コロナウイルスによって 激しい波に襲われました
世の中が、、、船酔いで、、、波を避けられない人たちで、渦巻いています、
若者はあふれるエネルギーを、、、抑えきれなくて
荒海に波乗りに泳ぎ出しました。
あ、、、あ、、、、還っておいで、、、
波にのまれるよ~~~叫んでいますが声は怒涛にかき消されてゆきます。
5月の日差しは、、若者を誘います
5月の空は 若者の心を吸いこみます
5月の花は 満開の誘惑で 若者を香りに包んで抱きしめます
若者よ、、、
若者よ、、、
科学の波、、、宗教の波、、、心の波、、、
閉塞感が 若者の理性を奪う、、、!
抑えきれない津波が、、、やってきた。
若者の心の中は、、、誰かに救われたいと、耳をすます。
ノア、、、ノア、、、ノア、、、
天の声が、、、1人の若者の心に 響いた。
箱舟でよいから、、、
心を、、、乗せられる船をつくりなさい、、、
天の声が、、、ノアの胸に、、、ひかり、、、が差し込むように聞こえてきました。
。。。。。。。
。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。
ノアは黙々と、、、天の声に従いました。
無重力の空間の中での仕事のように、、、
ノアの筋肉は
はち切れそうな盛りあがり、、、
激務をしているのに、、、
心は、波の上を
すべる
トビウオのように、、、軽やかでした。
地球上の生きとし生きる心の仲間を
載せられる箱舟が出来上がりました。
うたた寝の、、、まどろみの中の、、、ノアの箱舟は
マスクを海に浮べたような、、、、おかしな形の船でした。
咲き始めた花を抱えた少女が、、、
ノアの箱舟にやってきました。
「箱舟の中で、、、昨日をばらまいて、、、
明日をつくれるの、、、私!、、、海では泳げないから、、、」
公園でブランコをしていたという、、、男の子が、、、
ノアの箱舟にやってきました。
「ブランコに乗って,、、思いっきり漕いでいたのに、、、何も見えなくなったんだよ、、、」
誰も居なくなってしまった、、、不安がこみ上げた男の子は
ノアの箱舟に走り寄って言いました。
「僕も船に乗せてよ、、、」
渚で、赤ちゃんと
ロープで結びあって海と戯れていた、、、
若いお母さんが、、
ノアの箱舟にやってきました。
波がだんだん大きくなって、、、立っていられなくなって、、
「この子だけが、、、泳げるのです」
ロープでつながれている、、、母の私は、、、
不安の波が大きくて
海では泳げそうにありません。、、、そのように言いたげな唇でした。
「船に乗せてくださ、、、ィ。」
、、、、、ノアは、黙って、眼で答えました。
子供の為に、この母親は、、、自分が泳げないからと言った。
神様は母親の本能に近い嘘は許してくれたのでしょう、、、。
今年卒業したばかりの、、、医師の卵が、ノアの箱舟にやってきました。
「国家試験が,、、どうなってしまったのか?、、、マイドクターの参考書の中に
フルンケル、、、カルブンケル、の治療法が出ていたんだ!。、、、
それだけは覚えてきたんで、役に立ちたい。
医師の免許はまだだけれど、、、
船の中に病人が出た時、、、
僕は手探りで治療にあたるから、、、」
ノアの箱舟が、、、ダイヤモンドプリンセスに、一瞬だけ変身しました。
「一人でも多くの医療を学んだスタッフが必要なんだよ、、、」
この時ばかりは、、、神の声でなくて、、、
手塚治虫の漫画の中の「ヒゲオヤジが、、、」
この若者の襟首をつかんで、、、ノアの箱舟の中に、、、
放り投げて載せました。
世の中は、、、甘くない ̄ ̄ ̄ ̄!!!
髭親父は、、、怒っています。
知識だけで、人が助けられると思ってるのか!、、、
知識なんぞは次達磨だ!!!
免許を取得してから、、、出直して来い!
髭親父は、船底の雑務室に
傲慢な学生上がりを、首根っこもって
放り投げました。
ムギュ、、、×○▽。。。。、、、(++!
