早春の季節を本格的な春へと待つ時候、陽当たり梅は綻び水仙の花が咲き川原の土にイタドリは眠る。扁桃腺を腫らす孫に、鍬を手に川縁に下りて根を掘り持ち帰る。水で洗い・すり鉢で擂る・少量の酢足し布当て咽喉へ。
イタドリは痛みを取ることからの植物名、地方によってはスカンポと云われる植物。子どもの頃には、水車にしたり塩を付け食していた物。薬草に用いるなら焼酎に漬け置き、少量を飲んだり患部に当て痛み和らげる働き。
庭の木通、枯れた枝に新芽の膨らみを見つつ居りて。晩春に縦横無尽に新芽が出るのを摘み湯がいて食す。天婦羅も、雪の下や蓬とのかき揚げにも旨い。初夏に赤紫の花が咲き、夏時小さな実をつけ秋に熟れれば食せます。
木通の皮は棄てず、焼酎に漬ければ風邪の引き初め予防になる。外出時の対策には嗽・小匙半分に湯150㏄で行い、手指消毒も可能で小まめな対応から防げる。耳鼻咽頭への効き目は無論、花粉症状へやんわり影響及ぼす。
枇杷葉は、諸々の症状を抑えたり免疫や抗体を維持し体調整える也。自然からの訓え過たずと、身体が察知する有難さに憂いなく感謝。自然治癒力だけでは直ぐに回復できないものの、急く必要は非ず摂理に抗わずとも。
運動もせず、外出は必要最低限としているが手作業等好いらしい。機械化された世間に逆行と、可能な限り試す。身体の柔軟性にはラジオ体操が最適なこと、特別な機械や施設は不要で個人的には満足している出不精。
節約・倹約の鉄則は、買わない・棄てない・工夫で活かすです。自然に還すことが必須条件、最後は堆肥にして土に戻すことと感謝の暮らし。