某編集部の忘年会で菓子の引き換え券が当たり、その前の年は
みりんが1本当たっただけだから、大金星である。
京都の洋菓子屋「ミディ・アプレミディ」のフロール。
ひどい時は1年待ちぐらいで今は先月予約しての今月。
以前、会議の席で差し入れで食べた時は、美味しくて
こんな上品なロールがあるのかと思った。
雪のちらつく中、行ったのに、
「お渡しは1時からなんです」と病院の窓口みたいなことを言う。
そこに申し訳ないという響きはない。寒い中来て頂いてという
しかるべき態度があると思う。寒いので中でお待ちになりますか…
とにこやかに応対するとか、それなりのやり方があろう。
ええ…私、それぐらいのことでムカッときます。
気分悪い中、昼食に時間をつぶし、腹を立てる私をレコード屋に残し、
連れが取りに行く。
ああ、京都だから公家出身かもしれんな。
だから下層階級には頭を下げない・・・。
1本ずつセロファンで包装、丁寧にリボンが施された上品な
ロールケーキ。
フロールは@¥2940
玉子がいっぱい使ってあるらしいカステラ地。香りがいい。
クリームは口どけがよろしい。軽いけど、軽いだけじゃない。
ネットを見てたら、ホワイトチョコが使われているともあった。
家人は「同じ値段なら、伊達巻の方がいいわ」と言った。
リアリストだなぁ。
「ミディ・アプレミディ」 中京区三条東洞院