何やらグロテスクな顔(?)ばかりで申し訳ありません。
“らしい”文字を続けます。
悲喜交々(こもごも)といいますが、先週「悲」をやりましたので、
今週は、「喜」による“ハ行”の笑いを描いてみました。
ほかに、下の2字は「喜」と親戚関係にある「笑」の、
微妙なニュアンスの字にチャレンジしたものです。
「悲」と同様に、「喜」の字も顔の表情を出しやすい字形です。
主に上の“士”と下の“口”を使うことになります。
中でも“ハ”や“ホ”は書きやすい方ですが、
“フ”は手鏡に自分の顔を映しての作業となりました。
(ちょっと紅を引きすぎたみたいで 恥ずかしい!)
“ヒ”や“ヘ”は「喜」という字に馴染まないかもしれません。
でもまあ、こんな笑いをする輩もいないわけではない、ということでご容赦を。
「笑」の字は主に上の“竹”での表現となります。
ハナ、クチ、アゴを纏めた下の“夭”はあまり強く書き込まないで、
“ソオ~ット”であります。
“下心のある笑い”の字は、
フェルメールの“ワイングラスを持つ娘”という絵画作品に出ている、
ワインを娘に勧める助平ごころ満々の男の表情からヒントをもらいました。
この絵での黒目の位置はもうちょっと中ほどにありますが、
フェルメールもそんな絵を描いています。
“照れ笑い”・・・、泣き笑いの違いはどうか?などとは問わないで下さい。
傘寿を過ぎた翁が何をやっているのかとお笑いあれ!
先週に続き朝から笑いを有難う御座います。
なんだかこの発想は色々な字に広がりそうですね。
私は性格が悪いんでしょうか「ひーひっひ」が皮肉な笑いで秀逸だと思いました。
これからどんな文字を見せてもらえるか楽しみです。