通行手形のコレクション
通行手形は観光地のお土産売り場に置かれている定番のお土産だ。
私は旅行するたびにこの通行手形を買い求めてきた。
観光地によって形、色、絵、文言、大きさが違って面白く、旅行の記念として集めてきた。
交通手形は、江戸時代に旅行をする人たちが藩の手形を発行する係から申請して交付されるものだったらしい。
手形は写真のような木製のものではなく文書になっていたようだ。
手形は、現在のパスポートのような物で、特に女性の旅行は厳しく、必ず通行手形を必要とした。
男性は特に手形は必要ではなかったようだが、関所であらぬ疑いをかけられないように手形を持参する者もいたそうだ。
箱根の関所では、入り鉄砲に出女と云って厳しく身元を調べられた。
特に女性は、出女と云って江戸幕府の情報が他藩に持ち出されることを警戒し、箱根の関所では、女性は全裸にされて調べられたと云われている。
入り鉄砲は、江戸に鉄砲などの武器が持ち込まれないように警戒したようだ。