日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

魔法の電話

2011-03-08 01:22:05 | とある街のとあるスーパー

  私が小学生の頃、週末にデパートへ行くことは、特別な行事だった。

屋上にはメリーゴーランド☆がある。

着せ替え人形のように 扱われることは嫌だったが、「デパートへ行くよ」と聞けば、お出かけ気分になったものだ。

 5歳になると、毎週、ヤマハオルガン教室に近所の幼馴染3人と親達と共に通っていたので、当然 グループレッスン後はデパートに立ち寄ることになる。

親たちが食料品を選んでいるあいだ、私達3人は、ベンチに腰掛けて、ソフトクリームを食べながら、お喋り。

年長の女の子3人。 一年後には、小学校1年生の3人。

それでも危険を感じたことはなかったし、親達も、「誘拐される」なんて、思ってもいなかっただろう。

子供たちだけで公園で遊ぼうが、デパートにいようが、安全な世の中だったということだ。少なくとも、今よりはずっと!

 熊本で起こった事件には心が痛む。社会福祉学科の学生だと聴き、余計に唖然となった。「人のためになる仕事をしたい」と言っていたらしいが、それが、どうして、このような事件を起こすことになるのか。人の命を何だと思っているのか。身体中が凍りつく。

 話を元に戻し…デパート!

私が小学校6年生の冬、従妹と叔母が遊びに来た。 一緒に出かけた場所は、あの・・・憧れのデパート、そごう! (おさむちゃん店長、懐かしいでしょ? もしかしたら、さくらで出逢う以前に、そごう ですれ違っていたかもね

当時は、「S O G O そごう へ 行こう~♪ 」と皆が口ずさんでいた。

「素晴らしい~ Y M C A 」 …のようにね♪

私達は、ごくごく自然に 「子供3人組」 と 「大人の二人」に分かれて行動していた。いや、店内を見て回っていたのだ。

だって、大人がみたいもの、子供がみたいものって、異なる。

私達3人、小6、小3、小1は、当時、流行していた(今もかな?) Hello, Kitty や キキララ、つまりはファンシーショップを見ていた。

そのとき、店内放送が流れた…

「迷子のお子さん… 北九州市、どこどこから お越しの 鈴木すず子さま、お母さまがお待ちです。サービスカウンターまで・・・」

私は、その時、思った

迷子・・・? 小6の私が・・・?

親達も、機転が利かないなぁ。

週末の行先って、そごう くらいなんだよ。 どんだけ同級生がきているか、分からないのに。模試、誰かに聞かれていたら、学校へ行って、笑いものじゃ~ 

「6年生が迷子になったん?」って。

ど~せなら、名古屋からきてる、従妹の名前で呼び出せばいいものを・・・この土地で従妹を知っている人は、誰もいないんだからっ。

アホだなぁ…大人のくせに。 (言葉は悪いけれど、当時の私は、心の中で、そう思った、ほんとうに)

サービスカウンターに到着し、「なんで私の名前なんねぇ~?」と母に文句を言うと、

いいやないね! 3人の中では、すずが一番大きいんだから」

と、まだ、分かっていない。 

大きいからこそ、迷子で呼び出されるのは 超恥ずかしい!!!という 心境を…。

歳をとって、大人になれば、繊細さも消え失せて こんな風に ずうずうしくなるのだろう、、、と生意気にも12歳で悟ってしまっていた・・・

あ~こんなに早く、大人にならなくてもいいのになー、私・・・って。

女の子って12歳にもなると、結構、周囲を見る目も冷めてくる。 かえって さくらで働いていた頃の方が 私って熱かったくらいだわ・・・キャハハッ 

 あれから何年も経過し、「ちびまるこちゃん」の放送が始まった。

妹と二人でみていた私は、あまりにも驚き、一瞬、言葉を失った

デパートで迷子になった まるこ。 お姉ちゃんの名前を告げたのだ。学校へ行った姉は、「6年生が迷子になるなんてさ~」と男子にからかわれることになる・・・・

似ている! まるこ&姉の関係は、私達姉妹の関係と そっくり~で。妹の結婚式で行ったグァムでは現地ガイドさんから、「ちびまるこの お姉さん」と呼びかけられた。 「はぁ・・・わたしが姉って分かるんですねぇ

 

更に…更に! ときは流れ~~~トキは平成。

現在小学校2年生の甥っ子、ゆうちゃんから聴いた話だが・・・。

ゆうちゃんと両親、つまりは私の妹と旦那の3人で、家電を見に電気店へ出かけたときのこと。

ゆうちゃんの 「両親が迷子」になったらしいのだ。

仕方なく、甥っ子は、迷子になった両親を店内放送で、呼び出して貰うことにしたらしい。

そこで、サービスカウンターへ向かった。

すみません! ボクのパパとママは、迷子になりました。 野下 武雄と タケコといいます」

これを聞いた店員さん。

さぞかし、可笑しかったことだろう。

「迷子のご両親のお呼び出しです。 京都府からお越しの・・・」ってさぁ。

実際には、放送される前に妹が 駆け付け、止めたらしいんだけど。

傑作じゃ~~~

 

28年後・・・ひよこ町のひよこスーパー:魔法の電話

 

では、昨日の童話の続きです 上記をクリック

 

すず

 

Comments (6)
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空飛ぶ手紙!?

