読み終えてから、すでに一週間くらい経過してしまったのでは…Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
音楽に惚けていました!
今年の漢字は『金』でしたね。
オリンピックの年は「金」が多いから、金かもね~ 自分にとっての今年の漢字は、読書の「読」と、楽器演奏の「奏」或いは「音」かなぁ~と言っていたら、なんと、「音」も上位に食い込んだとか。 コロナ禍でおうち時間が増え、ウクレレを始める私のような人が多かったのかもしれません…???
さて、本題。 まず、鎖国ですが、家康は経済重視の人だったので、あとから歴史家がつけた「鎖国」すなわち国交を結ばない、貿易をしない状態を望んでいたわけではないんですよねぇ。ただ、家康の時代はスペインが領土拡大を狙って布教してい大航海時代。現在、NHK大河で放送中の幕末同様、日本という国の存亡が一歩誤れば… という中、幕府の方針としては、特にカトリックの布教を日本で認めない、ということ。
江戸文化。 能と歌舞伎の謎。 今の日本では、どちらが人気があるかといえば、歌舞伎ですよね。歌舞伎役者の名前は海老蔵さんとか顔も名前も出てきても、能役者さんとなると…❓ 誰一人、知らないのが現状です。少なくとも私は…。 しかし、江戸時代は能の方が人気があったそうです。 秀吉は天皇の前で下手な能を披露したらしいですが、今川家で公家の文化や教養を身に着けていた家康からみれば、笑えるようなものだったらしい…です… なんだか私の楽器演奏のようですけど…
何はともあれ、歌舞伎は自分の顔で表情を作り、演じなければならず、かなりハードルが高い一方、能はお面を顔につけて演じるため、自分で表情を作る必要がなく、「被り物で演じることができる能」は、親しみやすかったようです。歌舞伎は見るもの、能は自分で演じられるもの~井沢さんの例えが分かりやすく、「カラオケのようなもの」と思えば良いとか! 驚くのはここからで、江戸の庶民は能の演目を実際に見る機会は無くても、詠うことが出来たそうです。平家物語も琵琶法師の歌で覚えたように…♪ 英語も歌なら覚えやすいですからね(^_-)-☆
この13巻で最も重要なポイントは、犬公方さまは、バカ殿ではなかった!ということ。慶喜は 「逃げた」だけの「ずるい将軍」ではなかった!
詳しく書きたいのですが、時間がなくて…
以前、社会福祉士の通信で勉強していた時、日本の福祉の基礎を作った最初の人は、綱吉だと知りました。ちょうど今の大河で渋沢栄一が福祉にも力を入れていますが、それより先は、犬公方様だったのです。 生類憐みの令は、いってみれば、動物愛護ですよ、現代の。 「お🐶様がお通りじゃ~」とか、なんとか、ああいった類のものは、恐らく、後の世の人が面白可笑しく喋っていたものが残っているだけで、実話ではないものが多いのではないかと。
似たような例は古代ローマにもありました。親殺しの悪名高きネロ皇帝…と呼ばれていますが、実際には大地震など災害時には機敏に行動し、あっという間にテントを用意、公共の場を市被災者に提供~と、出来る皇帝だったんですから。
日本の武士たちだって、親兄弟で殺し合うこともあったじゃん。でも、源頼朝にしろ、織田信長にしろ、独眼竜政宗も人気よね。そうせざるを得ない理由があったから…そういう時代だったから… 現代を基準に、あ~だ、こ~だと、後の世の人が言っても…。
犬公方様、綱吉は、政治家として聖徳太子以上の名君であった! と井沢さんは言い切っていますが、私も社会福祉士で福祉の通史を学んだ時から、「綱吉の評価はヘンだ」と思っていたので、すんなり納得です。
何故、綱吉が生類憐みの令を出さねばならなかったか?といえば、綱吉以前は、
「奉公人が少しでも悪さをすれば、切り捨てる、逃亡すれば、探し出し、刀の試し物にした。途中、略。それが近年は悪事を働くものがおらぬのか、主人が慈悲深くなったのか、とんとなくなってしまったとよ」(345ページ)
生類憐みの令は、もとはと言えば、🐶🐈というよりは、奉公人をむやみやたらと切り捨てるな。(本当に刀で…ね)というものだったようですね。
そんな綱吉の時代にですよ! あの忠臣蔵が起こった訳です‼ 慈悲深いのが当たり前という「意識改革を成し遂げた将軍様の時代に!」です。 これが、どんなに恐ろしいことか、今なら分かります。 元々、忠臣蔵には世間の人気とは逆に批判的な私ですが…
これについては、次の14巻で、井沢さんが詳しく解説される予定だとか! 楽しみです。
私は要点のみ述べ、さささ~~~と書きましたが、詳しくは井沢さんの本を御読み下さいませ。 誤字脱字お許しを~ 夕食へ~