花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

新幹線と、バス路線の旅を、もう一度夢見ています。

2016-01-24 15:02:07 | Weblog
日本の歴史番組をTVで観るのが楽しみの70代の娯楽。

若き日に京都から、バスを乗り継いで、合掌造りの村を通り
白山に登り、頂上の神社にも、御来光にも合掌し、文字どうり
世界遺産になる前の歴史の村を、富山から金沢に、バスを乗り継いで
北上したことがあった、

日大の植物園や、生薬学の先生が、富山医科薬科大学とも
学術交流をしていたので、

薬剤師会の会員として、参加させていただいた。
深山幽谷の山村は、地域ごとにバス会社が異なり
楽しみながら、乗り継いでいった。

おかげさまで、家屋の中の不思議な天井まで見せてもらったり
水車の米搗きを観たり、
学生に戻って、夢中に見学していた。

当時、まだ、大学に入学したばかりの息子と、
白山登山口で落ち合ったのですが、

山頂に雪があるのを見て、軽装で来てしまった息子は
金沢に直行して、市内見学をしてるから
翌日、兼六園の巨大な松の木の前のベンチで待つからと

下山してしまった。

親子登山の千載一遇のチャンスを失い、
多くの、生薬関係者の先生方の
プロの登山家そこのけのメンバーに加わって
何とか、3000メートル近い白山の山頂に
たどり着いた。

今は、新幹線んが走り
東京から、金沢のコースを選ぶだろうから

あの、北上の縦コースを
バスを乗り継いで、くねくねと
探索する事もなくなった。

今度は、北海道へ新幹線が来る。

思えば、息子が東京で
入院したりしたこともあった。

青森から、私ともう一人しか客の居ないバスで、

南に、南に乗り継いで、
世界遺産になる前の森林を抜けて、くねくねと
南下し、

世界遺産になる前の
東北のお寺回りをした。

崖の上に有ったり、大きな池と
芭蕉の句碑が有ったり、

兵どもの夢の跡をたどりながら

お寺にセルフサービスのお勤め付で
4000円で泊めていただき

若者たちと、夜明かしで東北の歴史を薀蓄したりした。

翌日、松島逢出来て、2000円はしなかった島めぐりの舟に乗った。

松島や、、、ああ、、、松島や、、、松島や、、、

まさに、松島の、日本の海の美しさに見とれていた。

仙台からは、高速バスで、南下して、

息子の入院の病院に着きました。

学友仲間が、付いていてくれて、

通学中の、母校の病院なので、

先生方にお任せして、

私は、寝台特急で札幌に還った。

今は、、、新幹線が走るから、

函館の次は東京で下車となる、

津波の前の美しい東北を、
くねくねと、心行くまで旅をできたことが
今となっては、思い出のまま

私の東北は、不滅です。

復興を祈りながら、

涙が止まらない日々を送りましたが、

再び、バスを乗り継いで、

甦る東北を夢見ながら、

旅をしたいと願っている昨今です。