2011-03-08 00:56:01 | Weblog

 私は手紙を書くことが子供の頃から大好き☆だった♪

小学校低学年の頃は、従妹や 当時、独身だった叔母に せっせと手紙を書いたものだ。

切手を貼って、赤いポストに背伸びをして投函♪ 

返事をまちあびて、自宅のポストを覗くのも、また、楽しかった~

 これが中学校になると同級生と「交換日記」

ほぼ、入学と同時に、私が転校するまで続いたっけ。

その後は、文通。。。そして、いつしか、英字新聞で見つけた海外の人と文通するようになり~

「ストン!」 と自宅のポストに郵便屋さんが手紙を入れる音。

どきどきしながら、手紙を取りだすと、何とも言えない、土の匂い(最初の子は米国のオハイオ州に住んでいた。次がニューヨーク、そして、シンガポール)

海外の香りまで運んでくれるエアメール。

その時の感動☆といったら、忘れられない。

シンガポールの切手は 南国の花や鳥をデザインしたものが多く、カラフルで綺麗だった。

当時は中森明菜が流行っていたらしく、雑誌の切り抜きを同封すると、とても喜んでいたっけ。

 

 毎日、毎日、学校から帰っては、「手紙、きて無かった?」 と聞く私に、祖母は言ったものだ。

「もし、届いていたら、すずちゃんの机の上に置いておくよ~」 

こんな私に、ある日、祖父は 「ラジオで聴いた話だけどね・・・」と前置きしながら私に言った。

まるで、内緒話をするかのように・・・☆

 「将来はね、郵便屋さんも、いらなくなるらしい」

郵便屋さんがいらない…? それって、どういうことだろう?

 「ポストにわざわざ手紙を配達して届ける必要がなくなるという話だった。 なんでも、手紙を相手の自宅に直接届ける機械が発明されるらしい!!!」

 戦後、洗濯機に冷蔵庫、テレビ…と、あらゆる家電商品が続々登場し、もうある程度、行きついた~と思っていたが、まだまだ、何か凄いものが現れるらしかよ~と喜ぶおじいちゃんに、

まっ…まさかぁ。 そんな、ここにある手紙を 一体、どぎゃんして、相手の家に届けるっちいうと~?」

と多国語が得意?な 私と じいちゃんは二人でしばらく話し合った。

そんな夢のようなことが・・・現実になるとしても、多分、私が生きている間に 実用化されないと思うよ!」

それも・・・そうや・・・。いや、すずちゃんが生きている間には、手紙も、ここから、外国へでも、3分くらい待ったら、空を飛んで届けられるようになるかもしれんよ~」

3分か・・・カップラーメンだなぁ。 いや、少なくも海外なら10分はかかりそうだけど・・・?」

 そして・・・80年代に、こ~んな 夢のようなことが・・・生きてる間に実用化されるかねぇ・・・と言っていた私達二人の予想を裏切るかのように、登場した ファックス! という機械。

 これも、いまでは、メールに添付して送信♪♪ の方が簡単だしねぇ。

驚くほどの物ではなくなっちゃっている。

でも、昭和の終わりは、まだ、こんな会話だったのだよ。

 

 小学生の頃の私もまた、当時は もうすでに、 「当たり前!!」 となっていた 黒電話の不思議さを考える子供だった。

みんな、当たり前のように 電話をかけて喋っているが、一体、どういうしくみなんやろ~不思議よねぇ。。。って。

そのわりに、エジソンみたいに偉くなれなかったのは、何故かしらん?

 小学校4年生の時の担任の先生の目にとまり、学級通信に掲載して頂いた、童話を紹介するね♪♪

ここでも、やっぱり、というか、やはり・・・というか。 主人公は 鳥! (私が描く童話の主人公は、ほぼ、動物たちだったのだ)

 

ひよこ町の ひよこスーパー(童話)その1:おしゃべり電話 (クリック)

 

ただ、これは、以前のブログにアップしたものなので、4年前からの読者さまは、御存知ですわっ♪

では、また~

すず

Comments (3)
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