枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

チャイコフスキー生誕日

2017年05月07日 | Weblog

 数百年前のこの日、チャイコフスキーは誕生した。奇しくも娘の誕生日でもある。高校出たての青春の頃、風と共に去りぬを、幼馴染と観賞し、次に観たのが、チャイコフスキーだった。冒頭のシーンは、真夜中の静まり返った広間で、ピアノを前に座っている。

 ピアノには、鍵が掛かっており、絢爛豪華な舞踏会の後の静けさだ。少年は、ピアノの鍵盤を蓋の上から正確に叩く。流れる曲は、ピアノ協奏曲。少年は青年に成長し、作曲への路を歩むが、資金面では、援助されなければ夢を追い続けていけない暮らしだ。

 歌姫、デジレ・アルトーとの恋に、青年は結婚を決意するが、相手は有名な歌姫、こちらは売れない作曲家。二人が出遭った場面に、流れていたのは、バレエ組曲の、くるみ割り人形の、花のワルツ。然し二人の恋に破局が訪れる。白鳥と黒鳥の見せ場である。

 オデットの王子への想いを、娘のオデェールに行かせて、婚約させる悪魔ロットバルト。嘆き哀しむオデットの真実を知った王子は、自分の命に換えてもいいと、悪魔に立ち向かう。このクライマックスで、繰り返し奏られる。場面は知らなくても、曲はよく聴くでしょう。

 白鳥の湖は、何度も舞台を観に行った。プリマドンナの演じる白鳥にこそ、違いはあれ、瀕死の白鳥も黒鳥も、マイヤ・プリセッカヤの踊りは、まさにそのものだった。白鳥は映画でしか観たことはないが、公演に来日しての、イノセントも素晴しかった。親日家です。

 作曲家で、一番好きなチャイコフスキーである。バレエ三大音楽と言われる、白鳥の湖、くるみ割り人形、眠れる森の美女。漫画のスワンも、夢中で読んだ。尤も、漫画での印象には、水野英子さんのが強烈だが。きっかけはなんでもよく、バレリーナを夢みていた。

 夢・願望には、自分ではなれそうもない事柄が多い。バレリーナには、資質・素質は元より、資金が無くてはなれない。加えて、練習に耐える思いは、比類に無いものだ。怪我もつきものだろうし、運もあるだろう。才能の天賦も補って余りあろう。努力も必要だろう。

 枇杷葉の袋掛けをやっと終える。つ・疲れた・・・。花芽が咲いている時には、心地好く佇んで居たが、これほどあるとは。

 

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