エルンスト・ルビッチ監督の名前を聞いた事はあるが、まだ彼の作品を観たことが無い人は、まずこれから観たらどうだろうか
ちなみにトム・ハンクス、メグ・ライアン競演のユー・ガット・メールは本作のリメイクです。
監督は前述したようにエルンスト・ルビッチ。軽妙にして笑わせる作風はルビッチ・タッチと呼ばれるが、お勧め作品は生きるべきか死ぬべきか、そしてグレタ・ガルボ主演のニノチカ、そして天国は待ってくれる等。この人の映画はけっこう笑えます。
主演はハリウッド黄金期に活躍した大スタージェームズ・スチュアート。フランク・キャプラ監督の素晴らしき哉、人生!、同じくキャプラ監督で、きっとこんな生活をしてみたいと思える我が家の楽園。ビリー・ワイルダー監督で、殆んど一人芝居の翼よ!あれが巴里の灯だ、アルフレッド・ヒッチコック監督の裏窓、同じくヒッチコック監督のめまいがお勧めです。
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比較的最近のニュースでも猫の首輪にSDメモリーカードを仕込み、遠隔操作を行った元IT会社の社員が逮捕される事件があったが、俺はもっと背か高く、格好良い容姿を想像していたのだが、実物をテレビで見てビックリ。ポッチャリでオタクっぽいし、年齢の割に老けているし、想像していたのとは違ってなんだかガッカリした気分になった。しかし、それ以上にガッカリしたのが、こんな奴に騙される弁護士が居るということ。日本の弁護士は本当に大丈夫なのか~。
それはさておき、今ではそれが良いのか悪いのかわからないが、多くのSNSの発達によって多くの人がつながり、そして好きな人への告白も電子メール(e-mail)を使うことによって簡単になった?しかし、昔はそんな電子メール(e-mail)なんてものが無かった時代は好きな人への告白及び呼び出す手段は文通。そんな文通手段が大いに活かされたロマンチック・コメディ映画の傑作が今回紹介する街角 桃色の店。この邦題だとなんだか怪しいお店での出来事を想像してしまいそうになるが邦題をつけるセンスが悪過ぎ。店員6人?だけの雑貨店を舞台に庶民の悲喜こもごもの様子が描かれる。
際立った個性的な人物は登場しないが、なかなか愉快な奴らが登場する。チョッと見たところ頑固そうだが実は寂しがり屋の雑貨店のボスであるマトチェック氏、ボスが現われるとついつい隠れてしまう少々年齢のいった店員、自転車で使いっパシリをさせられる生意気な若造、チョッとした根性悪な店員など脇役たちが盛り上げ、笑わせてくれる。
そして主役がジェームズ・スチュアート演じる雑貨店を仕切る責任者であるクラリク。このジェームズ・スチュアート演じるクラリクの設定だが、ボスが言うことでも間違っていると思えば反論する正義感に溢れる好人物。そんなクラリクだがマトチェック氏からの信頼は篤く、しかも店の店員で唯一人だけマトチェック氏からディナーに誘われているように非常に気に入られている。そんなクラリクだが新聞の広告で知り合った女性の文通相手とは、なかなか会う勇気が出ない。本作品は1940年制作の映画だから相当古いが、文通をメールに置き換えたら現在でも通じる設定だ。
さて、殆んどが雑貨店の中で物語が進むこじんまりとした内容だが、ところどころでは軽妙な笑いが繰り広げられるロマンチックコメディのストーリーとは如何なるものか。
ハンガリーの首都ブタペストのある街角の雑貨店において。決して大きくはない雑貨店を経営しているオーナーであるマトチェック(フランク・モーガン)は見た目は頑固そうな老人だが、実際は奥さんは居るが、子供が居らず少々寂しそう。雑貨店には店員が6人いるが、その中でも責任者であるのがこの店に働いてから9年になるクラリク(ジェームズ・スチュアート)だ。クラリク(ジェームズ・スチュアート)は見知らぬ女性と文通しているが、その文章からきっと素敵な女性に違いないと確信しているのだが、なかなか会う勇気が出ないでいた。
ある日のこと、クララ(マーガレット・サラヴァン)という名の女性が半ば強引に雇ってもらおうと押しかけてきた。店は6人の店員でも多過ぎるぐらいなのでクラリク(ジェームズ・スチュアート)は彼女の申し出を断わるのだが、そこへマトチェック(フランク・モーガン)がふらっと現われ、クララ(マーガレット・サラヴァン)は得意の売り込み及び接客業をマトチェック(フランク・モーガン)に見せつけ、見事に店員になる。
ところがクラリク(ジェームズ・スチュアート)とクララ(マーガレット・サラヴァン)はウマが合わず2人はケンカばかりしていたのだが、実は・・・
ハッキリ言ってストーリーの結末は予想通りで、斬新さなど全くない。しかし、冒頭から店の前での店員たちの会話は笑えるし、クララ(マーガレット・サラヴァン)がマダムに商品を売りつけるシーンなど爆笑できるシーンが多くある。途中からマトチェック(フランク・モーガン)とクラリク(ジェームズ・スチュアート)の仲が、ある勘違いから重苦しい雰囲気になるが、それを吹き飛ばすような顛末は非常に心地良い。そして、使いっパシリの少年の結末も観ている我々を幸福感に満たしてくれる。
もちろんクラリク(ジェームズ・スチュアート)とクララ(マーガレット・サラヴァン)の恋の結末なんて、それまでの展開が馬鹿馬鹿し過ぎて逆に胸がキュンとなってしまう。それまでは女の方に対して、早く文通の相手に気づけよ!なんてイライラするが、これも素敵なラストシーンに対する前フリだったのかと大いに納得した。
全体的に軽妙なタッチで笑わせて泣かせるし、昔の映画の方がロマンチックコメディの分野では上なんじゃないの?なんて俺なんかは思っているのだが、本作を観ればきっと多くの人が俺に賛同してくれるはず。昔の映画でロマンチックコメディと言えばローマの休日しか知らない人には、ぜひお勧めしたいし、エルンスト・ルビッチ監督の名前を聞いた事はあるが、まだ彼の作品を観たことが無い人は、まずこれから観たらどうだろうか
ちなみにトム・ハンクス、メグ・ライアン競演のユー・ガット・メールは本作のリメイクです。
街角 桃色の店 [DVD] FRT-143 | |
ジョセフ・シルドクラウト/ジェームズ・スチュワート/フランク・モーガン/マーガレット・サラヴァン | |
ファーストトレーディング |
監督は前述したようにエルンスト・ルビッチ。軽妙にして笑わせる作風はルビッチ・タッチと呼ばれるが、お勧め作品は生きるべきか死ぬべきか、そしてグレタ・ガルボ主演のニノチカ、そして天国は待ってくれる等。この人の映画はけっこう笑えます。
主演はハリウッド黄金期に活躍した大スタージェームズ・スチュアート。フランク・キャプラ監督の素晴らしき哉、人生!、同じくキャプラ監督で、きっとこんな生活をしてみたいと思える我が家の楽園。ビリー・ワイルダー監督で、殆んど一人芝居の翼よ!あれが巴里の灯だ、アルフレッド・ヒッチコック監督の裏窓、同じくヒッチコック監督のめまいがお勧めです。
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