晩秋の庭に、夏の名残の胡瓜が花をつけ、暖かさに実が生った。小指ほどの大きさで、陽射しを浴びている。枇杷葉も、西側のが2苞膨らんでいる。今年、初めてである。東側のは、選定したので5苞あり、毎年生る茂木枇杷は、幾つなのか数え切れない。
桃栗3年柿8年、枇杷は9年で生り亘る。柚子の大莫迦17年。古の人は、よく見ているものだ。最近の花木には、早生りが多いが、木が傷むのも事実。本来の年数で生った方が、木は長持ちするし、実付きもいい。
尤も、商品化をするのであれば、そうも言ってはいられないだろう。友人、知人の関係であるからそれで済む。本人の自己満足である。リエさんにも、サンタさんや、りささんにも、きっと迷惑でしかないのかもしれない。
唯一、無農薬を盾に、おいしいでしょう?と、言われたのではたまらないもの。まあ、我が家の以外に枇杷を買って食べてくれれば、もっとうれしい。いろんな品種と種類があるから、食べ比べてほしいのもある。
茂木、田中、房洲が一般的で赤枇杷、静岡の白枇杷は絶品。これらの品種を交配したのも出回っている。形も様々で、植えて比べるのも楽しい。我が家の周りは、枇杷葉だらけですが・・・。小さな苗まで入れると、30本ちかくあります。
夏の名残の月。夕方の宇宙にかかる様は、なんとも言い難く、その美しさに心を魅せられる。