
今朝の上天気。雪も降らず、風もない小春日和に、眼が覚めて布団を広げる。訪れの予定もなく、出かける気もない。昨日は、結局帰宅したのは、夕方になったから、どっと疲れた。洗濯物もどうにか乾いてくれ安堵。室内に取り込んでもいいのだが、天日は有難い。
生活スタイルを旧暦にして、少しばかりの心のゆとりを感じている。為すが儘なら、胡瓜パパという駄洒落も出る。白枇杷と長崎茂木の剪定したのを、お茶にするべく切る。花芽だけはリエさんに送った。赤枇杷は普通に市場に出回るが、効果が30倍とあっては出ず。
タイガースの2013年、東京ドームのライブを観て、つくづくと感じたのは、お互いに歳を重ねて来たことだ。無論のこと、当時の面影がなくても、彼等は彼ら以外の何者でもない。2013年の個人的なことでは、仕事に嫌気が差して、辞めるかどうか悩んでいた時期だった。
コンサートのニュースは、風の便りに耳にしたが、経済状況もあって、とても行けるものではなかった。介護の仕事の勤務は激務で、自宅と勤務先との往復だけでも疲れてしまう。加えて、日々の課題は山積みだし、自分のことさえ分らなくなっていた。ジレンマでか。
あんなに必至になって修得した、介護福祉士の資格なのに、其処に書かれてあったことと、現場では差が大きく違う。人間関係でも、仲の良い者同士が内緒話する環境に、腹が立ってしょうがなかった。真剣に遣ればそれだけ、身体を酷使して、肩が上らなくなった。
辞めようと決意して上司に告げようとした時、あっと驚く事件が起きた。その為に同時に二人が辞め、言い出せないままになった。一人は前々から、収入面での不安からであったが、もう一人は、業務中にあってはならないことをしていた。目撃され、現行犯で去る。
自分の生活スタイルを変えたのも、この頃であった。無い物強請りは止め、現状に添った暮らしの中で、生かされていることに感謝する。これが、中々思うようには出来ないもので、不平不満に繋がる。でも、他人の金を騙し取ったり、殺人を行うのは更に惨めだ。
今、知人が贈ってくれたこのDVDを、観客は自分独りで観られることに、極上の幸せを感謝する。瞳みのるさんのロング・グッパイの後で、も読み終え、一人の人間としての彼を知り、高校生であった頃には、理解できる筈もなかったスターの想いに、僅かに触れて。
高校は、女子高であったので、人気最盛期のコンサートには、退学という手枷・足枷の規則が控えていた。ファンクラブ等以ての外。そうこうする内に、解散してしまった。個人的には、ファンクラブにも入ったこともなく、然し、心の隅っこでは、何時も想っていたのは確。
きっと今でなければ、何も分らず、何も視えてこなかったのだ。自分のしたいことや、これからへの暮らしの不安が付き纏っていたのだ。でも、自分のことを愛し、枇杷葉と共に暮らせることは、これ以上の贅沢は無い。両親の与えてくれた命を、大切にして逝かねば。
白枇杷の花芽。赤枇杷の長崎茂木よりは、ちょっと開花が遅い。旧暦の師走になったら、少しづつ開花していく。
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