花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

平成18年 8月北海道の茶の間から感謝の心

2018-08-04 06:56:42 | Weblog

        


私共の年代の者にとりましては

感慨深いことでございます。

国民とともに生きてくださっていることに

平成の時代を、

戦争のない日本の象徴として

国民が心配するほどの激務で

被災地の方に、不思議な力を注がれて

陛下と美智子様の,、、御努力は、

度重なる天災に、

打ちひしがれそうになった日本に

もう一度、、、もう一度、、、と

立ち上がる気力を呼び起こさせてくれる

不思議なまぶしさで

光の粒子に包まれるような

不安が消えてゆきました。

戦前に生まれた

90歳を過ぎた、、、大正生まれの人々、、、

私のような昭和生まれは



昭和天皇陛下と

平成天皇陛下と

そして、国民の心をまとわれて皇室の恋の白羽の矢を

翼に変えて

陛下のおそばに、

いつも国民の心を添わせてくださった美智子皇后様は

全国民のお母様のように思えました。


49年前、はじめて札幌に来た私にとって

陛下と美智子様のTVに映られた

柔らかな光をまとわれたお姿に

北海道は、東京都と

こんなにも、、、近いのだと思うと

親戚兄弟と疎遠だった来し方の遠さが、、、まるで

催眠術から融けたように。

本州の近さを感じました。

文化も、言葉も、なんとなく異郷のように思えていたことが

魔法が解けたように

心の扉から、光が差し込んでまいりました。

北海道の自然は素晴らしくて、

夏のひと時を、空気がおいしい島で

微笑まれることを、想像しています。

今日明日は、テレビの前で、両陛下の良い時間をお祈りしています。

北海道での自然とともに

来し方の、お疲れを、

北の空が、

光の粒子にして吸い上げて

空のかなたで、まっさらな空気にして

光の中に戻されますように。



明治生まれの祖父は叙勲のとき

皇居で昭和天皇陛下に御目もじできたことを、

孫の私に、何回も話してくれました。

弟は、学術や医学の事で

陛下に御めもじを許されたことがあるようですが、

そのようなときには

やんごとなきお方であることを

まったく、、、感じさせないような

空のような広いお人柄に

緊張がほぐれて、きちんと話せたと

姉の私にも、ニコニコ顔で

お会い出来たときの、

大きな抱擁されてしまうような

穏やかな語りを、

感慨深く話してくださいました。

また、私の父の父、つまり、もう一人の祖父は

宮内庁に勤めていたのですが

祖父が亡くなるまで、

一言も、話さなかったので、

長い間、、、、祖父が亡くなってから

やんごとなき方の、お役に立つお仕事に従事していたのだと

後から知りました。



父はその後戦争に行きましたが

運よく帰還できました。


疎開地の南紀の山奥では

「天皇誕生日は天気晴朗で、「天は雨を降らさない!」と

子供たちに、自慢していました。


祖父も、父も、時代とともにいなくなり、

東京の実家も売られてなくなりました。

今回、両陛下が北海道に来られたことは、

私に、「北海道という故郷を思う心」が

輝きました。

陛下のいらっしゃるところは

日本です。


日本は3000年以上も歴史があるのですから、

パソコンや、人工知能の合理性が

日本の歴史のバトンタッチをしてきた平成の時代に

人知の小ささを戒めるかのように、、、津波が着ました。

天の力の大きさの前に

原子炉も、天気予報も、海も山も、、、理屈を超えた状態でした、

傷つき、、、打ちひしがれてしまいそうな、、、被災地の国民に

寄り添われて、不思議なお力を注がれていらっしゃいました。

私どもも、微力な力ですが、

もう一度、、、日本の立ち直りを祈りながらも

自分たちの日本が、どうなってしまうのかと、

案じるばかりでした。

TVの画面を通して

被災地を訪問されているお姿に

万感の思いでございました。

大きな光の一筋が、

大きな癒しの光が、国全体に注がれて、

言葉が見つかりませんでした。

日本人には、どんなときにも、寄り添ってくださる

日の丸のお心に、

感謝で、言葉が見つかりませんでした。

どんなに、お疲れになられたことでしょうか、、、

どんなに、お心を注いでくださったことでしょうか。

北海道の大地が、陛下と美智子様を

束の間の休息に、

おいしい空気をささげられるのなら

道民は、どんなにうれしいことでしょうか。



いつも「陛下」がいらっしゃった。
美智子皇后さまがおそばにいらっしゃった平成の時代に

御簾を上げて、

北海道の国民のそばにお出ましになった教の日を

心から感謝している、、、穣にしていただいている

茶の間の74歳です、



















道民として、生涯を通して国の母でいらっしゃった美智子様