花の撮り方色々
写真には縦位置、横位置の二通りの写し方がある。
横位置は広がり、縦位置は奥行きの表現に用いられる。
この写真は花の位置をセンターからやや外し、左側の情景をより多く取り込んでいる。
左側の蓮の実は無い方がすっきりする。
同じ花を縦位置で花をセンターよりやや下に下げ、奥行きを表現している。
花をセンターに置くのは日の丸構図と云ってあまり歓迎されないので、出来ればセンターを外すのが良いと云われている。
横位置で広がりを出しながら噴水の斜線を生かして画面に動感を与えている。
手前と奥に花を配し、奥行き感を出しながら噴水の斜線で動感を出している。
超望遠撮影だがこの写真も縦位置で奥行き感を出している。
手前に大きく花をぼかすことで、圧縮描写で遠近感が無くなる超望遠撮影に奥行き感を持たせている。
花が大きく表現され迫力が出た。
散り始めた花を表現するために、散り落ちた花びらを写し込むことで、散り始めた花を表現してみた。
花だけではまだ散り始めかどうか良く分からないが、散り落ちた花を写し込むことで散り始めたという動感を表現することが出来る。