早出の時には、銀河のお茶湯が凍っている。吐く息は白く、空気は重たい。白々とは明けているのに、地面から這い上がってくる寒さが、足元をとらまえる。思わず、身震いして大急ぎで室内に入る。袢纏を着込んで温かくしているのに。
既に月は下弦である。寒さも増してくるこの時期には、充分過ぎる用心がいる。路面凍結や思わぬ心の緩みが、事故を招く。風邪も、ウイルスが動き始めている。手洗い、嗽を忘れないで。自分自身で気をつけていきたいものです。
クリスマスの贈り物は、小さな子には絵本に決めている。以前には、図書券があったので、それを使っていた。金額も色々にできたが、最近は図書カードになってしまい、ちょっと面倒でもある。そこでもっぱら本を選んで贈る。
地方の田舎にいると、ちょっと出かけるのにも手間取る。加えて、人混みに酔ってしまう。私からの贈り物は、枇杷葉茶の花芽か、或いは薬草の類で、気の利いた雑貨はない。本当に出不精なのです。痩せていますが。
枇杷葉の花芽も、咲き終わったのもあって、既に小さな実を結んでいるのもある。また、咲いていないのや、満開のも見える。枝によっては日当たりが作用しているようだ。枇杷葉は寒い地方では結実しない。寒さは苦手なのだ。
昨年のや一昨年の苗が鉢植えで育つ。夏の陽射しのきらめきに、秋の穏やかな陽を受けて、すくすくと育っている。