大賀蓮その2
300ミリ望遠で何とか撮れる花を探して色々と撮る。
水面の反射、暗いバックとのコントラストの強い情景の中に花を浮かび上がらせる。
右の写真はファンタジックフォーカス処理。
ふんわりと柔らかい雰囲気が心地よい。
開き始めた花と蕾を、生い茂る葉の間に見つけた。
花にスポットライト的に日が当たり、立体感が出た。
垂直に飛び出した花と蕾。
花は綺麗だが、硬い感じで今一情緒に乏しい。
バックに噴水を取り入れて見たが、水滴が少なく面白みに欠けたようだ。
写真に動感を与えようと噴水をぼかして入れて見たが、これもあまり良い出来とは言えなかった。
蓮の実と花、開花の状態で一番良い状態の花だ。
右の写真は、ファンタジックフォーカス処理。
蓮の花は一日で一気に咲くのではなく、毎日少しづつ開いては閉じ、開いては閉じしながら数日かけて満開になる。
開花は午前中で、午後遅くにはしぼみ始めると云われている。
二輪の花を取り込んだ。
奥行き感が出ればと思ったが、ピントが合いすぎてあまり遠近感が感じられない。
左の蓮の種と右側の花軸の直線が邪魔で、無いとすっきりした写真になったと思う。
撮影する時に何とか写り込まないような工夫が必要だ。
花と蕾のコラボ?
蕾、開き始めた花、満開の花の三世代と直線的な蕾の花軸と開いた曲線的花の組合わせが面白い。
全くの逆光線に輝く蓮の花。
白い花に露出を合わせ、周囲を暗く落として白い花を際立たたせる。
この場合オートで撮影すると全体的に明るくなり、白い花は白飛びして真っ白になり花の美しさが出なくなってしまう。
この写真も上の写真と撮影の仕方は同じ。
周囲をやや暗く加工して見たもの。
白い花が強調されていい雰囲気の写真になった。
この写真も露出はやや暗めにし、水面を暗く落とす。
バックの岩と蓮の花でバランスを取り、構図を安定させている。
同じような花だが盛りを過ぎた花のようだ。
露出は花に合わせて、バックをやや暗く落とす事で花の美しさを強調している。
同じ写真のファンタジックフォーカス仕上げ。
一寸暗すぎの感じだが、ふんわりとした感じが見た目に和やかさを感じる。
この日は、300ミリ望遠しかなかったがそれに見合う花を見つけて撮影したが、出来れば色々な焦点距離のレンズが欲しかった。
花の撮影は如何にその花を確りと見せるのかと云う事が大切な要素になる。
レンズ選びもさることながら、不要なものは出来るだけ画面から排除する事が基本になるので、確りとその辺を見極めながら撮影したいものだ。