花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

山火事

2021-02-26 05:57:58 | Weblog

昭和に時代   私は疎開先に住んでいた。

疎開先は南紀の山又山の重なる

小さな村が集まった川の水の美しい所だった。

新宮にも、古座にも、串本、、、田辺、御坊にも

大人達は日帰りで通っていた。

全ては良い思い出ばかりですが

    台風と山火事と雷だけは、、、子供心にも

           恐怖として残っている。

    

これは山火事の時の写真ではありません。

村の人に合流した疎開の人々で、にわかに人工が増えていた南紀の

疎開先の村の人々が、東京に還ってゆく父を送りに住民の皆さんが

別れを惜しんで出てきてくれた村の様子です。

昭和29年ごろの疎開した人々で膨れ上がった村の様子です。

ワシントン大学を卒業したという方もいらっしゃったのを覚えています。

こうした、、、にわか銀座の村に遠くで山に火の手が上がりました。

これほどの多くの人が出てくることはありませんでしたが

、皆「山火事を心配して、、、道路に出たり、橋に行ったりして

火の手の行方を見守った記憶が有ります。

        ある日山火事が起きた!!、、、隣からとなりに、、、

  壁にかけてあった茶色の電話から、ジリリ―ン、、、と

  音がして、おばちゃんたちが、騒いでいたのを思い出します。

 

     村落の青年たちが、

   トビ、、、とか言っていた棒の先に「草狩りカマ」のような

   鋭利な大きな刃物のついた長刀の大きさ位のものを持ったり、

        樹を切る道具や

          草を切る道具を背中に背負って

   消防団を結成している成年組と合流して

      山を商売にしている叔父さんたちの一群が

        ブーツのような地下足袋を履いて、ゲートルを撒いて

        まるで軍隊のように、整列して

      山火事の現場に向かっていったのを

         あの頃は、ほとんど毎年、、、見ていた時期が有った。

  原因は三輪トラックや、

      伐採した木を運ぶトラックの

        落とした

      「たばこの火」だとか、、、聞いたことがある。

 

近くに住んでいる民家の人たちは

    周りの草を刈っては、燃やして、

      自分の家の周りの林の潅木などの藪を伐採して、

        燃え移らないようにと、、、口々に騒いでいた。

 

やがて山火事は沈火してゆくものもあり

   三日三晩燃えて自分で雨を呼び

         沈下する事もあったと聞いた。

 

乾燥した冬の季節にも、秋にも、夏にも、山は燃えていた。

 

今回の山火事も、、小さな火が、大火事をおこしている、

大人達が言っていたのを思い出す。

  火は消したと思っても

 

     「灰が熱いままだと発火する」!

 

 キャンプしても、

     たばこのスイガラ捨てるにしても

        「 灰が熱いままだと発火、、、はっか、ハッカ。。」

                するんだ!!!

 

         大人達は

     たき火をして、栗を焼いたり

       芋を焼いたりするコドモたちに

         火を消した後は、

      バケツで水をかけておくように!!

        何度,,,言われた事か、、、

          思い出している。

     山は燃えても、

       何年かすると

         樹は何処からともなく復活して

      緑の山は自然が戻す中、、、

     火事で焼けた後の肥沃な山の斜面を

       プラスに思考して、チャンスにするか?

      大損害の、、、コンコンチキのするかは、、、

 

     大人達の復元力が結果を出してゆく。

 

      スマホに時代、、、

     頭でっかちの人間が増えてゆくだろう!

 

         戦後の疎開地には、戦争の出征して

     運よく、、、命拾いして、恐怖のPTSDとともに帰国、、、

      

   軍地で教練とか言った記憶が有るが、、、

      ひねもす軍事訓練で

 体は休まる暇のないほど、、

   、働いていた戦争の実践から

      終戦の変わり果てた日本に戻ったときに、、、

       命あった事が奇跡だと思ったに違いない。

        命一つ、手ぶらで、、、

         帰国した人たちだったはずである。

 

    たいていの山火事は翌日には治まって、、、、

       再発火しないようにと

           作業は続いていた。

      足には、、、ゲートルと言う布を撒き

         腰には何やらポケットの多い鞄を下げて

        火の粉をかぶらないように頭巾を濡らして

         整列した軍隊のように

       川の向こうの砂利道から、

         山火事の

       炎の方へと歩いて行った。

           

今回も、栃木の山で「山火事が起きて、何日も鎮火しない。

  ヘリコプターで消化液を散布しているようですが、、、

 

周りに燃え移らないためには、

   民家の近くの山の木々を切るしかないのではなかろうか?

 

  火が燃える物の無い

        帯状の空白地で取り巻き

    家には水をかけて、

      土砂降りの後の状態にすると

    火の粉はかぶるかもしれないが、、、

       発火は抑えられるのではなかろうか?

 

      子供のころ、

    山に向かう若い集団、

        叔父さんの集団、

           お年寄りの集団が

 

  それぞれ、、、山に向かって行くので、、

      、見送った子供たちのなかに、交じって

         私も、なんどか、、、皆が火を消しに行くのを

     小さなこぶしを握りしめて、、、

           見送って居たんですよね。

        

         

 「山火事は怖かった1」けれども、、、

    疎開地で出会った大きな自然が、

          小さな人間によって

     「不用心な自然への愛の無い行動」に、

      火だるまにされているという

     可哀想な山と、、、思ったり、、、

           

       山が怒って、、、

        人間を焼き殺しに来る、、、と思えたり

 

   山々が重なる南紀の山には

         山の「オヤブン」が居トッテな!!

