スミセイライフフォーラム「生きる」がオーバードフォールでありました。1700人もの観客でいっぱいでした。新垣勉さんは、戦後の沖縄に米兵を父に、日本人を母に生まれ、出生後不慮の事故で全盲となる。両親の離別、父の帰国などあり、祖母の下で成長。14歳の時、祖母が亡くなり、母が祖母であり、姉が母だった真実を知る。
ショックで自殺をしようとするが、教会の神父さんの涙とラジオから流れてきた讃美歌に救われ、音楽家の道を歩むことになる。苦難を乗り越え、この春カーネギーホールでも歌ったという彼のコンサートとトークはユーモアもあり、心温まるものでした。
落葉松、誰もいない海、世界の平和を願って歌われたひとつだけのいのちが素敵でした。アンコールはフルート演奏とピアノの「川の流れのように」と沖縄の歌「ざわわざわわ」でした。心が洗われるようなトークと歌声でした。