とべ!パタタン
作: かがい みえこ
絵: こむら まゆみ
出版社:goodbook http:/goodbook.jp
毎日 新刊が平均200冊出版されるそうです。
この事実を知ったのは、私が初めて本を出版した時でした。実際、私の本を並べてくれた書店は地元福岡2店と生まれ故郷の熊本市の書店。そして東京、名古屋、大阪福岡など、出版社直営店のみ。殆どアマゾンや、楽天など、ネット書店での注文でした。(注文受注報告書が作者に送られてきます)ネットの出現で、最初にネットでヒットし、次に慌てて?書店が発注し、本が書店に並ぶという時代になりました。
今日は、私が初めてネットで注文し、購入した絵本を紹介します。
まず、柔らかな色彩の絵に惹かれました。
私の世代には、何処か懐かしいムーミンを思わせる『パタタン』
パラパラとページを捲ってみて、これは、きっと子供は勿論、大人も楽しめる童話だわ・・・と『予感』しました。
一人ぼっちで生まれたパタタン。
パパもママも知らないパタタン。
そんなパタタンは、自分の両親は、どんな人?
僕はいつも、ひとりぼっち・・・と、自分の孤独感、寂しさを にれの木に語りかけます。
にれの木は、そんなパタタンを温かく包こみます。
自然の力には癒されるのです。
疲れた現代人も。
いつも何かに追われていて、しっかりと子供の語りかけを聞いてあげられないパパもママも。
この絵本の導入部分を読んで、「はっ!」とする子育て中の親子さんも多いのでは?と思います。
そんなパタタンは、怪我をした「つばめ のツンツン」と出会います。この時も、ツンツンの怪我を治してくれたのは、にれの木・・・すなわち自然の力です。
その後、パタタンは、困難に直面するのですが、お友達思いのツンツンが必死で助け出そうとします。
周囲に居た動物達も、パタタンの歌声に慰められ・・・。
「もう、走れないよ・・・」
と、諦めかけたパタタンを逆に励ます大きな声となり、力となるのです。一番、感動する場面です。
みんなの声援って、凄い・・・。
マラソンランナーは孤独でも、沿道から聞こえてくる声援で走り続けることができるのかも・・・。
そんな事を思いながら読み進めました。
ちょっと、内容を書きすぎてしまったかもしれませんね。
自分の日常と向き合わせる力を持った絵本です。
お子様がいらっしゃる方は、是非、ママの声で読み聞かせてほしいです。
すでにお子さんは成長していても・・・。
大人も忘れかけていた何かを きっと思い起こさせてくれることでしょう。
是非、手にとってご覧下さいね。
作者の かがいみえこ様、 温かな絵を描いていらっしゃる こむらまゆみ様、そしてgoodbook出版事務局の皆様、素敵なプレゼントをこの世に送り出して下さって、ありがとうございました
すず
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