確かに、、、
強化手の正しい知識は、本物の病人の前では役立たないのだった。
免許が要る
臨床経験が要る
ノアの箱舟の、、、船底でも、、、乗せてもらって、、、(^^
次に、、、トイレットペーパーを抱えて
顔が見えないほど、
パンを抱えた中年の叔母さんがやってきました。
「船の皆の使う物を持ってきたから、、、乗せて頂だい、、、」
ワタシ、働き者の、筋肉ウーマンよ
ノアは返事をするのをためらいました。
神様の声が聞こえました。
「両手の荷物は要りません,、、、叔母さんだけ、、、何も持たないで、乗りなさい、」
猫ちゃんはのせますよ~~~!
叔母さんは物を捨てられなくて、、、荷物を抱えたまま、、、帰っていってしまいました。
そのあとから、、、後から後から、、、ワンちゃんと一緒の御爺さんとお婆さん、、、
羊を連れた、、、獣医さん、、、
釣竿を持った漁師の親子、、、
めんどりを抱いたお百姓さん、、、
いつの間にか、、、ノアの箱舟は満員になりました。
、、、さ~~~さ~~舟を出すのかな???
みんな、
荒海の中で、、、
ぐるぐる回るかもしれないと、、、
タオル目隠しをはじめました。
「舟が出るぞ―――,、、出舟だ~~~」
目隠しをとらずに、乗っていてください!、、、
神様が言いました。
乗船した万人も、動物も、、、深い眠りに落ちました。
、、、陽が落ちて、、、朝日が昇り、、、又夜になり、、、揺れないノアの箱舟は、、、
どこに向かっていくのでしょう、、、
波が静かになって、、、人々は、、、もっと深い眠りに落ちました。
ワンコや、、、動物たちが、騒ぎ出しました。
コケコッコウ。。。コケっコッコウ、、、めんどりが朝を告げました。
おんどりはいません。
めんどりは鳴き続けています。
でも、、、誰も起きてきません、、、
めんどりは,、、鳴くのを辞めました。
いくら鳴いても、、、誰も起きてこないからです。
ポトン!音がしました。
めんどりが卵を産みました。
パッチン、、、パッチン、、、パッチン、、、
皆起きてきました。
ワレガチニ、、、卵の奪い合いになりました。
神様は号令を架けると
皆は、、、白河夜船の深い睡眠に落ちました。
めんどりも、、、卵を抱いたまま眠り始めました。
明日はきっと、、、朝日が昇ったら、、、神様の声で起こしてくれるでしょう。
ノアの箱舟は、
山のてっぺんで、動かない5月の日々を過ごしていました。
舟の中で眠っている、、
皆眠っている、、、
荒海だと思ったあの日はなんだったのだろうか?
山のてっぺんの、、、ノアの箱舟には、、、嵐の海は押し寄せてこなかったのだろうか?
皆、、、まだ寝ています。
私は、そ~~~と起きて、
船の舳先の
マスクのゴムひもを引っ張って、、、
マスクの船からおりました。
、、、コロナの嵐は、、、去ったようです。
真っ赤な朝焼けが、、、
遠い山の上に大きな、、、大きな、、、朝日を浮かべ始めました。
、、、陽が昇る、、、また、、、陽が昇る、、、信じてよかった!
私の心は、、、朝凪の海を見ていました。
山も、、、ノアの箱舟も、、、皆皆、、、夢だったのです。
hokkaidouno koronano syuusokuwo negatte ,,,yumewo mitanodesune
此処は、、、洞爺湖です。
ノアの箱舟だと思ったのは、、、
若き日に旅をした、、、
洞爺湖の中に浮かぶ、、、小島だったのですね!
確かに、、、
ここに乗っていれば、、、
安全かもしれませんね。
神様、、、転寝(うたたね)で
疲れた私を、、、
ノアの箱舟で、、
、洞爺湖の思い出の中に乗せて言ってくれて
ありがとう!、、、、、、、感謝!