 

      

       人間の不用心な火を使って、

          山が木で密集しないように

     アレンジするつもりが、、、

        消えんようになった!!

 

    そういうことを教えてくれた大人も居ました。

         

     山が、全体が死んでしまわないように

          間引きするんかもしれんな~~~

 

         おっちゃんたちの、、

            わからんような?

         解ったような???

          山火事論は、

         疎開地の毎年起きることだった。

 

           早く鎮火して、

       「塞翁が馬になるように!!」

      立派な、、、木曽の檜山に負けないような

        ヒノキを植えて、、、

       鎮守の森の神社を立てて

           山火事が2度と起きないように

          お祭りをすることで、、、

      村人の心に刻むとイイにゃよね!

 

            スマホ時代の実践しらずの

         世代交代の後は,、、どないに、、、なるんやろ???

        火消は,、、ワシャ、、、苦手や、、、

         パソコンなら何でもできるけんど、、、、

          草刈とか、伐採はやったことないからのら!、、、

            来るべき次世代は、

            手塚治さんの「月世界旅行」の漫画本に出てくるような

       「頭の大きな糸トンボ」のような

            知識だけ人間で、、、

       世界は埋まるかもしれんで ̄ ̄ ̄のら

             火星人の世代に備えて

          山火事の起きないような、山の働き者を

     要請してそだてて、、、

              山と山の間に

        山火事絶縁広場をつくり

 

 

         リップクリームをつけて

        スマホでゲーム

           ピカチュウを追う代わりに

 

          山を見回ってもらう、、、

        アルバイターになってもらう。

       山火事をおこさないように、街道筋のトラックには

        ビラを配ってもらい、、、

         スマホを見つめる時間帯に、「実労働の時間」を

         大人達が入れるように環境を整えて

        行動することから学ぶ!!

         この行動が、、、若者の筋肉を落とさない!

          臨床医のように、現場が大切!!!

        現場は「教科書どうりに。。。医ったためしは無いくらい

          変形パt-ンは実践を踏まないと

           机上の空論の、半可通になるから、、、

            受け売り人間に成ってしまうのも、、、

           気が付かない!。

 

           生き方なんて、、、下手でもよい!

          遠回りしたっていい!

           3度のご飯が食べられれば、、、後はおまけだよ!!!

 

   「物事を頭で考え、クリックするか、

             解決のアプリを

       ダウンロードすることに短絡する若者を

           社会は大きく変わっても

          手段と、スピードと、情報量が多いだけに

         処理能力をITを使って、空からヘリで

          消火剤を撒くか、、、

           在りのごとく群がって、、、安全ベルトを伐採して造り

          燃える物を無くすか、、、

        大昔から、、、、繰り返されている、、、自然と人間!

 

         知識と、行動、娯楽と実践の両面教育で

        「半可通」な、、、頭でなんでも自分流に考える癖を治す

       山火事転じて、、、青年たちの

          「山を知る出来事」にすれば

       やたけたに、、、山を崩し、、、地面を掘り

        自然石の美しさを、壊してまでも

         女性を飾らなくてもいいから、、、

            大きな鉱石のままで

        村々に、その美しい鉱石の公園でも造ってくれれば

           地球は「痛いよ~~~」と悲鳴をあげて、

         これ以上、、、地面を掘ると

            樹が一本も無くなるよ、、、

 

          山火事の跡地には、、、ぜひ、、、計画的な

         樹木の茂山を復活させてください。

            

          キャンプ場内で、火を使うようにして

         防火用水の池を設置して、

                すそ野は

                  水田にして、、、

          日本の評価される平成の

             白樺湖をつくり

           山で生きる人々の村を造ることの幸せが、、、

       山火事の損失も、、、災い転じて、、、檜の山となれば

              青森ヒバでもいいよね!!

           香しい虫の来ない樹木って、、、出番だよね!

            未来に於いて

           日本の知恵の集積した

        材木山地に転進できるかも知れない。

 

           もう一度、、、日本!!!

 

     新宮には、、、母方の親戚が多くいますが

       子供のころ、山の裾野に「パルプ会社」が有って、

     叔父さんは、母の従妹だと言っていましたが

      「新宮の新聞は,、、おじちゃんの会社のパルプやで(^^」

     ニコニコしながら巨大な「輪転機を見せてくれました。」

 

       山火事を早く鎮火させて、、、焼けてしまったところには

      哀しむより先に、、、木曽の檜に負けない、、、銘木、、、

     青森ヒバとか、、、名木の栽培ゾーンなどを

           跡地に植えて生まれ変わらせるとか!!!

 

    今から復活に向かって、

        山火事をマイナスのままで

 

         心のPTSDが出来る前に

       山火事を跳ね返して、、、

          将来への生き残りの

      次世代、、、、、夢の山林を再構築してほしいものですね。

     

       火は、神にも、悪魔にもなるだけに、、、

         神であり続けてもらえるように

         人間からは、森羅万象、、

        、山と人間の持ちつ持たれつ、、、

        自然かラみると、、、人間の小ささは

          NHK登山番組の

      グレートトラバース、、、の田中さんが

        足で歩いて、魅せてくれていますよね、、、。

 

      山の神様との同居することが許されるように

         祈っています。

           76歳になっても

            山火事の怖さと

             人間の愚かさが身につまされる

           山火事の発生でしたね。

          鎮火を祈る、、、祈りの日記でした。