7月14日、フランスのニースにおいてトラックが群衆に突っ込み、80人以上が死亡、200人以上の負傷者を出したテロ事件が発生。フランスにとって7月14日といえばフランス革命記念日であり、建国記念日にあたる大いに祝う日。まさに、この日を狙った卑劣なテロ事件だが、今やテロ事件はヨーロッパ諸国、アメリカなどでは非常に悩ましい問題だ。今回のテロ事件において教訓にしたいのは武力で使う武器ではなく、トラックがテロに使われたこと。よくエセ平和主義者が世界中から武器を無くせば戦争が無くなるなんて、ことを言っているが結局のところ、この世にあるもの全てがなんでも武力及び武器になってしまうこと。もう人間自身そのものが武器であり武力の対象であることを感じさせる。
近頃、ヨーロッパやアメリカってテロの恐怖に怯えさせられて大変だと思っていたら、我が国日本でも、戦後最大の殺人事件が起きたように、とんでもない事件が発生。日本人も他人に頼るだけでなく自らの生命を守る方法を考える時期がついに来てしまった。
いきなり物騒な書き出しから始めてしまったが、7月14日と聞いて、観たくなるフランス映画が今回紹介する巴里祭。原題はフランス語でQuatorze Juillet、タイトルを日本語で訳すと『7月14日』。それを巴里祭とは珍しく素敵な邦題が付いている。
まだ本作を観ていない人には、俺の書き出しから想像してみると政治的主張を叫ぶような映画かと思われた人も居るかもしれないが、実はパリの下町に生きる人々の喜怒哀楽を描いた恋愛映画。チョッと可愛らしい女の子とチョッと熱いハートを持ったブキッチョな青年の恋愛模様は、俺のようにお金が無い男にとっても非常に共感できる男女の恋愛が描かれている。
戦前の古い映画ではあるが、パリの下町で生きる男女の姿に気骨を感じさせる男女の恋愛を描いたストーリーを簡単に紹介を!
7月13日、フランス革命記念日(7月14日)の前日において、パリの下町ではどこもかしこも祭りの準備で大忙しで、気持ちも高ぶっている。タクシーの運転手をしているジャン(ジョルジュ・リゴー)は道を挟んで向かいのアパートに住んでいる花売り娘のアンナ(アナベラ)のことを好きでいた。アンナの方もジャンに対してどうやら好意を持っているようだ。
その日の夜、ジャンとアンナの2人はダンスを楽しむのだが、急などしゃ降りの雨。2人は一緒に雨宿りをしている時にお互いが愛し合っていることに気付く。2人は明日のフランス革命記念日にまたダンスをすることを誓って、それぞれの部屋へ戻るのだが、運命は2人の仲を裂いてしまう・・・
ストーリー自体は昔のフランス映画であるだけに、コジンマリとしているがなかなか楽しいシーンの連発で笑える。冒頭の方でのジャンとアンナの向かい合わせのアパートの部屋からのお互いの行動は恋愛に発展する前フリとして素敵で笑えるし、酔った老人が拳銃をチラつかせるシーンなんかは大爆笑した。そして、笑えるだけでなく、ホロリとさせるように人情を感じさせるのも良い。
音楽は素晴らしいし、パリの下町風情が漂うセットも良い。工夫を凝らした脇役の登場の仕方なんかは熟練のテクニックを感じさせる。今の時期に紹介するのも遅くなったような気がするが、個人的には毎年7月14日が来ると観たくなる映画として巴里祭を今回はお勧めしておこう、もちろん7月14日に関係なく何だか素敵な気分になれる映画としてお勧めです
監督は1930年代のフランス映画黄金期を代表する映画監督の1人であるルネ・クレール。笑わせ、泣かせる作風は個人的には大好きな映画監督の1人。自由を我等に、巴里の屋根の下がお勧めです。
近頃、ヨーロッパやアメリカってテロの恐怖に怯えさせられて大変だと思っていたら、我が国日本でも、戦後最大の殺人事件が起きたように、とんでもない事件が発生。日本人も他人に頼るだけでなく自らの生命を守る方法を考える時期がついに来てしまった。
いきなり物騒な書き出しから始めてしまったが、7月14日と聞いて、観たくなるフランス映画が今回紹介する巴里祭。原題はフランス語でQuatorze Juillet、タイトルを日本語で訳すと『7月14日』。それを巴里祭とは珍しく素敵な邦題が付いている。
まだ本作を観ていない人には、俺の書き出しから想像してみると政治的主張を叫ぶような映画かと思われた人も居るかもしれないが、実はパリの下町に生きる人々の喜怒哀楽を描いた恋愛映画。チョッと可愛らしい女の子とチョッと熱いハートを持ったブキッチョな青年の恋愛模様は、俺のようにお金が無い男にとっても非常に共感できる男女の恋愛が描かれている。
戦前の古い映画ではあるが、パリの下町で生きる男女の姿に気骨を感じさせる男女の恋愛を描いたストーリーを簡単に紹介を!
7月13日、フランス革命記念日(7月14日)の前日において、パリの下町ではどこもかしこも祭りの準備で大忙しで、気持ちも高ぶっている。タクシーの運転手をしているジャン(ジョルジュ・リゴー)は道を挟んで向かいのアパートに住んでいる花売り娘のアンナ(アナベラ)のことを好きでいた。アンナの方もジャンに対してどうやら好意を持っているようだ。
その日の夜、ジャンとアンナの2人はダンスを楽しむのだが、急などしゃ降りの雨。2人は一緒に雨宿りをしている時にお互いが愛し合っていることに気付く。2人は明日のフランス革命記念日にまたダンスをすることを誓って、それぞれの部屋へ戻るのだが、運命は2人の仲を裂いてしまう・・・
ストーリー自体は昔のフランス映画であるだけに、コジンマリとしているがなかなか楽しいシーンの連発で笑える。冒頭の方でのジャンとアンナの向かい合わせのアパートの部屋からのお互いの行動は恋愛に発展する前フリとして素敵で笑えるし、酔った老人が拳銃をチラつかせるシーンなんかは大爆笑した。そして、笑えるだけでなく、ホロリとさせるように人情を感じさせるのも良い。
音楽は素晴らしいし、パリの下町風情が漂うセットも良い。工夫を凝らした脇役の登場の仕方なんかは熟練のテクニックを感じさせる。今の時期に紹介するのも遅くなったような気がするが、個人的には毎年7月14日が来ると観たくなる映画として巴里祭を今回はお勧めしておこう、もちろん7月14日に関係なく何だか素敵な気分になれる映画としてお勧めです
監督は1930年代のフランス映画黄金期を代表する映画監督の1人であるルネ・クレール。笑わせ、泣かせる作風は個人的には大好きな映画監督の1人。自由を我等に、巴里の屋根の下がお勧めです。