旧国立駅舎復元
JR国立駅が改装される時、旧国立駅舎を残し再現する事が市民の要求で決まっており、令和2年4月国立駅南口に再現された。
新コロナの影響もあり、外出は全くしなかったがどうしても外せない所用があり、国立駅に久しぶりに立ち寄った。
この復元された駅舎は実際には使用されず、展示室や休息所として使用されることになった。
昔懐かしい風景だ。
老骨が昭和19~20年と国立の中学校に通学していた時の様子が瞼に浮かぶ。
当時の国立駅前。
駅舎の真ん前、現在のロータリーは大きな鳥籠ケージになっていて、中には鳥が飼われていた。
通学の行き帰りにケージの前に立ち寄って良く鳥たちを眺めたものだ。
写真右上の所の線路下は土手になっていて、その土手の下に防空壕が掘られていた。
昭和20年頃のはB29の襲来が激しくなり、通学途中でこの防空壕にはよくお世話になった。
当時は学園都市として街作りが行われ、主に学校と、住宅、一部商店と云った構想で、娯楽施設等は一切なかった。
このように思い出深い旧国立駅舎が復元されたことは誠に喜ばしい事だ。
現国立駅南口を出た所に旧駅舎が独立した形で復元された。
駅舎の裏側に当たる所には改札口が再現されている。
改札を抜けると切符売り場のある駅正面の広場になっている。写真左側が改札口、右側が正面入り口。
今は憩いの広場になっている。
左側の扉の外が憩いの広場、写真正面入り口を入ると切符売り場の内部事務室になる。
駅舎の建築構造のミニチュアが置かれている。
切符売り場事務室。
格子窓が多分切符を発行していた窓口なのだろう。
事務室は今は土産物売り場になっていた。