同じ風景でも撮り方いろいろ
キャノンパワーショット G10 28ミリ相当
同じ場所、同じ被写体でも撮り方は人によって色々と違います。縦位置か横位置かの違いだけでも表現内容が違ってきます。
前回は横位置でしたがこの写真は縦位置です。手前にベンチを置いたのは遠近感を出すためのものと、画面のバランスをを整えるためのものです。
キャノンパワーショット G10 28ミリ相当
手前にもみじの木を大胆に取り込み、遠近感は勿論、画面に重量感を与え、木の幹の曲線がこの画面に視覚的動感を与えています。この写真はもみじの幹が主役になっています。
キャノンパワーショット G10 28ミリ相当
この広場の右側に遊歩道が続きます。空が広く逆光気味になります。
露出は当然のことながらプラス側に補正します。
キャノンパワーショット G10 28ミリ相当
今度は同じ被写体にだんだんと近寄ってみます。この写真は一番遠景です。
キャノンパワーショット G10 140ミリ相当
この写真は被写体に近寄りながら、望遠レンズで撮影しています。望遠レンズを使うことで、バックの紅葉を手前に引き付けています。
キャノンパワーショットG10 35ミリ相当
最も近寄って竹で編んだドームの中に入りました。黄葉した萩の葉が印象的に扱われています。ドームの線が放射線状になって遠近感を強調しています。
キャノンパワーショット G10 28ミリ相当
ドームの中からドームの入り口に向かって、撮影しました。ドーム越しの紅葉がきれいです。
このように同じ被写体でも距離、レンズ、アングルの違いで全く印象の違う写真になります。ここぞと思った被写体を見つけたならば、色々と何枚か条件を変えて撮影することで、良い作品を作り出すことが出来るコツではないでしょうか。