17日、サンフォルテでアルツハイマーデー記念講演会、沖藤典子講演会「老いて分かった!人生の恵み~私の介護から~」がありました。
父の介護をしながら、1時間半の通勤をこなし、仕事をした著者。しかし、夫の札幌転勤についていくことになり、仕事を辞めざるをえなくなったつらい気持ちを同人誌に発表したところ、出版社に見いだされ、ベストセラー作家になり、テレビ出演や講演活動に忙しくなったという。人生は「塞翁が馬」。他人の「まなざしの地獄」を乗り越え、近所の人々に助けられながらの「他人様幸せ」の老いである。
夫の介護は、介護保険でとても助かったという。自己決定権、当事者主権であり、1割負担は使い出がある。しかし、来年4月から、夫婦で12000円と介護保険代が上がり、サービスは低下する。夫は退院後22日で亡くなった。最後自宅で見てよかった。
今日本は、100歳以上が7万人。9割が女性である。75歳以上の夫婦介護が増えている。男性が料理ができない、中流栄養失調が増えている。大変参考になりました。
アルツハイマー宣言を読んだり、歌や体操をしたり、認知症でも人間らしく生きていくことが大切だとわかりました。大和市では、認知症の人が起こした事故の補償のために市が保険に入っているそうです。すばらしいです。早く我が市でも入ってほしいものです。