小さな訪問者
オリンピックは連日ゴールドラッシュ?に沸いている。
老骨もテレビに釘付け。
侍Japanの緒戦でのサヨナラ勝ちにはプロ野球ファンとしては大感激。
柔道の試合は凄かった。
阿部一二三、詩、兄妹の金メダルの快挙。
目を離せない状況が続いている。
そんな中、東京のコロナ感染者はついに3865人と急拡大。
先行きの不安は高まるばかり。
外出を自粛し、庭の景色を眺める毎日。
そんな昨日の朝、軒先に下げた簾にアブラセミが止まっていた。
例年夏になると朝簾にセミが止まっている事が時々ある。
その殆どが我が家の庭で孵化したセミたちだ。
庭の柿の木やモミジの木などにセミの抜け殻が無数についている。
庭にはセミのはい出た穴がやはり無数に空いているのだが、今年はその数が数えるほどしかない。
今年孵化するセミたちは地中生活7~8年を経て地上に出てくる。
10年程前から我が家近辺の雑木林が宅地化され、雑木林は全く無くなってしまった。
以前はうるさいほどのセミの鳴き声だったが、今は全く聞く事が出来ない。
セミたちの生息する場所が無くなり、十年後の今年、我が家の庭のセミたちにも異変が起きているのだろう。
簾に止まるセミは何時も雌に限るのが不思議。
セミだけではない。
鳥たちもいなくなった。
雀は15年程前から全く見られなくなってしまった。
それまでは毎朝向かいの家の屋根に十羽位が止まっていたものだ。
餌付けをして楽しんでいたメジロは全くいなくなり、シジュウカラも今年は殆ど姿を見せなくなってしまった。
自然破壊と云うか身近な所の緑が無くなることで、小鳥や昆虫たちの居住区が無くなってしまっているのだろう。
誠に残念な事だ。
地球温暖化が進み、世界各地で天候不順による災害が絶えない。
人類が生活の利便性を追求する事によって自然破壊が進む。
人類自らが人類の滅亡に向かって動いているとしか思えないと、そんな危惧を覚える今日この頃だ。
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