枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷葉での自然療法

2021年08月04日 | Weblog
 体調維持への過ごし方にも、個人の遣り方や多彩な方法があることだろう。夏の基本は、梅雨があり長く暑いことだ。新暦では5月からが初夏で、梅雨明けと同時にかその前後で小暑となり大暑と続き真夏に入る。従ってその時期が気温の上昇と水も干上がることから、旧暦では水無月と呼ばれその間を夏と言う。

 旧暦の文月は、今年は8月8日からで学校では夏の長期休暇を設けている。夏の期間では、食欲減退や倦怠感も含まれ冷房の利いた場所で過ごすことが多い。個人差の体温や症状にも因ってだが、身体は冷やし過ぎないのが好い。特に肩や首筋、腰や足首には気を付けたい。冬場も同じだが頭寒足熱は重要なのです。

 この暑いのに!何を世迷っているのか!暑がりなのでたまらん!との非難が殺到だろう。然し、問題は気温だけではない、身体の汚物が原因だったり排泄の関係も少なくない。添加物や農薬に着色料が溢れている食べ物を摂れば、否応なしに毒は体内に留る。それらを取り除き浄化させてやらねば、改善は難しい。

 東洋医学は、自然の摂理を上手く使って人体への影響を最小限に留める働きがある。牧野博士の研究で、草花の名前が判りその用途にも感心が向けられた。枇杷葉は、あらゆる処方から最も優れた漢方で知られる。症状の多様性は無論のこと、外科的な処置にも効果を発揮する。大薬王樹・無痛扇・医者要らずとも。

 夏の身体への免疫や抗体にも大きな役割を果たすが、生葉を寒中に採って刻んだ物や花芽と種にも効果が見られる。旬の時期は植物には必ずあり、それを逃さず生かす方法を行いたい。枇杷の実は、梅雨時に出回るが種を捨てないことは必須条件。枇杷が好きだと言うが、種は平気で捨て効能に慌てふためく可笑しさ。

 夏分の暑気中りは勿論のこと、枇杷湯は汗疹を防ぎ気怠さも改善される。冷房を点けないと凌げない温度には無理もないが、身体への酷使は頂けない。室内では冬衣装と言う訳にはいかずだから、枇杷葉を使って手当やリンパ腺マッサージを施行して。大金を叩いたり、続かないことは更なる負担を強いることに。

 枇杷葉茶を毎日飲むことで、汗の出方が違って来ることに気づき不快感が無くなり、身体の火照りが消えます。室温が28℃でも凌げるようになり、寒い感覚も覚える。冷たい物も我慢できるように、咽喉が渇けば枇杷葉茶です。夏分は早朝か夜半に煎じておき、冷蔵庫での管理とします。飲用時に温めるか常温で。

 ひと夏をこれで過ごしたら、冬に向かう身体の基本が整ってきます。何が好いのかと言えば、血管が掃除されるので保温・保湿に美白です。湯温は41℃前後が良いようですが、其処は決めなくても好みです。長時間か短くかは自分でしましょう。塩で身体中を擦るのも、或いはリンパ腺マッサージ施行は大切かも。

 
 
コメント (2)
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