焼き芋の美味しい時期、注文していた芋が届く。今度の休みには作ろう。青空と焼き芋は合うが、曇りや雨には似合わない。すばるの探究心には感心するが、大きくなったことを考えていないので、つっかえる。高い場所にもすいすい上がる。
下りられなくなって、悲壮な声を出す。挙句に転落するが、そこは身が軽いので怪我はない。休日をすばるとの珍騒動で過ごし、今朝は天気になるかと期待するが、しとしとと雨である。まあ、仕事だし、洗濯物は諦めているし、快復を恃む。
最近、Aさん御夫婦、枇杷葉の生葉治療をされている。就寝時に、足の裏に枇杷葉を当てて眠るだけだが、調子が良いとのことだ。足裏は、第二の心臓でもあるので、老化の進み具合に影響する。朝起きると、葉が真っ黒になっているそうだ。
加えて、葉の表面が濡れているらしい。足裏の血行が良くなっているのが分る。これまで詰まっていた血管が、徐々に元のように戻っていき、本来の働きを始める。膝の調子にも無関係ではなく、足もすっと上がるそうだ。耳蛸で口酸っぱく言。
人間、切羽詰って来ないと、他人の云うことを実行できない。今までにも再三、歩けなくなるよ。と言うてきたことを、そうなってから遣っている。遅きに失しだが、しないよりは好い。手当ての方法にも依るが、自分で治そうとしないと効果はない。
枇杷葉は万能薬だが、治してくれるのを待っているだけでは駄目だ。自然への感謝の気持ちも元より、自然治癒能力を信じて、施行していかなければ、決して効果はない。医者に見放された方に由り効果が大きいのは、純粋な心でしょうね。
病を憎まず、置かれた境遇を責めず、援けてもらえることのありがたさを祈り、感謝するからこそだろう。自然に対する無には、仏の倫理が宿る。そういった心境には、中々なれるものでもない。偶然の一致であるかも知れず。然し、奇跡は起る。
朝日に溶けていく雪。春の雪は淡雪・小雪だ。午前中は、何とか残っていたのが、午後にはすっかり消えた。