枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

霧の向こうには?霜月・中潮

2024年12月03日 | Weblog

 霧の向こうの…このタイトルで、千と千尋を思いだす方はいるでしょうか。アニメは直ぐと浮かんでも、原作・作者には及ばないだろう。宮崎駿さんが何かの折にヒントを得て、あの物語となった。今朝も霧の深さから、思いだす。

 古典の作品の面白さには、表面だけではなく心に感知すれば奥の趣きが底知れないことに気づく。若い時には理解不能であっても、年齢を重ねて新鮮な発見にも繋がる。書籍の醍醐味は、読み手への千差万別の思いが幾通りにも。

 映画やアニメと原作の違いは無論あり、忠実に再現するには膨大な内容から敬遠される。時間のある時に読もうとしても無理が生じ、手近な映像になる。本離れ・活字敬遠の向きは止められず、買わないし図書館利用も減る傾向。

 個人的には、ネットもスマホ依存も関知してなく読書に勤しめる。認知症状への加速には、自分で考えることは愚か丸投げでは止まず。自らが気づけ、疑問を抱き可笑しいと思えねば流されてしまう。大量の情報、選択できぬ。

 田舎に棲んでいると、他人にも遭わぬし自分なりの工夫と過ごせる。身体への影響も少なく、風神・雨神・雷神も訪れに季節を訓えられる有難さ。夜毎宙の眺め、変化を観ては至福の時間を愉しめること月の満ち欠け大きく。

 庭の徘徊時に、時の移ろいを想い感じてにも気づけ覚れる。自然からの声に心を清ませば、何と多くの事象に繋がり亘るのだろうかと畏怖を忘れず。月日の経つこと止まらずにも、陽だまりの温かさ感謝する想いとなれり。

 自分なりの逝き方には、他人の援けとなり歓びが波動に転じてと祈りおく也。光芒は闇にて。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 薬草エキス各々・大潮 | トップ | 冬の朝・霜月・中潮 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「ねこ庭」からの空 (onecat01)
2024-12-03 11:58:13
 アナザン・スターさん。

 貴方の境地に達したいものです。

 たとえ小さな「ねこ庭」で、建て込んだ家々の屋根から、わずかの空しか見えないとしても、それでも神秘な空です。
返信する
ありがとう♡ (アナザン・スター)
2024-12-03 12:15:11
ねこ庭さん、宙には奥行きも闇にも、或いは晴れや曇りと様変わりしますね。
それを自分の思考にて愉しめることや、何気ない歓びに繋げていけること、感謝です。

不平不満を言うのや気温への愚痴は、それら凡て我が身に還りますよ。

エンジェルナンバーやシンクロニシティ、弥勒の数字が訓えてくれます。

何時も丁寧に読んで下さり、有難うございます。
返信する
Unknown (sr1007)
2024-12-03 15:15:57
anazann様
いつも感心します。
霧の向こうに〜だけでそんなにふかくいろんな言葉や情景が浮かぶこと。
私などは聞いて
あ〜そうそうです。最近はすぐにはあ〜そうそうもでてこなく
何かの拍子に気づいて一人笑うこと多しです。
田舎にお住いだろうが
外に出掛けないだろうが
関係ないんですよね。どこにいようがanazannさんだと思います。
いつか、そこに近づきたいです。有難うございます。
返信する
天衣無縫 (アナザン・スター)
2024-12-03 15:58:52
sr1007さん、わたくしは宇宙人と云われるが所以です。
或いは、天女かもしれない。

想像力の塊でして、他人さまを笑わせ、困らせての所業です。
嘘も方便ですが、相手を貶めたり苦しめることは致しません。

時代劇を観ながら・松ケン、刀の使い方、殺陣の息の合った流れ等、これが実際には・・・
お芝居だと判っているからです。
自害や切腹、出来ませんです。

あの頃の自分への戒めです。
どんなことからも、学べるものですね。
さすれば生きてこそでしょう。

今夕は三日月ですが、曇って来ています。
夜間の宙、来たにM・カシオペア座、東にはオリオン座や牡牛座に昴と木星も。

明るくても、木星は必ず観えますよ。
いつもありがとうございます。
返信する
なかなか無いような非日常・・・ (fumiel-shima)
2024-12-03 17:52:11
今日ブログ友の記事に岐阜県の中津川市にある夕森渓谷の「竜神野滝」の伝説と共に定光寺駅が「鬼太郎誕生秘話、ゲゲゲの謎」というアニメに登場し一気に有名になった・・という記事がありました。

その信憑性のようなものはともかく、昔からの言い伝えや伝説などが語り継がれる・・そして長く伝承するというのもいいものですよね。
返信する
素敵ね♡ (アナザン・スター)
2024-12-03 18:27:42
fumiel-shimaさん、御伽草子の幾通りものバージョンは、内容が似通っていて気づけます。

中には、余りにもお粗末な展開に唖然となることも。
粗筋や伏線がしっかりしていると、読み応えがありますね。
輝夜姫の噺、一番のお気に入りはコミックの月の子。
漫画家は清水玲子さん。
最近は、雑誌の類は見ていませんし、買うにも本屋がないので・・・

本箱にぎっしりで、鯛もいず、靴が余っています。
山賊稼業もいいかもしれません。

枇杷葉の花は確認できましたか?
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事