真夜中３時、、、お疲れさま、令和初めての、両サイド書き分け式除雪機の御とうりです。
今年は、一週間前までは雪が例年より、はるかに少なかったせいか、
キャタピラ式の重量式の圧搾除雪が２回ほど入っていましたが、
角地の我が家には、前の家の人が
機械で、通路の除雪をしてくれるのですが、
角地の都合上？？？粉砕した雪の瀧は
我が家のサイドの歩道に積み上げられてゆく。
なんたって、、、通路優先だから、
車が通れるようにしている以上、
どちらのサイドの歩道に置こうが、公の土地であることは確かである。
そんなわけで、、、我が家の前の歩道は北向きでもあり、
今年は、雪の融ける気温の日もあったのに、
我が家の前の雪山は、融ける為の日があたらない。
いよいよ置き場に困るころ、、、排泄が入ってくれるはずである。
もうすぐ排泄が入るので、道路の雪は運んで行ってくれるはずである。
もう、、、春は遠からじ、、、
真夜中の轟音が聞こえると、ヤッケを着て、私は除雪車の雄姿を見ている。
一日何時間もかけて除雪していた生活道路も、
ゴ～～～という音とともにかき分けられてゆく。
北国の、除雪の事を知っていたら、、、角地で北西の家は、、、建てなかったかもしれません。
南紀で１３歳まで疎開生活をしていた頃は
２月でも、薄いセーターのアンサンブルで、日向ぼっこをすれば
心身ともに、、、ポカポカになった事が懐かしく思い出される。
父の実家の東京に帰れたものの、、、昭和３０年代の東京は
所得倍増に向かって、スモッグも多くて、落ち着かない発展途上であった。
一度だけ、、、高校生のころ、東京に大雪が降って
兄と一緒に、雪だるまを創ることで、除雪を全う出来た程度であった。
弟が、高校受験の試験の日であったと記憶している。
そして、慈恵会医科大学を卒業して、、、静岡で、、、医療に従事していた父が
第二次世界大戦に巻き込まれてゆき、
厳寒の国へ、西洋医学の医師を育てる業務の為
日赤の看護婦さんたちの勤務していた総合病院の院長としての８年間を過ごすことになった。
そして、、、従軍。
終戦の直前に、国からの引き上げ通達が来て
祖父が、その知らせをもって、戦場の近くの娘婿を迎えに行ってくれたのだった。
その地は、自宅には「おんどる？？？」とかいう床下からの暖房が入っており
秋一度火を入れると、６月まで燃やしっぱなしの厳寒の地であったと、、、
言っていました。
その後、初老に入ったころ、
疎開地の南紀で友人だった清美ちゃんから
「雪のソナタ」という、、、韓国のTVが放映されているから
絶対に見なさい！！！と、、、、感激している様子で電話をくれた。
正月の前後であったと記憶している。
何時間もの長い間、TVを観ていた。
客観的に、鳥瞰図的に、物語を進めてゆく理知的な日本の番組とは
一味違っていた。
音楽でいえば、、、演歌の世界のような、
「恋」の世界を軸にして、メルヘンタッチに情景を浮き立たせてゆくという
現実には、、、なかなか、、、ありえないような
ロマンチックな、純愛物語であった。
彼女は、しばらくの間、、、「冬のソナタの話ばかりの、、、電話」をかけてきて来た。
大阪からでは遠距離電話だけに、当時は５０００円ほどは、、、話していたのではなかろうか？
私は、、ウン、、、そうね、、、わかるわかる、、、たしかに、、、とか
彼女の、日本の男性の足りないところを
主人公の「ヨン様」が持っているため、
日本人には無い素敵な優しさのある、、、雅に、、、
ソナタのような恋物語だと言った。
あれから、、、何年たっただろう？？？
「太陽の季節」「たが為に鐘は鳴る」「王様と私」「ローマの休日」
そして極めつけの名画「風と共に去りぬ」「お熱いのがお好き」「ウエストサイド物語」、、、等
、、、思い出せない美人たち
ジャックリーヌササール、、、イングリットバーグマン、、、グレースケリ―
オードリー ブリジットバルドー、、、そして、
マリリンモンロー
日本では、京マチ子、香川京子 久我美子、、、河内桃子、、、
高峰秀子、、、
友人の電話が「冬のソナタ」の話に集中しているときに
私の頭の中には淡雪の様に
若き日に観た映画のヒロインの笑顔が
雪の結晶の様に現れては微笑みながら、、、舞い降りてゆく。
真夜中の雪かきは、若き日の映画のシーンが
走馬灯のように回っては消えてゆく
どこの家んぽ窓にも、、、明かりは消えているが
映画のシーンの様に
雪あかりの家並みがひっそりと寝ている。
今日も、、、朝になってしまったけれど、、、
インスタントラーメンで体を温めて、、、
束の間の仮眠をしながら、
主人が起きてくる６時半まで、、、うとうとすることにしよう、、、
おやすみなさい、、、
